<モテニッキ・5>
黒背景をやめた。
アニメ・漫画などの非モテ系コンテンツを全て隔離した。
可愛い顔文字の飾りもつけた。
ダウナー気取りで自虐もしてみた。
国家レベルのクラッカー対策も施した。
なのに未だに「貴男好みに調教してくださいッ」メールが1通も来ない。
おかしい。
絶対におかしい。
こんなことが起こっていいわけがない。
こんなことが許されていい筈がない。
こうなったら禁断のあの裏技を使うしかない。透明色の凄い奴、もはや使わざるを得ない。
というわけで、僕の熱くたぎる渇望をトップ下に万遍なく埋め込んだ。
すなわち、圧倒的な力をもってして、無意識下に働きかける。
これで女の子達の禁断のインモラル・ハートを軽々とゲッチュウだ。
これぞパーフェクト。まさにエクセレント。
今度こそ僕はモテモテだ。やー困ったなあどうしようイッヒョヒョヒョヒョ
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