【MUSIC?】
NO-FUTURE様の『G企画』を知った時
すぐ参加したいナァと思った。
でも、只単に好きなアーティスト10選やるだけじゃ、完全自己満足の誰も分からない(誰も知らない)世界になるだけで、読み手はおろか、書いてる自分でさえツマラネェシロモノになるのは必至。
何か引っかかるモンないかナァと思ってたら、いつのまにかダラダラと時が過ぎ、
『G企画』も今月末で参加受付終了。
ふと、今日NO-FUTURE様の夏限定『虫かご』をROM。
サカイ > しゅるしゅるしゅる
(7/15-10:44:22)
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サカイ >
クー (7/15-10:44:17)
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サカイ
> キキッ
(7/15-10:44:05)
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サカイ >
ギー (7/15-10:43:58)
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サカイ
>
キーキーアローアロー
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【無断引用御免】
(どっかで聴いたような『音』だなぁ…)
という訳で、今まで自分が聴いてきた音源の中で作品的にとか曲的にとかではなく、
『音』だけでイッた
ブツを五つ挙げてみる事にしました。
≪FUZZでイク≫
【寺内タケシ&ザ・バニーズ】
(参考サイト) from 『歌謡曲黄金時代』
”エリーゼの為に”(1967)
FUZZだよ!FUZZ!!60年代だよ!GO−GOだよ!!ミニスカだよ!サイケだよ!イケイケだよ!!イ、イケイケグラァ〜!!
落ち着け。
FUZZギターと言えばジミヘンなんだけど、あまりに知られ過ぎ、流れ過ぎててもう耳が慣れすぎてるってのもあって、イクまでいかないんですけど、そういう今だからこそ、
寺内≪神≫ヘンドリックス
という事で。
≪神≫寺内タケシ御大はエレキ世界遺産という事で、ロックだポップだを超越している存在であらせられるのですが、バニーズ時代は正に
日本の60年代風俗をそのFUZZギターの『音』に凝縮させた存在
と化してるんですナ。
当時の≪神≫寺内御大のFUZZがスピーカーから流れるだけで、部屋は正に
60年代日本のキャバレー (not キャバクラ)
もしくはGOGO喫茶
(not CLUB)
と化すという正に60年代ジャンキーには堪らない『時代』の音。
後、『太陽の花』『レッツ・ゴー・ブーガルー』『サマー・ブーガルー』『ウスクダラ』『悪魔のベイビー』あたり聴けばもう…
FUZZだよ!FUZZ!!60年代だよ!GO−GOだよ!!ミニスカd(以下略)
≪電子音でイク≫
【CLUSTER】
”Sowiesoso”(1976)
一昔の一時期、個人的にイロイロあって音楽が聴きたくなくなった時期がありました。
でも、まだ何か引き摺ってたのか、
何故かそれまで嫌いだった筈の電子音楽に少し手を染めました。
そこでつい手に入れたのがこのCD。
今ではクラフトワークと並んでテクノの原点と言われる
クラスターの4枚目。
ディーター・メビウスの出す
効果音的電子音にどれだけ癒されたことか。
今、巷で氾濫している
『賤し癒し系』とかいうシロモノと全く逆のベクトル、
只、自分が気持イイ音を出すという出発点から出てくる電子音。
精神的にまいってる時に聴くと『向こう側』に連れてって(停止)
何かイクの意味が違う…
YMOが生理的に大嫌いだった自分、
ココから一気にデトロイトテクノに突っ走りました。
イイよねぇ〜デトロイトテクノ(脱線)
≪ストリングスでイク≫
【NEW TROLLS】
”Concerto Grosso PerT”(1971)
1970年頃から現在に至るまで活動中のイタリアのプログレバンド、NEW TROLLSの代表作。ユーロロックファンなら常識の一枚。
なんだけど、アナログ盤でいう所のA面全部使ってるタイトル曲(組曲)。その2曲目"ADAGIO"。このストリングスを聴くと…
目に星が散ります。
70年代少女漫画の世界がァ!!
『ベルばら』がァ!!
池田理代子漫画の世界がァ!!
3曲目のヴァイオリンの音色を、後半のストリングスの調べを聴けば…
バ、薔薇が散るゥゥゥゥゥゥゥウウウウ!!!!
…落ち着け。
正にコレこそシンフォニックプログレの真髄。
かつて70年代キング・クリムゾンがドンドン削っていったモノ、
「純粋な若者をたぶらかす何か」(Robert Fripp)
”叙情性”を120%体現する音色。旋律がコレ。
とにかくコレ聴いて懐かしの少女漫画世界に浸るのも…
今時イネェよ、んなの。
≪轟音でイク≫
【MERZBOW】
”Veneology”(1994)
グギィイイイイイイ!!!!ギャァアアアアーーーーー!!!
これ以上の轟音は未だに聴いた事が無い。
マスタリング時の録音レベルは
レッドゾーン逝きっぱなし(本当の話)。
メロディ?アレンジ?ンナモノァこの轟音の前に滅殺!
ひたすら傍若無人な殺戮電子音響。
コレ以上の極限音響は聴いた事が無い。
今だにエクストリームミュージックとか言ってるヤツ。
居るのかね?
もう、とうの昔に『音』は行き着くところまで逝って行ってしまってる。
その証明がコレ。
ホント、コレフルヴォリュームで聴けるヤツは、
発狂、絶頂、殺戮衝動MAXまでイク事必至(ヲイ)
日本の誇る轟音帝王MERZBOWは
その作品量でも聴く者を抹殺す(停止)
作り過ぎだって…(コレでもまだまだ全部じゃないのよ)
私?とうの昔に追いかけるの止めました(ォィ
≪金属音でイク≫
【The NEW
BLOCKADERS/ORGANUM】
”Salute”&"Pulp"
ギーーーー!!!!ガガガガ!ガキン!ガキガキ!ギャー!!!グシャ!グシャ!ガガガガガガアッガ!!!ゴン!ゴン!グイイイイイイイイイェェェェェェイイイイイン!!!!!
これ聴いてイクようになったら
人間終わってます>俺
80年代にイギリスの地下深いド・アンダーグラウンド実験音楽シーンで活動した超が付くほどのカルト音楽ユニット、The NEW BLOCKADERS(以下TNB)と現在も活動中の(ハズ)イギリス実験音楽ユニットORGANUMによる1984年発表のコラボ作品。
当時は"Salute"は75本限定のカセット、"PULP"は限定279枚のEP。日本のコノ手の変態音コレクター垂涎のアイテムでした。
上のPICは最近再発されたCDです。
とにかく、ORGANUMの低音電子音に乗って、ただひたすらTNBの鉄板が鉄屑がきしむ!、唸る!、ぶつかる!、擦れる!、そんな音がひたすら凄まじいスピード感でガンガン聴き手に迫ってくる、そんな音が詰まった作品。
…コレがクルのよ>終了
もうハーモニーも美旋律もいらない。
ギーーーー!!!!ガガガガ!ガキン!ガキガキ!ギャー!!!グシャ!グシャ!ガガガガガガアッガ!!!ゴン!ゴン!グイイイイイイイイイェェェェェェイイイイイン!!!!!ヲラヲラオヲラヲラァーーーーーーー!!!!
止めろ。寒い。
蛇足ですが、この手の音の変態マニアには有名なマニフェスト。
"Even anti-art is art & That is why we reject it!"
これは"PULP"オリジナルEPのスリーブに書かれたものです。
こんな事言ってるから最後にはTNB、"Simphonie In 0 Minor"という、パッケージだけ作って何も録音されていないカセット作品まで出してしまって活動停止してしまうのですが…
でも、その自滅的な"アンチ”っぷりが今だ萌え燃える理由な訳で。
今でも時折無性にこの金属音が欲しくなるってのは、ヤッパ自分が終わってる為なんだろうか
ウィ。
と、とりあえず自分がこれまでイロイロ聴いてきた中で『音』だけでイッたヤツを5つだけ挙げてみました。
何か、刺激的な音楽を長年追いつづけてるうちに、音だけでイケルようになった自分がいたりする訳で。
でもネェ…今はテクノがあるから『音』自体に極端な刺激求めなくてもイイと思ったりする。
イイ時代になったナァ…<年寄り
今、自分は、刺激よりロックミュージックそのものの快楽を選ぶようになって、結局60年代ガレージばっか聴くようになっている。
それって、年齢による感性の退化なんだろうか?
ン?
長々と長文失礼しました。m(_ _)m