愛憎渦巻くゲーム集めてインプレ(つーか紹介?)

 

 


 

 

■ラグーン (SFC A・RPG)

 

 とりあえず立って欲しい。んでもって右手は下に降ろす。で肘を今の位置から動かさないコト。それじゃあその状態で腕を前にブンブン振って見ようか。振った?どんな感じか分かった?

 ハイ、それがこのゲームの剣の稼動範囲です。おそらくアクションRPG史上最短の剣を振りまわして戦うゲーム。多分武器を敵に当てるのがこんな難しいA・RPGはそう無かったと思う。

 

 物語自体はオーソドックスなファンタジーもの。世界の滅亡の危機があって、伝説の浮き島(ラグーン)に諸悪の根源を倒しに行こうというヤツです。まぁありふれたヤツ。

 ただ前述の通り、死ぬほど剣が短いんで戦闘の難易度はとてもじゃないけどありふれたなんて言えないレベル。とにかく敵と接触する寸前を見極めて剣振らないと当たらない。届かなくて。

 但しこの剣、体の横1〜2ドットの当たり判定があるんでザコ敵相手ならばギリギリすれ違いながら剣を振ると結構当たりやすくなってます。ボス敵はデカイんですれ違うのは無理だけど。

 

 更にこのラグーン、他のヌルA・RPGには無い様々な仕様がございまして、ざっと上げるだけでも

 

■ジャンプに失敗すると(穴に落ちると)即死亡。

■回復魔法が存在しない。

■回復手段はアイテムのみ。

■アイテムは一種類につき一つだけしか持てない。

■街以外でアイテムを手に入れられない。

全世界に街が3つしかない。

ラストダンジョンから最寄の街まで1時間以上かかる。

 

 とまあかなりアンフレンドリーな造りになってたんですが、悔しいのが絶対諦めてしまうような難易度にはしてなかったコト。ラスボスとか途中の某中ボスとか、極悪な強さなんですが、何度も挑戦して死にまくって相手の行動パターンを研究し尽くして上手く操作すればちゃんと倒せるレベルになってるのです。

 すると不思議なもんで、クリアした時の達成感というか充実感が

 

 「いやー、苦労したなー」

   ↓

 「うん、やりこんだなー」

   ↓

 「結構面白かったかもなー」

 

 という錯覚を起こしたりするのでした。いや、面白かったって。多分。殆どストーリー覚えてないけど。

 


 

■ダウンタウン熱血行進曲 (FC ACT)

 

 みんなでワイワイ同時プレイ。いわば10年前のスマッシュブラザーズ。しかしボンバーマンから始まってスマブラに至るまで、人気パーティゲームの趣旨って結局殴り合いの殺し合いなんだよね。日本は荒んでるよ。

 

 殺し合いともかく「くにおくんシリーズ」中最高傑作との呼び声も高い熱血行進曲。おなじみのキャラ達が4チームに分かれて、運動会という名目で殴り合ったり殴り合ったり殴り合ったりするなんだ結局今までのシリーズと変わらねぇじゃねぇかってな逸品。

 以下種目毎に紹介。

 

 ★夢見町クロスカントリー

 その名の通り町中を駆け抜るクロスカントリー。何故か道中には武器が散乱しまくってるのでそれを使って邪魔者はキル!キル!

 コースはチェックポイント毎に小区間に区切られていて、チェックポイントを通過する途中順位によって点数が加算されて行くシステム。最終的な順位は当然大きな点数増減に。

 とまあそんなお題目はどうでもいいのです。このクロスカントリーの魅力は2箇所ほど存在するデンジャラスゾーンにあるのです。

 

●デンジャラスゾーンその1:水中エリア

 水中、そこは狩りの場所。

 水中では武器攻撃しか出来ません。武器持ってないと反撃すら出来ないワケです。つまり素手のキャラは武器持ったキャラから逃げるコトしか出来ないんですが、武器持ってないと泳ぐのが極端に遅くなります。要するに逃げられねぇんです。ジョーズに狙われたようなもんです。そして成す術もなく一方的に殴られまくって息が続かなくなり溺死、リタイヤ。水流で死体(点滅)が流されてくのがすげぇもの悲しいです。

 

●デンジャラスゾーンその2:塀、又はビル

 これは全種目共通してなんですが、武器とか殴り倒したキャラとかってBボタンで拾って前に投げれるんですよ。んで拾った方には+5点、投げられたキャラには-5点。

 んで普通の場所でキャラ投げても只前に放り出して終わりなんですが、これがブロック塀やビルに向かって投げると跳ね返って足元に(即拾える場所)に落ちてくるんですよ。

 つまりビル手前で殴り倒されたキャラはひたすらブン投げられ続けるハメになります。確か5〜60回近くブン投げられると流石に体力が尽きるのか死亡。この時点でウン百点という差がつきます。ちなみに確か各種目の優勝点数は200点。

 下手をすると他の種目やる前に決着が付きかねない荒業。但しその場の雰囲気及び人間関係が確実に悪化する諸刃の剣。勝利を取るか友情を取るか。んなの決まってるけど。

 

 ★障害部屋競争

 まぁその名の通り、障害物満載の屋敷を駆け抜ける競技。特に駆け引きも無く只純粋にテクニックが要求される、多分一番真っ当な種目。別に言うこと無し。

 

 ★棒の上玉割り競争

 ルールは単純。4人のキャラが2チームに分かれて先に自分達の「くす玉」を殴り割った方が勝ち。くす玉を割るには棒登りをしなきゃならないんですが、登ってる最中にはパンチしか出ません。ということは自分より下方にいるキャラは攻撃できないワケです。つまり相手チームより先に登るというのはそれだけ自分の身に危険が及ぶワケです。でもくす玉割らないと勝てません。そしてチーム内で人間のエゴが炸裂しまくります。

 「お前先に登れよ。」

 「お前こそ先に行けって。フォローしてやっから。

 ちなみにこの場合のフォローってヤツは、先に登った仲間が棒から叩き落されたのちに安全に相手チームに復讐するコトを意味する言葉です。

 で結局、自、相手チーム共に膠着状態に陥った後、地面でバトルが繰り広げられたりするのでした。レ・ミゼラブル。

 

 ★勝ち抜き格闘大会

 最終戦。とにかく自分以外の3人を場外に叩き出すか体力0にするまで戦い続けます。ようするに通常のくにおくん。

 特筆すべき点というものも無いけど、一つだけ言うならチームの戦闘力に差がありすぎ。特にくにおくん率いる熱血高校の弱さといったらありません。

 大体こんな感じだったでしょうか。

 冷峰 > 連合 >> 花園 >>>>>>熱血

 


 

■ファミリーアスレチック (FC スポーツ)

 

 DDRはお好きですか?アレはあっと言う間に世間を風靡しましたが、10年以上も前にDDRの先駆けがファミコンで出ていた事を覚えてる人はあんまいないと思います。そんな早過ぎた伝説がコレ、ファミリーアスレチック。

 

 「これがファミリーアスレチックだ!」

 

 ・・・なんでテレビに背向けてますか?ていうか横のガキはなんですか?何が楽しいんですか?

 まあそんなコトはどうでもいいので上の奇妙なマットについて説明。この怪しいマットこそがファミリーアスレチックの神髄、コントローラーであります。アスレチッカー達は真ん中の赤丸を基本位置としてプレイします。ちなみに走る時は地団駄踏みます。

 横の緑丸を踏むとキャラクターが左右コースに移動。赤丸踏んだまま手で前の緑丸につくとしゃがみ。あとジャンプは多分後ろの緑丸だったと思います。

 

 ゲーム内容自体はハードル、森の中、地底、川下り、等のアスレチックコースを、障害物を避けながら走破するだけの極めてシンプルなモノ。ええ単純です。

 でも疲れるんです。すげぇ。とてつもなく。特に地底コース。確か二ヶ所ほど、急勾配の坂があるんですが、ソコは狂ったように足を踏み鳴らさないと登り切れません。しかも最後まで登り切らないと坂の下までずり落ちます。筋肉番付の「サスケ」でしたっけ?あれにハングオーバーとかいう絶壁があるじゃないすか。まさにあんな感じ。

 とにかくコンシューマゲームやって息切れするなんて後にも先にもコレだけでした。

 あと絶対一人でプレイしてはいけません。多分すげぇバカっぽく見えます。間違いありません。

 


 

■ガンパレード・マーチ (PS SLG)

 

 世間では学園生活シミュレーションだとか青春戦争シミュレーションだとか言われてるようですが、みんなこのゲームの本質が分かってない。ええ分かってません。このゲームはホスト体験ゲームなんだよ。ホ・ス・ト。

 女は食いモンにして、野郎は踏み台にして成りあがっていくそんな中途半端にリアリティ溢れるサクセスストーリー。オーバンデッドガンパレード♪

 

 ●ステップ1 明日の為に 〜投資編〜

 

 ホストは容姿と口が資本。コレが無いことにはお話になりません。ガンパレの世界でももちろん同様。ホスト志望のアナタが最初にすべきことは「魅力」と「話術」を高めるコトです。この2つのスキルのレベルによってホストランクがほぼ決定されます。

 

 魅力B・話術1/駆けだしホスト

 魅力A・話術2/クラブNO.1

 魅力S・話術3/スーパージゴロ

 

 スーパージゴロの状態では全ての無茶が通ります。ていうか生きとし生けるモノ全てが貴方の為に存在します。もはや怖いものはありません。ワールドイズマイン。

 

 何?魅力の上げ方が分からない?バカが!学校のトイレの鏡の前で自分を見つめるに決まってるだろう!?

 ああん?話術がスキル習得出来ない?アホが!職員室の放送マイクに向かって独り言呟くに決まってんだろう!?世間の常識だボケ!

 

 ●ステップ2 今日を楽しむ 〜回収編〜

 

 努力の甲斐あってホストとなったアナタ。いよいよ貢がせる時です。ホストの本領発揮です。といっても魅力S・話術3となったアナタに騙せない相手はいません。とにかく片っ端から高価品を巻き上げましょう。合言葉は「交換しない?」で。

 

 「金の延べ棒を持ってるだろ?このヤキソバパンと交換してくれないか?」

 「喜んで。

 

 「電子妖精持ってるだろ?この危険な弁当と交換してくれないか?」

 「望むところだ。

 

 究極の不等価交換です。しかも恐ろしいことにこれで好感度が上がります。ホストは無敵です。あとこの会話で相手が分かっちゃったヒトはちょっとガンパレマニヤ入ってます。危険です。

 

 ちなみに交換ですら勿体無いという欲張りホストさんの為に、上位スキルとして「持って来い」コマンドがあります。

 

 「ミサイルランチャーを持ってきてくれないか?」

 「よし、俺の力を見せてやろう。

 

 ホストはやりたい放題です。

 

 ●ステップ3 昨日にさようなら 〜清算編〜

 

 我が世の春を満喫しているアナタ。でもホストとして気をつけなくてはならないコトが一つだけあります。本気にさせ過ぎてはいけません。わぁ生々しい。

 実はこのゲーム、相手の好感度がMAX近くなると男女例外無くストーカーと化します。呼んでないのに後ついてきまくります。他人との会話に割りこんできまくります。わぁ生々しい。

 あと惚れさせた相手によっては三角関係発生すると刺されたりします。生々しすぎです。

 

 というワケで付かず離れずの状態、別名便利な貢ぐクン状態を保つためには強制的に相手の好感度を下げねばなりません。

 手っ取り早く好感度を下げるにはとりあえず殴るのが一番です。ホント生々しいな。

 しかし、他人の見ている前では殴るコトはできません。そこで登場するのが「何かを賭けて決闘」コマンドです。これは分かりやすく意訳しますと「ちょっと殴るついでにカツアゲしたいから校舎裏に来いやコラァ」コマンドです。好感度が下がった上に持ち物までブン取れます。ホントに校舎裏に呼び出すので邪魔されることもありません。

 

 そんなワケで決闘!決闘!殴る!殴る!男も!女も!先生も!幼女も!猫も!坂本ジュリエッタ拳バージョン)殴る!殴る!殴る!そしてまた惚れさせる!貢がせる!殴る!惚れさせる!貢がせる!

 

 ・・・業の深いゲームだニャー。

 


 

■カエルの為に鐘は鳴る (GB RPG)

 

 タイトルからしてなんだかな響きですが、意外なほどに良く出来たゲーム。内容は思いっきりありがちというかベタベタというか、まあそんな感じですが、どうも狙ってやってる感があるのでしつこさを感じるというコトはないと思います。

 あと時々フォントいじりしやがりますこのゲーム。つまりテキストサイト系の人にお奨めの一品。

 

 【ストーリー】 わあ大変だヨ!悪の親玉デラーリン率いる悪の国ゲロニアンが絶世の美女ティラミス姫の治めるミルフィーユ国に攻め入ったよ!早くティラミス姫を助けに行かなきゃ!そんでもってモノにしなきゃ!よーし親友のリチャード、どっちが先に姫を助けられるか競争だ!ニカッ!

 

 ベタベタです。ベタベタ過ぎます。ですがこの程度で呆れてはいけません。このゲームで最もベタベタかつインパクトの強いものは別にあるのです。

 

 話は変わりますがね、ちょっと不二子不二雄系の昔の漫画、もしくは『トムとジェリー』系の洋アニメにおける喧嘩のシーンを思い浮かべて貰えませんか?そうです、あの白い土煙がモクモクとたって時々煙の中から手足が飛び出したりする例の表現です。思い出して頂けましたでしょうか?

 実はアレがこのゲームの戦闘シーンです。うん、あの演出を使ったゲームをボカァ初めて見ましたよ。実際呆れるより先に感動すらしちゃいましたね。でも良く考えると凄い効率的なんだよね。だってどんな敵との戦闘も同じグラフィックで済むんだもん。スクウェアさんに見習わせたい発想です。

 

 というようなウケ狙いなのか手抜きなのか判断が微妙な要素がたっぷり詰まったゲームなんですが、決してつまらないワケじゃありません。むしろ当時駄作が出まくったGBのRPGの中で、かなり面白い部類に位置される作品だったと思います。

 まあ機会があったらプレイしてみるのもいいんじゃないでしょうか。そんでもって戦闘シーンに惚れれ。

 


 

■神威 (Win STG)

 

 

 「神威ってどんなゲームなんですか?」

 

 思いっきりレ●ストーム・・・じゃなくて、いわゆる強制縦スクロールシューティングです。高低差概念を採り入れているので奥行きのある戦いが楽しめます。爽快感あふれるSTGです。

 

 「どんな攻撃が扱えますか?」

 

 まず通常のショット。これはパワーアップアイテムを取る事によって横幅が広がってゆきます。R-GRAY 1と全く同じ。

 そしてロックオンレーザー敵を自動追尾する「雷撃」、溜めによって最大16発まで同時に雷撃が出せます。

 最後に巨神兵が吐くような極太レーザー砲こと「雷刀」。威力もさることながら、敵の通常弾を消滅させるので弾除けにもなります。

 

 「難易度はどうですか?」

 

 HARD/NORMAL/EASYの設定が出来るので誰にでも親切です。といっても難易度の設定は敵弾数が変化するだけですが。ちなみにハードの3面以降は結構鬼です。

 

 「あんまり聞いたことないタイトルですが?」

 

 元々同人ゲームだそうです。評判が良かったので市販されるようになりました。ホームページで体験版を配布しています。是非やってみるといいです。

 

 「面数は?」

 

 全6面です。ちなみに最終面はラスボス戦オンリー。そして体験版は2面まで。製品版を買うのがかなりためらわれます。

 

 「ボス戦は?」

 

 「黒鷹」とか「黄蜘蛛」とか、なかなかカッコいい名前のボスが容赦ない攻撃をしてくれやがります。某レの付くSTGのボスと非常によく似てる攻撃ばっかりなのは多分気のせいです。

 

 「エンディングは?」

 

 クリア後、突如として神威(機体の名前)の造られた理由が延々と語られます。はっきり言って意味ありません。クリアした時に語られても今更って感じです。

 

 「意味ありませんか?」

 

 ありません。アレ見てると地震予知連絡会とか思い出します。

 

 「まとめとして神威について何か一言?」

 

 やっぱりレイ●トームのパ・・(以下削除)

 


 

■エキサイトバイク (FC RCG)

 

 最もハマるレーシングゲームとは何であろうか?

 グランツーシリーズ?否!

 カーマゲシリーズ?否!

 峠シリーズ?否!

 ディトナ?否!

 マリオカート?死ねこの軟弱者が!

 

 最もハマるレーシングゲーム、それは『エキサイトバイク』である。別名を『レーシングツクール1984』。嘘だけど。

 そう!エキサイトバイクでは自分でコースをデザイン出来るのだ!これにハマらずして何が男か!何がゲーマーか!

 ジャンプ台を多用した爽快感溢れるコースを作るも良し!ブッシュや転び台を張り巡らせた悪意に満ちたコースを作るも良し!超難易度コースを作ってやり込むも良し!でもセーブ出来ないから苦労して作ったコースがリセット一発で消えて涙するもまた良し!それもまた青春!

 

 そしておそらく全てのコースデザイナー達が一度は到達したであろうハイパージャンプ。

 

○○○○○○○○○

 

 これは某地形の秘密の組み合わせによって実現する超高度ジャンプ。見ての通り画面突き抜ける大技。まあ秘密の組み合わせっつったってバレバレなんだけど。

 ちなみに上手くやれば全身突き抜けるんだけどショットタイミングが難しいんでソレ撮るのは無理でした。ていうか上のショット撮るのに30分以上も時間浪費した自分がすげぇ好き。大好き。死んでいいと思う。

 


 

■久遠の絆 (PS ADV)

 

 最初に断っておきますが、ちゃんとクリアしましたこのゲーム。

 

 キーワードとしては、「転生」、「前世」、「転校生」、「陰陽師」、「新撰組」、「巫女さん」、「日本神話」、ETC・・とまぁオタ受けしそうな要素を手当たり次第に詰め込んだのが丸分かりな(自称)シネマティック・ノベル。ちなみに最初のキーワードにけつまづいて購入してしまったコトは内緒です。

 

 さて物語としましては、主人公であるところの「御門 武」クンの通う学校に謎の美少女「万葉(まよう)」サンが転校して来まして、ていうかこの時点でお腹がいっぱいになってきたんですが、この万葉サンが初対面のはずの主人公クンに向かって呟きます。

 

 「やっと見つけた、今度こそ・・・・貴方を殺してあげるわ。」

 

 ええ、あまりの電波っぷりに思わずそのままベランダから飛び出したくなりましたとも。ふぅ危ない危ない。

 ちなみにネットとか巡回してますと「この台詞に萌死」とか言ってる人多数なんですが、製作者と一緒にゴム張りの白部屋に閉じ込めといた方がいいと思います。なにが萌死ですか。

 んでもってこの台詞に対して主人公クンは「どうして彼女はあんな事を言ったのか?」とか悩み始めます。悩む前に引けって感じですが。アンテナでも装備してますか。流石は主人公です。

 

 繰り返して言いますが、ちゃんとクリアしましたこのゲーム。

 

 さてまぁそんな主人公の御門クンですが、彼は彼で、頻繁にみる悪夢に悩まされておりまして、一緒に住んでる従姉妹・・・・ごめんなさい、胸焼けがしてきました。とにかくその一緒に住んでる従姉妹の紹介でオカルト研究会の部長サンに相談をします。

 部長サンは水を張った杯を出してきまして、「気持ちを静めて、コレを見て・・」とのたまいます。すると不思議、それを見てるうちに主人公クンは1000年前の前世を思い出すのです。

 ・・・ええ、思わず手首をカッ切りたい衝動にかられましたとも。ふぅ危ない危ない。

 

 しつこいようですが、ちゃんとクリアしましたこのゲーム。

 

 まぁとにかくその思い出した前世の中で、主人公クンと電波ヒロインさんの繋がりが分かるワケです。で、その後もコトある度に前世を思い出してゆく主人公クン。んでもって次第に現代における敵とかの姿も浮き上がって来ます。

 そして終盤、万葉サンは主人公クンに向かってお願いをします。

 

 「悪の敵を滅ぼして神になって。」(大意)

 

 相変わらず衝動的に舌を噛み切りたくなるようなコトをおっしゃります万葉サン。でもこの頃になると既に感性がマヒしてますので大丈夫。ニッコリ笑って了承すら出来ます。

 しかしこれが大きなミステイク。実はここで「YES」と答えると最後で必ずバッドエンドになりやがります。・・・えーと、製作者の方はプレイヤーをナメてるんですか?

 

 結局攻略サイトを見て、ていうかそんなサイトが沢山あったことが驚きなんですが、なんとかクリアしました。ていうかすげぇ疲れた。質の悪い麻薬とかやってみたい人にお奨めのADV。

 


 

■ドラゴンボールZ 超武闘伝 (SFC 格闘)

 

 数々の迷作ゲームを産み出したドラゴンボールの格闘ゲーム。漫画のゲーム化にロクなのは無いと知りつつも買っちゃうのは、リアルタイムで神龍がギャルのパンティ出すトコロを読んだ世代としては当然の行動だと思います。

 

 それはともかく絶対出るだろうなと思っていたらやっぱり出やがったドラゴンボールの格ゲー第一弾ですが、このゲームの凄いところはなんといってもVSピッコロJr.さんからVSセル編までカヴァーしちゃってるところだと思います。原作では何年もかかって鳥山先生がお描きになったところが1時間で終わります。ストーリー飛ばしまくり。それでいて全く違和感がありません。戦闘だけでも。ある意味すげー原作に忠実なのかなと思ったり。

 

 システム、特筆すべき点は「超必殺技」が全く役に立たねぇこと。このゲーム「必殺技返し」というワザがあるんですが、これは全員共通で使えるんで全ての超必殺技が跳ね返されます。しかも跳ね返ってきた必殺技を避けるのがかなりムズいんで、結果、対戦プレイにおいて必殺技を使うヒトはいなくなります。意味ねぇ。

 

 ストーリー、一言で言えばすげぇ手抜きです。

 ラウンド1がピッコロ戦、ラウンド2がベジータ戦、ラウンド3がフリーザ戦といった感じで飛ばしまくりなんですが、その間の説明が半端じゃなくいい加減過ぎます。鳥山先生も浮かばれません。

 例えば、ベジータ戦 ― フリーザ戦の間の説明はこうです。

 

 『からくも ベジータをげきたいした ゴクウたちは、ピッコロのふるさと ナメックせいにも あるという ドラゴンボールを もとめて たびだつ。

 しかし そこには、おなじもくてきで やってきた うちゅうさいきょうの つよさをほこるフリーザが・・・。

 なかまを うしない いかりに ふるえる ゴクウは でんせつの スーパーサイヤじんへと めざめた・・・』

 

 亡くなったクリリンさんは名前すら出してもらえません。あんまりといえばあんまりですが、まぁ脇役はそんなもんです。

 

 

 ・・・というワケで予想通り突っ込みドコロ満載な格ゲーだったワケですが、何故か格ゲーのプレイ時間(対戦プレイ)の中では一番長かったりするわけで、結局みんななんだかんだ言ってドラゴンボールは好きだったんだねという結論。ナッパァァーー!!

 


 

■ぷよぷよ1〜4(ほぼ全機種 PZL)

 

 生きている実感が沸かないトキ、なんだか無気力になったトキ、人間関係に疲れたトキ、お腹が減ったトキ、さみしいトキ、辛いトキ、そんな切ない瞬間の特効薬がコレ、伝説のメーカー・コンパイル様(もうねぇけど)が産んだ名作「ぷよぷよ」。パズルゲームの最高傑作。間違っても「ときメモコラムス」とか「花組コラムス」とかドキュンなソフトに救いを求めちゃいけません。

 

 というワケで今回はぷよぷよ先生がキミ達に正しいぷよぷよの遊び方を教えちゃいます。みんな最後まで授業を聞くよーに。

 

【 T時限目 正しいソフト選択について 】

 

 さて、一口にぷよぷよと言ってもシリーズ4作もあります。まあ全部集めるのが正しい姿ではあるのですが、安心してください。ぷよぷよ初心者のキミ達にそこまでは求めません。とりあえず「2」から入るのが妥当でしょう。

 その際注意しなくてはならないコトが一つだけあります。コンシューマ版は御法度、禁じ手、ダメ。絶対ダメ。必ずPC版を買うように心がけましょう。理由は後述しますが、簡単に言うと「ぷよ」の最高速度はコントローラでは対応し切れないからです。

 さて、正しいソフトの選択が分かったところでみんなひとっ走り買いに行って来ましょうか。無事ソフトを手に入れたら次の授業に進みますよ。

 

【 U時限目 正しいホームポジションについて 】

 

 さて、みなさんソフトは御手元にありますでしょうか。すぐにでもプレイしたいトコロでしょうが少し我慢して下さい。何事も準備が必要です。

 これから先生がキミ達に「ぷよぷよ」プレイに際しての正しい指の置き方を教えますのでみんな実際にやってみましょう。え、パッド?何を寝惚けてるんですかキミは?PC版でのプレイはキーボードに決まってるでしょう?

 

 とりあえず右利きのヒトを前提として話を進めますよ?使うのはテンキーです。まず右手人差し指を「5」に合わせましょう。そこが最も重要なキー、回転キーとなります。次に右手中指を「6」に。右方向キーに当たります。

 左手、人差し指を「2」に。ぷよの落下キーとなります。最後に左手中指を「4」に合わせて。左方向キーです。

 

 出来ましたでしょうか?それが「ぷよぷよ」におけるホームポジションです。ちなみに左利きのヒトは人差し指が左右逆となります。みんなキーボード見ないでもホームポジションに指を置けるようになるまでこのスタイルを身体で覚えましょう。次の時間はいよいよプレイ編ですよ。

 

【 V時限目 正しいモード選択について 】

 

 さて、いよいよ「ぷよぷよ」をプレイする時間がやって参りました。キミ達のディスプレイにはタイトル画面に続いてモード選択画面が表示されている筈です。

 ここで間違っても「ひとりでぷよぷよ」とか選ばないように。CPU負かしても虚しいだけです。もちろん「ふたりでぷよぷよ」もいけません。このゲームは思いっきりIQの差が出るタイプのゲームなんで勝てないヤツはとことん勝てません。キミ達の為を思って言ってるんですよ?決して実体験を語ってるワケではありませんので誤解のないよーに。ああそれから「なぞぷよ」は知恵熱とか出て危険なのでソフ倫とかで規制するべきだと思います。

 

 漢なら迷わず「とことんぷよぷよ」。とにかくひたすら「ぷよ」を消し続けて下さい。レベル(落下速度)30超える辺りから何も考えられなってきますがオーケイいいんですそれで。ナニも考えずにひたすらプレイ。それが「ぷよぷよ」の正しいハマり方です。

 ああちなみに大体1レベル30秒位のペースなんで最高レベル99に到達するには1時間近くかかります。もちろんレベル99になったからって終わるワケじゃないで安心して精神力の続く限りプレイしやがって下さい。1プレイで時計の短針が2コマとか進んでるとナンかすげぇ充実した時間過ごした気分になれます。多分。

 

 と言うワケでV時限目の授業はこれで終了。正規の授業はこれで終わりですが、対戦プレイやサタン様にどうしても勝てないというヒトは補習授業がありますのでそのまま残ってるよーに。

 

 

 

 

【 補習授業 】

 

 連鎖を組むのが難しい。組む前に攻撃される。折角連鎖させたのに相殺される。とにかく勝てない。あと対戦プレイで負けるとムカつく。

 そんな困ったキミ達の為に今日は対戦時における必勝パターンを教えちゃいましょう。とにかく下の図を覚えるのです。

 

●←着火地点

●←着火地点

●←着火地点

●●●○←着火地点

←着火地点

←着火地点

←着火地点


 

 このパターンがおそらく最もラクな攻撃法です。実際に試してみれば分かりますが、たった2連鎖で赤ぷよが落ちます。しかもたった2連鎖なの着火から爆破までの時間が短いのも有利。連鎖拡張しやすいのも利点。また着火地点が上方にあるため組み立て途中で攻撃されても復旧し易い等、リダンダンシーが高くなっています。

 

 欠点:あまりにも簡単過ぎるため、すぐ真似される。結果、対戦プレイで二人ともコレ使うようになると戦略もナニもあったモンじゃなくなります。

 

 

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