SCORPIONS 〜蠍団〜



初期 (1965 〜 1979)

ドイツのロックは世界一ィィィィィ! 
そンなジョジョ的な出だしでこんにちわ。何?ジョジョは知っててもシュトロハイムは知らない?
駄目だそンなんじゃあ!出直してこい!
というワケで、ドイツが誇るスピーディ&メロディアス・ロック:蠍団ことスコーピオンズに
ピントをあわせて、100%主観で自分勝手に語らせていただきたい、と思った次第でありまして。

さて、スコーピオンズの特徴といえば、まずクラウスの美しいヴォーカル、それとカミソリのように
鋭いリフ、スピード感溢れるヘヴイなメロディ、そこから一転して流れるスローバラードの華麗さ、
といったところでしょうか。こンないいバンドなのに日本では全然人気がありませン。
おまえら耳あンのか?耳? ボクはないです。

1965年、当事16歳のルドルフ・シェンカーの下に、何人かの仲間が集まり、スコーピオンズの原形と
なるバンドが結成されました。それから5年後、そこに当事コペルニクスというバンドを結成していた
クラウス・マイネとマイケル・シェンカーが。さらに新ベーシストとしてローザ・ヘイングベルグが加わり、
これが初代スコーピオンズのラインナップとなりました。

デビューアルバム(1972) LONESOME CROW時点でのメンバーは以下の通り。
 ・ルドルフ・シェンカー(g)
 ・マイケル・シェンカー(g)
 ・クラウス・マイネ(Vo)
 ・ローザ・ヘイングベルグ(b)
 ・ウォルフガング・ズィオニー(Ds)




1972年:
LONESOME CROW(邦題:恐怖の蠍団) リリース。

誰? とかマジでそンな感じのアルバムです。この中に蠍団は一切存在しません。
禁断の入墨」とか聴いてファンになって、さってデビューはどンな感じだったのかなあ
とか意気ごんで聴いた人はもうビックリします、誰だコイツらやべえアルバム間違った?とかで
うろたえること間違いなし。どうして…こんな、ことに…

どこか無理してる感のあるクラウスのヴォーカルが、ゆったりとしたプログレ系ノリで響く中、
マイケル・シェンカーのギターがもう鳴く泣く!
アンバランスさもここまで行けばたいしたものです。

なんでプログレなんかで売ろうとしたかなあ? クラウスの声のどこ聞いてそンな発想でるかなあ?
最後の曲の"
LONESOME CROW" なんて、もうものすごく壮大すぎちゃって、幻想的な雰囲気
すぎて何故か笑いがこみあげてくる程です

ある程度バンドが熟成してきた頃にやりがちな勘違いというのは、わりとメジャーなバンドの
どこもが通る道なンでしょうが、いきなし始めっからやらかしちゃうというのは、やっぱしこれは
これで凄くない?とかそういう視点で聞いてみて下さい。むしろそういう視点でしか聞けないし
あと若干16歳のマイケルの天才ぶりに涙するとか、そーゆうのもアリ。

 1 :I,M GOING MAD
 2 :IT ALL DEPENDS
 3 :LEAVE ME
 4 :IN SEARCH OF THE PEACE OF MIND
 5 :INHERITANCE
 6 :ACTION
 7 :LONESOME CROW




1974年:FLY TO THE RAINBOW(邦題:電撃の蠍団) リリース。

マイケル・シェンカーが自らの道を求めて、あくまで友好的にUFOへ移籍。
ベースのローザとドラムのウォルガングがアル中状態になり、バンドから離脱。
はやくも自然消滅の危機をむかえた蠍団ですが、オーデションで人材を補充して、
バンドを存続させようとします。この時点でのラインアップは以下。

 ・ルドルフ・シェンカー(g)
 ・クラウス・マイネ(Vo)
 ・ウルリッヒ・ロート(g)
 ・フランシス・ブッフボルツ(b)
 ・ヨルゲン・ローゼンタル(Ds)
 (アルバム発表後にDsのヨルゲンが脱退し、ルディ・レナーズが加入)

後にスカイギター&ギター仙人の通り名で呼ばれることになる「ウリ・ロート」の加入が、
スコーピオンズ存続の危機を救ったどころか、むしろここからが始まり!?とか、そんな
風にまでバンド内を意識改革、その末に出来上がったのがこの「
電撃の蠍団」。

名前まんまのカミソリ・リフ "
SPEEDY,S COMING"で幕をあけるこのアルバム。
あ〜声が若いわクラウス!とか思ってる暇もなく、ソリッド&エッジな感じのギターはガシガシ
鳴り響いちゃうわ、メロディラインはどの曲もいいわで、はっきりいってオススメです。
一番のオススメは、ハードロックというよりもはや演歌の域にまで達してると思われる
"
FLY PEOPLE FLY"と"FLY TO THE RAINBOW"。ギターでこぶして?
このアルバムをきっかけに彼等はドイツ国内での人気を、徐々に確実なものにしていきました。

 1 :SPEEDY,S COMING
 2 :THEY NEED A MILLION
 3 :DRIFTING SUN
 4 :FLY PEOPLE FLY
 5 :THIS IS MY SONG
 6 :FAR WAY
 7 :FLY TO THE RAINBOW




1975年:IN TRANCE(邦題:復讐の蠍団) リリース。

VIRGIN KILLER」と並んで、スコーピオンズ初期の代表作となったアルバム。
出だしの"
DARK LADY"で、ウリのバカテクにいきなり度胆を抜かれたかと思ったら、
次の"
IN TRANCE"で、美しいメロディに妙にしっとりとさせられちゃったりも。

メロディアスな美しさが際だつバラードパートと、ジミヘンばりのガシガシなギターが鳴り響く
ヘヴィパート、二つのコントラスト対比が特徴的なこのアルバムを彼等のベストパフォーマンス
にあげるファンは決して数少ないと思います。特にねっとりと全身に絡みついてくるかのごとき
クサさ全開のメロは、その手好きのメタラーにはもう堪えられません。

スコーピオンズはドイツ音楽誌のこの年の人気投票でグループ部門3位に入り、ようやく実力
に見合った評価を国内で受けるようになりました。この後キッスのサポートとしてドイツ国内で
公演を続けた彼等は、次作で更に大いなる成長を遂げる事になります。

 1 :DARK LADY
 2 :IN TRANCE
 3 :LIFE, S LIKE A RIVER
 4 :TOP OF THE BILL
 5 :LIVING AND DYING
 6 :ROBOT MAN
 7 :EVENING WIND
 8 :SUN IN MY HAND
 9 :LONGING FOR FIRE
 10:NIGHT LIGHTS




1976年:
VIRGIN KILLER(邦題:狂熱の蠍団) リリース。

やっちまった!遂にやっちまったよう!そんな剥き出しな魂の叫び声が聞こえてきそうです。
つか、持っていること自体すでに犯罪の領域であるこのCDは非モテならば必ず買え!
お気に入りのお姉さんが店員やってるあの店へダッシュで行って笑顔全開で差し出しましょう。

ギター仙人ことウリの才能とハード路線転向へのベクトルがギリギリのとこで噛み合ったが故、
名作となりえたものの、一歩間違えればとてつもない駄作になっていたんじゃないかという感も
否めないので、このアルバムは自らが内面に持つヘンタイ・マインドの解放だけのために買うが
吉です。ええマジで言ってます。
ちなみに6曲目"
HELL-CAT"のウリさんは、わりかしキチがガイでイイ感じです。
あと最後の曲の"
YELLOW RAVEN"は哀愁が漂いすぎていて思わず死にたくなるほどです

このアルバム発表から半年後、ドラマーのルディが病気の為バンドを離脱、かわりにハーマン・
ラレベルが4代目ドラマーとしてスティックを握ることになります。そして彼はこの後の蠍団
の音楽性において、大きく関わっていくことになります。この時点でのメンツは以下。

 ・ルドルフ・シェンカー(g)
 ・クラウス・マイネ(Vo)
 ・ウルリッヒ・ロート(g)
 ・フランシス・ブッフボルツ(b)
 ・ハーマン・ラレベル(Ds)

ちなみに当然のごとくこのアルバムのジャケはヨーロッパ全土で発禁となり、彼等はジャケ発禁
バンドとしてのその輝かしい歴史の第一歩を踏み出しはじめました。

 1
 :PICTURED LIFE
 2 :CATCH YOUR TRAIN
 3 :IN YOUR PARK
 4 :BACKSTAGE QUEEN
 5 :VIRGIN KILLER
 6 :HELL-CAT
 7 :CRYING DAYS
 8 :POLAR NIGHTS
 9 :YELLOW RAVEN




1977年:TAKEN BY FORCE(邦題:暴虐の蠍団) リリース。

ウリ・ロート参加のスタジオ・アルバムとしては最後の作品。
どちらかと言えばウレセン狙いに走りがちだったバンドの方向性を横目に、ウリが「俺は俺で
勝手にやらせてもらうもンね」ってスネてる作品。…とこう書くと聞こえは悪いけど、やたらと
勢いあふれる作品に仕上がっていて、私の中では「
IRGIN KILLER」と同じくらい好きなアルバム
となっています。

特に"
WE,LL BURN THE SKY"や"THE SAIL OF CHARON"(←コレはホント凄い!)は必聴。
若き頃のインギをインスパイアさせてしまう程の波動を思う存分堪能あれ。
そして最後の"
BORN TO TOUCH YOUR FEELING"も、もはや笑うよりほかになし。
曲にあわせてシンクロさせてる日本語セリフがこれまた臭くてクサくてマジ大好き。

この後、初の来日公演を大成功で終えたのち、ウリは自らの独自路線を追求するためバンドを抜け、
「エレクトリック・サン」という独立プロジェクトを立ち上げます。
スコーピオンズ自身も、ウリというメロディ・パートの重鎮が抜けた影響はやはり大きく、
この後、長期間に渡ってオーディションを繰り返し、何とか後任を探し出そうと四苦八苦する事に。

ちなみにこのジャケも「テロを連想させる」との事で、しっかりと発禁さわぎになってます。
前作でアレだったもんだから、そういうパーソナル・イメージが染みこんじゃってるんですね。
こういう逸話も、邦題の「〜〜の蠍団」シリーズと合わせて、ベタっぽくてスキなのです。

 1 :STEAMROCK FAVER
 2 :WE,LL BURN THE SKY
 3 :I HAVE GOT TO BE FREE
 4 :THE RIOT OF YOUR TIME
 5 :THE SAIL OF CHARON
 6 :YOUR LIGHT
 7 :HE,S A WOMAN, SHE,S A MAN
 8 :BORN TO TOUCH YOUR FEELING




1978年:TOKYO TAPES(邦題:蠍団爆発) リリース。

HR・HM系ライヴアルバムの中においては、あのディープ・パープルのライヴ・イン・ジャパンに
まったくひけをとらない程の大名作。そしてウリ在籍ラスト・アルバム。

クラウスの声が全編通して絶好調状態を維持、ウリのギターも最初っから最後までひたすら全開。
それに合わせて客のテンションも途切れることなく上がりっ放し、特に日本語でしっとりと歌い上げて
くれる"
荒城の月"から"ROBOT MAN"に至る盛り上がりは最高の一言。"TOP OF THE BILL"にて荒々
しく打ちならされるハーマンのドラムプレイにも注目。

まさに蠍団第1期の最後を飾るに相応しい名盤。そしてこの作品を最期にウリはバンドを去っていきました。
と同時に蠍団も新たなフェーズへ進むことを余儀なくされていくことになります。

 1 :ALL NIGHT LONG
 2 :PICTURED LIFE
 3 :BACKSTAGE QUEEN
 4 :IN TRANCE
 5 :WE,LL BURN IN THE SKY
 6 :SUSPENDER LOVE
 7 :IN SEARCH OF THE PEACE OF MIND
 8 :FLY TO THE RAINBOW
 9 :IN TRANCE
 10:SPEEDY,S COMING
 11:TOP OF THE BILL
 12:HOUND DOG
 13:LONG TALL SALY
 14:STEAMROCK FEVER
 15:DARK LADY
 16:荒城の月
 17:ROBOT MAN




1979年12月:
BEST OF SCORPIONS(邦題:蠍団伝説) リリース。

電撃の蠍団」〜「暴虐の蠍団」までのRCA時代4枚のアルバムの中からセレクトされたベスト盤。
正直、これ聴くぐらいなら「
TOKYO TAPE」の方がはるかに臨場感あるし、面白みとかの点でも全然
上ですが、ジミヘンばりのギターをガシガシ聴きたいというウリ・ファン「のみ」にはお薦めします。
最後の方の4曲も名曲ぞろいだし。

 1 :STEAMROCK FAVER
 2 :PICTURED LIFE
 3 :ROBOT MAN
 4 :BACKSTAGE QUEEN
 5 :SPEEDY,S COMING
 6 :HELL-CAT
 7 :HE,S A WOMAN, SHE,S A MAN
 8 :IN TRANCE
 9 :DARK LADY
 10:THE SAIL OF CHARON
 11:VIRGIN KILLER




中期 (1979 〜 1989)



1979年1月:
LOVE DRIVE(邦題:ラヴドライヴ) リリース。

RCAからマーキュリーへの移籍、UFOを飛び出してきたマイケル・シェンカーの参加、
ウリの後任の新ギタリスト、マティアス・ヤプスの始動と、いろいろな側面での大きな変化を
受け入れつつ作成されたアルバム。この時点でのメンツは以下。

 ・ルドルフ・シェンカー(g)
 ・クラウス・マイネ(Vo)
 ・マティアス・ヤプス(g)
 ・(マイケル・シェンカー(g))
 ・フランシス・ブッフボルツ(b)
 ・ハーマン・ラレベル(Ds)

どこから聴いてもマイケルだろコレっていう"
COAST TO COAST"や"LOVE DRIVE"などの
気持ちいいくらいストレートなハードナンバーが続いた後に、アコギのリズムにのせてクラウスの
美声が切々と響くバラード曲の"
HOLIDAY"を持ってくる辺りは流石に上手いです。

ウリの影響大だったRCA時代のねっとりと絡みつくような叙情的音楽性から、シンプルかつ
ストレートなハードロック・スタイルへの回帰が計られ、またそれが上手くいっているところに、
ルドルフ・シェンカーとハーマン・ラレベルの地味ながら光る才能が垣間見えたり。

この辺りから蠍団の名前は海をこえたアメリカでも徐々に聞かれはじめるようになります。
でもジャケだけはしっかりと差し換えられました。

 1 :LOVING YOU SUNDAY MORNING
 2 :ANOTHER PIECE OF MEAT
 3 :ALWAYS SOMEWHERE
 4 :COAST TO COAST
 5 :CAN,T GET ENOUGH
 6 :IS THERE ANYBODY THERE?
 7 :LOVEDRIVE
 8 :HOLIDAY




1980年:ANIMAL MAGNETISM(邦題:電獣) リリース。

女の人が男の人の股間を意味ありげにじっと見つめるジャケが印象的すぎます。
そして、これもあっというまにジャケット発禁に。
その真の理由は裏ジャケにあります。ちょっと見てみましょう。

犬がッ!犬がっ!ボクらの犬が! ボクのアソコをわんわんわん!

このアルバムは正直これだけなのです。リフの強化が目立つくらいで後はいまいち。
蠍団らしいねっとりとしたバラードの"
LADY STARLIGHT"や、エッジの利いたリフが気持ちいい
"
MAKE IT REAL"/"HEY YOU"など、ところどころにいい曲はあるものの、全体として見るとどこか
希薄な内容なのです。ま、ジャケで笑わせてくれたから良しとするか。

この後、彼等はイギリスのドニントンパークで開催された第1回モンスターロック・フェスに
レインボーやジューダス達とともに参加。いよいよ超一流どころの仲間入りをしはじめます。

 1 :MAKE IT REAL
 2 :DON,T MAKE NO PROMISES
 3 :HOLD ME TIGHT
 4 :TWENTIETH CENTURY MAN
 5 :LADY STARLIGHT
 6 :FALLING IN LOVE
 7 :ONLY A MAN
 8 :THE ZOO
 9 :ANIMAL MAGNETISM
 10:HEY YOU




1982年:BLACK OUT(邦題:蠍魔宮) リリース。

LOVE DRIVE」に続く会心作。全体感を例えて言うならハイ&ロー。
曲毎のスピードの切り替えが全体に一体感を与えていて、非常によくまとまってるアルバムといえます。
ウリ後任のマティアス・ヤプスも、その偉大なる呪縛からようやく解き放たれたが如く、実にのびのびと
プレイしていて、その辺りも好感がもてます。

聴きどころは"
NO ONE LIKE YOU"〜"YOU GIVE ME ALL I NEED"での叙情たっぷりの流れ。
第1期と比較すれば多少あっさりした方向へ傾いているとはいえ、この辺りで見せる全身にねっとりと
絡みつくようなリズムとギターソロは相変わらず。やっぱ蠍団はこうでなくちゃ。
ラストの"
WHEN THE SMOKE IS GOING DOWN"も実に彼等らしいバラード。胸にしっとりきます。

電気椅子を映したビデオクリップやNWOBHMブームという時流にも助けられ、彼等はこのアルバムで
初めて全米ベスト10入りをはたすことになります。

 1 :BLACK OUT
 2 :CAN,T LIVE WITHOUT YOU
 3 :NO ONE LIKE YOU
 4 :YOU GIVE ME ALL I NEED
 5 :NOW!
 6 :DYNAMITE
 7 :ARIZONA
 8 :CHINA WHITE
 9 :WHEN THE SMOKE IS GOING DOWN




1984年:LOVE AT FIRST STING(邦題:禁断の刺青) リリース。

USフェステでオジー、ヴァン・ヘイレン、ジューダス、モトリーなどと共演したり、
MSGのロンドン公演のアンコールに飛び入りして"
DOCTOR DOCTOR"ジャムったりと、
そんな充実したツアー活動を1年間おこなってきた彼等が満を持して放った一枚。

おそらく中期の最高傑作。
切り裂くようなリフが特徴的な"
BAD BOYS RUNNING WILD"。
クラウスの美声とルドルフが刻むリズムのハーモニーが素晴らしい"
ROCK YOU LIKE A HURRICANE"
そして蠍団お得意のハイテンション・バラードも全開、"
STILL LOVING YOU"
マジで全曲において捨て曲なし。たぶンこういう感じのアルバムは彼等2度とつくれません。
そこまで言い切っちゃってもいいくらいコレは出来がいいです。

この作品は、当事のLAメタル旋風のブームに乗っかって全米チャート6位まで駆け昇り、
全米中のメタラーにドイツのロックバンド「スコーピオンズ」の名前をまざまざと刻みこむ
ことになりました。

 1 :BAD BOYS RUNNING WILD
 2 :ROCK YOU LIKE A HURRICANE
 3 :I,M LEAVING YOU
 4 :COMING HOME
 5 :THE SAME THRILL
 6 :BIG CITY NIGHTS
 7 :AS SOON AS THE GOOD TIMES ROLL
 8 :CROSSFIRE
 9 :STILL LOVING YOU




1985年:WORLD WIDE LIVE リリース。

84〜85にかけて行われた「
LOVE AT FIRST STING」ツアーの1部を収録したもの。
むしろ位置付けとしては中期時代のベスト盤といった感じ。
ハードナンバーとバラードが交互に絡みあう6〜10までの流れが最高にイイです。
特に9のギターソロ・ナンバー"
COAST TO COAST"は必聴。
シェンカーとマティアスの華麗なるギターバトルを思う存分 ご堪能あれ。

 1 :COUNTDOWN
 2 :COMING HOME
 3 :BLACKOUT
 4 :BAD BOYS RUNNING WILD
 5 :LOVING YOU SUNDAY MORNING
 6 :MAIKE IT REAL
 7 :BIG CITY NIGHTS
 8 :COAST TO COAST
 9 :HOLIDAY
 10:STILL LOVING YOU
 11:ROCK YOU LIKE A HURRICANE
 12:CAN,T LIVE WITHOUT YOU
 13:ANOTHER PIECE OF MEAT
 14:THE ZOO
 15:NO ONE LIKE YOU
 16:DYNAMITE
 17:CAN,T GET ENOUGH
 18:SIX STRING STING
 19:CAN,T GET ENOUGH




1988年:SAVAGE AMUSEMENT(邦題:サヴェイジ・アミューズメント) リリース。

久々(4年ぶり)ファン待望の新アルバムにしちゃ、肩透かしの内容なンじゃない?
といわざるをえない作品。下手に期間が空きすぎたのがいけなかったのかな。
なんというか…小手先の技術に走りすぎていたり、基本的にポップすぎて骨がないとか、
そんな箇所がところどころに見受けられるせいか、このアルバムはどうも好きになれません。

ところどころに蠍団らしいザクザク・リフはあるし、ラストの"
BELIEVE IN LOVE"だって
実に彼等らしいバラードで悪かないとは思うのですが、どこか違う…
ヨーロッパ風味とアメリカナイズの融合といった風な、どこか中途半端な感じなンですよね。
でも全米チャートはしっかり5位まで上昇。これにより彼等は、蠍団の名前が全米に浸透した
ことをきっちりと証明することに。

この後 彼等はソ連で10日間ほどライブを行っています。
当事のロックバンドとしては異例ともいえるこのツアーを通して色々と思うところあったのか、
この経験は次回作に多大なる影響を与え、あの名曲"
WIND OF CHANGE"を産みだすきっかけと
なりました。

 1 :DON,T STOP AT THE TOP
 2 :RHYTHM OF LOVE
 3 :PASSION RULES THE GAME
 4 :MEDIA OVERKILL
 5 :WALKING ON THE EDGE
 6 :WE LET IT ROCK, YOU LET IT ROCK
 7 :EVERY MINUTE EVERY DAY
 8 :LOVE ON THE RUN
 9 :BELIEVE IN LOVE




1989年:ROCKERS N BALLADS(邦題:蠍伝説〜スコーピオンズ・ベスト〜) リリース。

中期5枚のスタジオ・アルバムから選曲されたベスト盤。
ウリ在籍の初期だけがスコーピオンズの全てではないことを知らしめてくれる一枚。
濃厚なソロよりも鋭いリフがより強調されるようになった中期の蠍団を知りたいという方にお薦めです。

 1 :ROCK YOU LIKE A HURRICANE
 2 :I CAN,T EXPLAIN
 3 :STILL LOVING YOU
 4 :BIG CITY NIGHTS
 5 :LOVE DRIVE
 6 :HOLIDAY
 7 :BLACKOUT
 8 :RHYTHM OF LOVE
 9 :NO ONE LIKE YOU
 10:YOU GIVE ME ALL I NEED
 11:HEY YOU
 12:CAN,T LIVE WITHOUT YOU
 13:THE ZOO




後期 (1990 〜 1999)



1990年:
CRAZY WORLD(邦題:クレイジーワールド) リリース。

前作を踏襲した延長線上において、よりアメリカナイズされた方向へ突き進んだ作品。
「乾いている」というべきか、「粘りがなくなった」とでもいうか。
まあどこか中途半端な前作の「
SAVAGE AMUSEMENT」よりはこっちの方が遥かに好みですが、
それでも「
BLACK OUT」ほどの躍動感を感じるに至らない点などには、多少の疑問符も残ります。

ちなみに今作では大きな変化が二つありました。
今まではクラウス、ルドルフ、ハーマンの3人がほぼ全ての曲を作成していたのに対して、
このアルバムではそれにマティアスとフランシスが加わった点と、20年以上も一緒にやってきた
プロデューサーと決別して、新規人材のキース・オルセンを使った点です。
よりポップ(いやファンクか?)なハードロックに変化を遂げたこのサウンドは、その辺りの影響
が強いのかも。

まあ、旧ソ連の変革を哀愁たっぷりに綴り歌いあげる"
WIND OF CHANGE"や、クラウスの美声が
どこまでも突き抜けていく感のある"
SEND ME AN ANGEL"は、ただでさえバラードが得意な蠍団
の持ち曲の中でも1・2を争うほどの出来。これだけの為に買っても損しません。

 1 :TEARS ME PLEASE ME
 2 :DON,T BELIEVE HER
 3 :TO BE WITH YOU IN HEAVEN
 4 :WIND OF CHANGE
 5 :RESTLESS NIGHTS
 6 :LUST OR LOVE
 7 :KICKS AFTER SIX
 8 :HIT BETWEEN THE EYES
 9 :MONEY AND FAME
 10:CRAZY WORLD
 11:SEND ME AN ANGEL




1993年:FACE THE HEAT(邦題:フェイス・ザ・ヒート) リリース。

ビジネスのいざこざによってフランシス・ブッフボルツが脱退(解雇)したり、
それに附随する税金問題で裁判が発生したりと、バンド内部が色々とゴタゴタした中、
どうにかそれを乗り越えて作成された起死回生の一枚。

「自分らのルーツをもう一度みつめなおして作った」というだけあって、その出来の方は悪く
ありません。前作の「
CRAZY WORLD」と方向性を同じくして、それによりエッジ、よりハードな
テイストを上書きしたような感じでしょうか。「
禁断の刺青」とどことなく感じるフィールは
似ているかも。

"
ALIEN NATION"/"NO PAIN NO GAIN"などのハード・ナンバーから一転して、
"
WIND OF CHANGE"の続編ともいえるバラードの"UNDER THE SAME SUN"につなげる辺りの
クイック&スローなスコピお家芸は相変わらず健在。とにかく聴いていて気持ちがいいアルバム。

あえて難をあげるなら日本用ボーナストラックの"
KAMI O SHIN JIRU"はやりすぎだと思います。
「神を信じる〜♪」が「神心中」になっちまってるし、無神論者だっけ、ルドルフ?

 1 :ALIEN NATION
 2 :NO PAIN NO GAIN
 3 :SOMEONE TO TOUCH
 4 :UNDER THE SAME SUN
 5 :UNHOLY ALLIANCE
 6 :WOMAN
 7 :HATE TO BE NICE
 8 :TAXMAN WOMAN
 9 :SHIP OF FOOLS
 10:NIGHTMARE AVENUE
 11:LONELY NIGHTS
 12:KAMI O SHIN JIRU
 13:DADDY,S GIRL




1995年:LIVE BITES(邦題:ライブ・バイツ) リリース。

FACE THE HEAT」ツアーにおけるメキシコ、レニングラード、ベルリンでのステージ模様を
収録したライブアルバム。

ウリ在籍70年代の名曲"
IN TRANCE"から、アメリカ進出のきっかけをつくった80年代「蠍魔宮
からの名バラード"
WHEN THE SMOKE IS GOING DOWN"、そして90年代を代表するヒット曲:
"
WIND OF CHANGE"と、セットリストもバラエティにとんでてグーな感じ。
最新アルバムからのハードナンバー"
ALIEN NATION"/"NO PAIN NO GAIN"もしっかり抑えているし、
まさに蠍団30年の集大成といった感の濃い一枚。ただ「
禁断の刺青」からのナンバーが1曲もないのは、
ちょっと寂しい感じもしますけど。

 1 :TEARS ME PLEASE ME
 2 :IS THERE ANYBODY THERE?
 3 :RHYTHM OF LOVE
 4 :IN TRANCE
 5 :NO PAIN NO GAIN
 6 :WHEN THE SMOKE IS GOING DOWN
 7 :AVE MARIA NO MORRO
 8 :LIVING FOR TOMORROW
 9 :CONCERTO IN V
 10:ALIEN NATION
 11:HIT BETWEEN THE EYES
 12:CRAZY WORKD
 13:WIND OF CHANGE
 14:HEROES DON,T CRY
 15:WHITE DOVE




1996年:PURE INSTINCT(邦題:ピュア・インスティンクト〜蠍の本能) リリース。

前作「
FACE THE HEAT」でベースがフランシス・ブッフボルツからラルフ・リーカーマンに
変わったのに加え、今度はスコピ:リズム隊の要とも言えるドラムのハーマン・ラレベルが
プライベートな理由で脱退しちゃいます。
さらに前作の売り上げがイマイチだったことも関係しているのでしょうか?マーキュリーから
イーストウエストへとレコード会社を移籍、ついでにマネージメント事務所も移籍。
ウリ脱退後の「
LOVE DRIVE」作成時と同じくらい色々な変化がおこった中で作成された一枚。
この時点でのメンツは以下。

 ・ルドルフ・シェンカー(g)
 ・クラウス・マイネ(Vo)
 ・マティアス・ヤプス(g)
 ・ラルフ・リーカーマン(b)
 ・ジェイムズ・コタック(Ds)

流れとしては前半ハード、後半まったり、みたいな感じになっています。
全体的にミドルテンポで、いつもの鋭いリフはどちらかと言えば抑え目、おとなしめ。
1〜3までのヘヴィネスな流れはいいんですが、そこから突然安っぽいアメリカンロックみたいに
なっちゃってるところがまず気にくわないし、あと後半バラード調の曲が多すぎるところもどこか…
というわけで、このアルバムいまいち腹に響きません。

ルドルフ曰く「自分の中のインスピレーションに耳を傾け、それを信じて作ったアルバム」
だそうですが、ごめんそのインスピ間違ってるぽいわ。ま、ハッキリいって駄作ですね。
というわけでコレは聴かなくていいかと。

 1 :WILD CHILD
 2 :BUT THE BEST FOR YOU
 3 :DOES ANYONE KNOW
 4 :STONE IN MY STONE
 5 :SOUL BEHIND THE FACE
 6 :OH GIRL
 7 :WHEN YOU CAME INTO MY LIFE
 8 :WHERE THE RIVER FLOWS
 9 :TIME WILL CALL YOUR NAME
 10:YOU AND I
 11:ARE YOU THE ONE?




1997年:DEADLY STING:THE MERCURY YEARS(邦題:蠍の刻印) リリース。

ウリ・ロート脱退をのりこえた後、ひたすら世界への階段をしゃにむに登り続けた蠍団15年間の軌跡、
マーキュリー在籍時代、7枚のスタジオ盤と2枚のライヴ・アルバムの中からセレクトされたベスト盤。
構成が時代順なのも嬉しいかぎり。

 1 :LOVING YOU SUNDAY MORNING
 2 :LOVE DRIVE
 3 :HOLIDAY
 4 :MAKE IT REAL
 5 :THE ZOO
 6 :BLACK OUT
 7 :CAN,T LIVE WITHOUT YOU
 8 :NO ONE LIKE YOU
 9 :CHINA WHITE
 10:DYNAMITE
 11:BAD BOYS RUNNING WILD
 12:ROCK YOU LIKE A HURRICANE
 13:COMING HOME
 14:BIG CITY NIGHTS
 15:STILL LOVING YOU
 16:COAST TO COAST

 1 :DON,T STOP AT THE TOP
 2 :RHYTHM OF LOVE
 3 :PASSION RULES THE GAME
 4 :WALKING ON THE EDGE
 5 :BELIEVE IN LOVE
 6 :I CAN,T EXPLAIN
 7 :TEARS ME PLEASE ME
 8 :DON,T BELIEVE HER
 9 :WIND OF CHANGE
 10:HIT BETWEEN THE EYES
 11:SEND ME AN ANGEL
 12:ALIEN NATION
 13:UNDER THE SAME SUN
 14:WOMAN
 15:IN TRANCE
 16:OVER THE TOP
 17:LIFE GOES AROUND




1999年:EYE TO EYE(邦題:アイ・トゥ・アイ) リリース。

ダメダメだった前作の方向性を踏襲してしまったのみならず、しかもそこをよりチャレンジャブル
にしたせいで、ちょっと救いようがないことになってしまった駄作中の駄作。

スコピお家芸のザクザク・リフにシンセを加えて遊び心を演出した"
MYSTERIOUS"や"ALEYAH"
辺りはまだそこそこ面白く聞けたものの、途方もなく勘違いしてしまったとしか思えないダンス系
ナンバーの"
TO BE NO1"には思わず頭を抱える羽目に。
"
OBSESSION"とか"EYE TO EYE"などの、本来なら彼等が得意としていたバラード系ですら、
サラサラに乾いちゃってて、全然「らしく」ないし。
"
SKYWRITER"や"A MOMENT IN A MILLION YEARS"など、旧来からの湿度高いナンバーが
幾つか伺えるところが唯一の救いかも。まあ、これも前作の「
PURE INSTINCT」に並んで聴く必要の
ない一枚かと。

 1 :MYSTERIOUS
 2 :TO BE NO 1
 3 :OBSESSION
 4 :10 LIGHT YEARS AWAY
 5 :MIND LIKE A TREE
 6 :EYE TO EYE
 7 :WHAT YOU GIVE YOU GET BACK
 8 :SKYWRITER
 9 :YELLOW BUTTERFLY
 10:FRESHLY SQUEEZED
 11:PRISCILLA
 12:DU BIST SO SCHMUTZIG
 13:ALEYAH
 14:A MOMENT IN A MILLION YEARS




1999年:SCORPIONS BEST(邦題:蠍の血統〜ベスト) リリース。

初期〜中期〜後期までの代表曲の中からバランスよくセレクトされたベスト盤。
世界的規模の成功を手中におさめた中期あたりを中心に聴きたいのならば「
蠍の刻印」。
ちょっと薄めになっちゃうけど全体的に蠍団の歴史をまんべんなくおさえたいならコレ。

マイケル・シェンカー、デビュー作の「
ロンサムクロウ」から"I,M GOING MAD"をチョイス
している辺り、そこはかとないマニアックさを演出していてグーです。

 1 :LOVING YOU SUNDAY MORUING
 2 :ROCK YOU LIKE A HURRICANE
 3 :WIND OF CHANGE
 4 :IS THERE ANYBODY THERE?
 5 :HOLIDAY
 6 :RHYTHM OF LOVE
 7 :PASSION RULES THE GAME
 8 :STILL LOVING YOU
 9 :NO ONE LIKE YOU
 10:ANOTHER PIECE OF MEAT
 11:IN TRANCE
 12:I,M GOING MAD
 13:HE,S A WOMAN - SHE,S A MAN
 14:LOVE IS BLIND
 15:ALWAYS SOMEWHERE
 16:MAKE IT REAL
 17:SEND ME AN ANGEL




And Now (2000 〜 )



2000年:
BERLINER PHILHARMONIKER 〜MOMENT OF GLORYOME〜
(邦題:栄光の蠍団) リリース。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演アルバム。
どうもメタリカのオーケストラ・アルバムに影響されたっぽい2番煎じ的なこのアルバムですが、
内容は流石スコーピオンズといった感じ。いやダマされたと思って買ってみてください、マジいいから。

クラウスのハイトーンが、オーケストラのドラマティズム溢れる演奏にぴったりマッチしまくってる
時点でもう半分成功したといえるこの試みですが、それだけにとどまらず新曲"
MOMENT OF GLORY"
の出来の良さや、"
SEND ME AN ANGEL"のアレンジの良さにも牽引されて、ぐいぐいとオーディエンスを
引き込むような魅力溢れる仕上がりになっています。

一番の聴きどころは"
DEADLY STING SUITE"。
初期と中期の名曲、"HE,S A WOMAN, SHE,S A MAN"/"DYNAMITE"をオーケストラ風に味付けした上で
メドレー形式にしたこの曲のダイナミックさと勇壮さは、ただでさえ出来のいいこのアルバムの楽曲の
中でも群を抜いているかと。

あえて苦言を言うならば「飽きやすい」かも。故にそう何度も聞けるアルバムではないかもしれません。

 1 :HURRICANE 2000
 2 :MOMENT OF GLORY
 3 :SEND ME AN ANGEL
 4 :WIND OF CHANGE
 5 :CROSSFIRE
 6 :DEADLY STING SUITE
 7 :HERE IN MY HEART
 8 :STILL LOVING YOU
 9 :BIG CITY NIGHTS
 10:LADY STARLIGHT




2001年:
ACOUSTICA(邦題:アコースティック・ライヴ) リリース。
前作「
栄光の蠍団」で共演したコロノヴィッツと組んで、ポルトガルはリスボンで行われた
アンプラグド・ライヴの中からの選曲集。

アコースティックだけあって、セットリストは全体的におとなしめの選曲となっています。
"
THE ZOO"・"HOLIDAY"など中期の曲をセレクトしている辺り、往年のファンには嬉しい配慮。
ただ、ウリ時代「
狂熱の蠍団」からの"CATCH YOUR TRAIN"にアコスは無理がありすぎですね。
ここはちょっとやりすぎちゃったかも。

そンなおちゃめなところに目をつぶれば、クイーンやカーズの名曲カヴァーあり、新曲も3曲ありで
ファンなら買いのアルバムに仕上がっています。が、所詮はイロモノ、メインにはなりえないかと。
今はただ、2004年春にリリース予定と噂される新作が待ちどおしいですね。

 1 :THE ZOO
 2 :ALWAYS SOMEWHERE
 3 :LIFE IS TOO SHORT
 4 :HOLIDAY
 5 :YOU & I
 6 :WHEN LOVE KILLS LOVE
 7 :DUST IN THE WIND
 8 :SEND ME AN ANGEL
 9 :CATCH YOUR TRAIN
 10:I WANTED TO CRY
 11:WIND OF CHANGE
 12:LOVE OF MY LIFE
 13:DRIVE
 14:STILL LOVING YOU
 15:HURRICANE 2001
 16:RHYTHM OF LOVE



一番楽しいと思ったことをするべきだ。
成功は必ずやってくると父が教えてくれた。
俺達は金のことは考えたことがなかった。
一番大切だったのは、いつかスコーピオンズが世界最大と言われる
30ロックバンドのひとつになることだった。

ルドルフ・シェンカー



DREAM COMES TRUE!


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