FUJI ROCK FESTIVAL 09.
<2009年7月24〜26日: 苗場スキー場>
ようやく「フジ」が復権してくれた…!
そう賞賛するに相応しいと思われる今年のトリは「・OASIS ・FRANZ FERDINAND ・WEEZER」。
まあ個人的には二日目が若干弱いかなーとも思いましたけど、昨年・一昨年のメンツと比べりゃ
ますます招聘合戦が激化していると思わしきこの現況の中じゃ素晴らしく頑張った方だよなと
いうわけで今年もフル参戦モードで行ってきましたよフジロック。詳細については以下をチェキ。
24日(1日目).
<14:00〜16:00>
初日となるこの日は夕方近くになるまで特に見たいアクトがなかったこともあって遅めに始動。
14時頃、越後湯沢駅に着。流石にこの時間ならバスもそこそこ空いてるだろと思いきやさにあらず。
かなりな勢いで混んでる上にバスがあまり来ないことも重なって結局会場に着いたのは16時頃。
ほぼ空になった体力と疲れ果てた精神力を癒すべくオアシス食堂にてもつ煮とスタミナ丼を食す。
と、先ほどから怪しかった空模様がここにきて完全に崩れ「ザアザア」レベルを少々上回るような
雨が遂に降り始める。『グリーン』で演奏中に「Lily
Allen」を横目に2chで現況をチェック。
「オレンジが極限まで泥濘化!」「ところ天国近くの川が決壊レベル!」「ドラゴンドラ停止!」
被災地さながらの現場報告が次々と入る中、ステージ上にて屈託なく笑い天真爛漫に歌うリリーを
見つめてほんの少し救われた気分になる。そんな彼女の微笑みパワーが天に届いたのか、雲の隙間
から遂に晴間が…!でもザアザア降りなのな。お天気雨も大概にしてほしいと心の底から思う。
<17:30〜>
明日の「Bad Brains」と並んで今フジロック最大のお目当て、パンク・マザーこと「Patti Smith」を
『グリーン』にて観戦。"Dancing Barefoot"・"Because
the Night"などの往年の名曲を力強くも
静かに歌い上げていく、どちらかといえば大人しめなステージングが"People Have the Power"
からガラッと様変わり。突如帽子を投げ捨ててマイクに噛み付くように歌い…いや叫び始めたそんな
彼女からは丁度2年前にここでみたイギーポップと確実に重なる何かを感じたり。
特に"Gloria"から"Rock'n Roll Nigger"へ至る流れは圧巻という他なし。「鬼気迫る」という言葉を
具現化するかのごとく髪を振り乱し、水を含んでは吐き出し、マイクスタンドを蹴倒し、ズボンの前の
チャックを開けるフリまでして(苦笑)最後にギターの弦をブチ切りながら「We Are Free!!」と高らかに
叫ぶ彼女の姿は実に野生的であり、狂おしいほど人間的であり、どこまでも生々しく、だからこそ最高に
カッコよかった。ここまで身震いさせられたステージングは何時以来だろうか。その伝説を如実に証明
しきったまさに入魂のライブだったと思う。
01:Dancing Barefoot
02:Redondo Beach
03:Ghost Dance
04:Beneath the Southern Cross
05:Pissing in a River
06:Because the Night
07:Peaceable Kingdom
08:People Have the Power
09:Land
10:Gloria
11:Rock'n Roll Nigger
<18:30〜>
降りしきる雨だけではクールダウンしきれないほど火照りきった体を冷ますべくオアシスで食事休憩。
ドライカレーとホルモン焼きを食すも後者のあまりのマズさに辟易。やはり空いている店にはそれなりの
理由があるものだと一人ごちる羽目に。
<19:20〜>
雨の強度が「しとしと」から「ザアザア」へと次第に強まっていく中、『グリーン』の中腹付近に
今回の秘密兵器パイプ椅子を設置して「Paul
Weller」観戦。その歳にしては十分すぎるくらい均整の
とれた体型といい、キレの良いカッティングきめながらマイクに向かってがなりたてるその姿といい、
時に煙草をふかしながら弾き語るその渋みといい、相変わらずカッコよさ全開っスねこのオッサンは。
06年の来日時には聴けなかった「Style Council」時代の"Shout To The Top"もやってくれたし、
「The Jam」時代の曲も定番の"Town Called Malice"以外に"The
Eton Rifles"があったし、
噂されていた"Echoes Round The Sun"でのノエルとの共演こそなかったものの選曲的には大満足。
そのクールなキャラに似合わぬ熱さ全開の、だけど決してガキっぽいそれではない大人のムーディな
魅力がたっぷり詰まったステージだったと思う。特にギターの残響を響かせたままヒョイと手を挙げて
退場していったラストのさりげなさは滅法カッコよかった。
それにしても雨が止まない。この時点で1時間雨に打たれっ放し、加えて風まで吹いてきた。
苗場の環境が過酷なのは分かっていた筈だがいくら何でもこれは… 基本的にライブじゃ雨合羽は
着ないというのがポリシーだったが遂にその禁を破らざるをえなくなる。
01:22 Dreams
02:The Changingman
03:All I Wanna Do (Is Be with You)
04:Out Of The Sinking
05:From The Floorboards Up
06:Sea Spray
07:Shout To The Top
08:The Eton Rifles
09:Porcelain Gods
10:You Do Something To Me
11:Empty Ring
12:Broken Stones
13:Have You Made Up Your Mind
14:Push It Along
15:Wild Wood
16:Echoes Round The Sun
17:Town Called Malice
<21:30〜>
豪雨の中にて戦時中のベトコンばりな様相を呈しつつ「OASIS」視聴。
始まった瞬間こそゾワっと痺れるような興奮を覚えたものの、いつも通りの飾りっけゼロ、
けれん味まるで皆無な淡々系パフォーマンスを前に、少しずつではあるが確実にテンションが低下
していくのを如実に感じる。この劣悪な環境下で黙々とやられるのは正直キツいわ。
それでも飽きるまではないってことは純粋に曲の力・メロの良さのみで惹きつけられているってことに
なるわけで、そういう意味あいを考えたらオエイシスってやっぱり凄いバンドなんだなと妙な観点から
感心することに。その想いは"Don't Look Back In Anger"の大合唱を経ることでますます強くなる。
ってかこのシーン、サマソニ05に単独2回、そして今回ので4回目のとわりかし見飽きてる筈なのに
過去のそれ同様きっちり仕上げきられた。本物のスタジアム級バンドが持つ根幹レベルでの波動という
ものにはまったくもってどうしようもなく抗いがたい何かがある。
01:Rock'n Roll Star
02:Lyla
03:The Shock of the Lightning
04:Cigarettes & Alcohol
05:Roll With It
06:Waiting for the Rapture
07:The Masterplan
08:Songbird
09:Slide Away
10:Morning Glory
11:My Big Mouth
12:Half the World Away
13:I'm Outta Time
14:Wonderwall
15:Supersonic
16:Live Forever
17:Don't Look Back in Anger
18:Champagne Supernova
19:I Am The Walrus
バスが混む前に退散が吉。入り口付近で巨大ウサギがお見送り。
<09/08/26 追記>
えー、ノエルがオアシスを脱退?
出演前に楽屋裏でケンカしてキレたリアムがノエルのギターをブチぶち壊したことがきっかけ?
いや、らしいっちゃらしい理由だけど、え?てことは今回のフジ09が日本での見納め?マジで?
<今日の無駄T>
#いつもは感覚買いだけど、今日はハナっから指名買い。
バックプリントなしは少し寂しいけどギリで普段着に出来そうなのでまあアリかと。
25日(2日目).
<12:00〜>
今日最初のお目当てな「筋少」までなんと3時間、少々早く着きすぎたかも。
この膨大な待ち時間を有効活用すべくフジ住民いわく「奥地厨」と化してヘヴン〜オレンジ周辺を
ひたすら散策することに。
■増水のせいで通行止めになった昨日の惨状から完全復旧した『ホワイト』手前の「ところ橋」。
■今年新設された『ストーンサークル』手前の『Cafe De Paris』。
入り口付近で営業してるお姉サンズのエロ可愛さにマキシマム・ザ・リビドー。
■最深部の『ドッグ・ワンダーランド』にてお犬様を鑑賞、どこまでも癒される。
■『ヘブン』後方の大きな盆栽の前で昼飯。回鍋肉丼とビール(¥1100)。
<15:10〜>
『ホワイト』最前付近にて「筋肉少女帯」見物。
これはXの専売特許じゃない!と言わんばかりのXポーズ連発から始まった"踊るダメ人間"から
テンションはあっという間に最高潮。そこへオーケンの冴え渡ったMCが更に場の熱気を助長する。
「筋少にとって全てのフェスはアウェイだ!」
「さっき女の子に「今日は見に来たんですか?」って聞かれたよ。違う!出に来たんだ!」
「トイレでウンコしてたら外人らしき人がドアをドンドン!思わず答えた、イン・マイ・ハウス!」
相変わらず面白いなァこの人。
そして演奏面においては本人いわく「お城を建てるがごとき」様式美ソロがシェンカーを思わせる
橘高の圧倒的存在感と、一聴メタルなようでギリ踏み止まってる独特の世界観をオーケンの詞とともに
造りあげている三柴のオルガンが際立って素晴らしい。その内容の良さに触発され何度も右手を振り上げる。
そいやここ苗場でグーじゃなくメロイックサインを高々と掲げたのはサラス以来だろうか?
ちなみに個人的クライマックスはフロント三人が揃い踏んでの「戦え!」「何を?」「人生を!」を
シンクロシャウトしたシーン。そこにオーケンお約束のヌンチャク炸裂とくればどうやったって盛り
上がるしかない。ラストは橘高がアンプヘッドへギターを叩きつけてのマーシャルのダルマ落とし、
これも最高に受けた。間違いなく今フジにおけるベストパフォーマンス、今まで彼らのライブに足を
運んだことがないことを恥じたくらい良いステージだったと思う。
01:踊るダメ人間
02:日本印度化計画
03:カーネーション・リインカーネーション
04:人間嫌いの歌
05:元祖高木ブー伝説
06:戦え!何を?人生を!
07:イワンのばか
08:釈迦
<16:40〜>
そのまま『ホワイト』に居残って米オルタナ界隈のプチ伝説「Melvins」を見物。
巷じゃサバス的と言われているようだけど、どちらかっていうと受けた印象はメタリカ。
実験に失敗した科学博士ばりなボンバヘッドしてるバズの銀色ギターから繰り出されるリフ、リフ、
更にリフの重ね掛けとそこに隙間なく割り込むダブルドラムの重低音ビートに晒されまくった末、
全身これ隈なくやられて魂を抜かれた単なる木偶と化し、ただただその場に呆然と立ち尽くす。
弦が切れてもお構いなしにストロークしまくるバズの姿に終始魅せられまくった50分。
実際この音圧押しはただ事じゃない。よもやフジでここまでヘヴィな音が聴けるとは思わなかった。
01:Pigs Of The Roman Empire
02:The Talking Horse
03:The Bloated Pope
04:Dog Island
05:Dies Iraea
06:Billy Fish
07:Anaconda
08:Zodiac
09:The Kicking Machine
10:Civilized Worm
11:Blood Witch
12:Hooch
13:The Bit
<18:00〜>
小腹が減ったのとトイレ休憩も兼ねて再び『ヘブン』へ向かう。
が、本来なら一番空いてる筈のヘブン近くのトイレが大渋滞。
泥濘のせいで導線が細くなってしまった事がその原因、ここの土地はあまりに水はけが悪すぎる。
ほうほうの体で用を足した後、『ヘブン』で「たまこん」を食す。たまこんにゃくを棒に3つ刺した
だけのものだが、ダシのしみ具合が絶妙すぎてバリ旨。すかさずマイ脳内で今年のMVPフジ飯に認定。
あまりに美味しかったのでもう一つ食おうと思って店に戻ったら既に売り切れていたガックシ。
思わずカーッときたので『アバロン』にて和牛丼(¥700)をやけ食い。
<19:40〜>
『ホワイト』にてUSハードコアの始祖「BAD
BRAINS」見物。
HRを見た途端、まだ音は鳴っていないというのに早々と暴れだす天然カウパー君が続出。
流石は生けるアメリカンハードコア伝説、客層までもが半端ない。
そんな客の熱さに反比例してボーカルは予想以上にヘナヘナ、かつ基本棒立ちで曲の終わりに
ナマステポーズで挨拶という元来のイメージとはかけ離れたパフォーマンス、よくよく考えたら
もうお爺ちゃんなので仕方ないっちゃそうなんだけど、これは観客側も肩透かしだろうなァと
思ってたらそんなの全然カンケーなく異常に盛り上がってた。というか熱狂的を超えて発狂的、
若干宗教じみたアガリっぷり、なにせ泣きながらダイブしてる奴もいたぐらいだし。
ハードコア系ナンバーを連続ならともかく独自色のレゲエ系がその間に挟まれたこのセトリに
あってどこまでも縦ノリを続けられるコイツ等のパッションは本当に凄い。流石にミーはこれ
真似できないわと高見の見物をキメこみ続ける筈が、ラストの"Pay To Cum"と"I
Against I"
で何故かその仲間入りをはたす羽目となった。フジでこんなに暴れたの昨年の「ALL」以来か。
01:Atitude
02:Right Brigade
03:Sailin' On
04:The Regulator
05:I Luv I Jah
06:Give Thanks & Praises
07:Universal Peace
08:Expand Your Soul
09:F.V.K
10:I And I Survive
11:Banned In D.C.
12:Sacred Love
13:Soul Craft
14:The Youth Are Getting Restless
15:At The Movies
16:Re-Ignition
17:Pay To Cum
18:I Against I
<21:10〜>
『ホワイト』トリの「PUBLIC ENEMY」を見るため、後方エリアにて待機。
開始前のDJの煽り「なんとかかんとか、WWW・ドット・ア〜イ?」のア〜イが妙にツボる。
が、そのあと出てきた意味不明の前座ラッパーにより多少テンションダウン。いや前座ありって
知ってりゃともかく、今か今かとPEを待ち構えているところへいきなり「誰?」みたいな
展開は正直キツい。そこへグリフとフレイヴァーが入国禁止で来れなかった話を聞いてますます
テンションが下がる。名盤「It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back」完全再現という
演出は良かったのだけれど、それをいざ楽しむ前に尻つぼんでしまった感じか。それでも神曲
"Bring the Noise"の「ターニングオン!」部分のコール&レスポンスに参加できた時点で
十分に元はとったように思う。その後のダレ展開は惰性で視聴、最後の"Fight The Power"で
予定調和的に盛り上がってフジ二日目終了。毎回思うがこれだけ疲れた状態でまた湯沢まで戻る
のは本当に苦行。来年こそは会場に近いプリンスホテルに宿泊したいなァ。
01:Countdown to Armageddon
02:Bring the Noise
03:Don't Believe the Hype
04:Terminator X to the Edge of Panic
05:Billy Jean (Michael Jackson)
06:Mind Terrorist
07:Louder Than a Bomb
08:Caught,Can We Get a Witness?
09:Show 'Em Whatcha Got
10:She Watch Channel Zero?!
11:Night of the Living Baseheads
12:Black Steel in the Hour of Chaos
13:Security of the First World
14:Rebel Without a Pause
15:Prophets of Rage
16:Party for Your Right to Fight
17:Welcome To The Terrordome
18:Fight The Power
<今日の無駄T>
#この日は筋肉少女帯と迷ったものの、来日自体がレアと思われるバッドブレインズのTをチョイス。
ハードコアよりのライブに行く時の専用Tになりそう。
26日(3日目).
<13:30〜>
さて最終日、例年通りプチ寝坊してものの見事に出遅れ、結局会場についたのは13時すぎ。
ちょうど昼飯時ではあったが体が無性に甘いものを欲していたので、まずはオアシス食堂にて、
クロワッサンソフトフルーツを食す、500円也。でもって『グリーン』中腹の丘に寝転がって
ドラクエしつつ「ベンジー」を"ながら"視聴。ブランキー時代の初期曲が聴けた時点で勝ち組か。
01:二人の旅
02:危険すぎる
03:チェリオメアリー
04:Pola Rola
05:Friendly
06:大きな木
07:ペピン
08:diduli didura
09:MAD SURFER
10:ディズニーランドへ
11:新しい風
<16:00〜>
『グリーン』ピット内に入って「Jimmy
Eat World」観戦。
相変わらず立ち振る舞いは地味なのだけれど、それを補って余りある曲の良さが光る。
途中でフジ名物・いきなりの豪雨が到来し、皆テンション急降下かと思いきや、
"Bleed American"に"A Praise Chorus"という最高の立ち上がりがあったおかげで逆に
アガりまくる場面も。ハイライトはそのエモ魂がいかんなく炸裂した中盤での"Work"と、
余韻に残る爽快な感動を与えてくれたラストの"Sweetness"だろうか。今フジの中じゃ
初日の「パティ・スミス」、二日目の「筋少」と並んでベストパフォーマンスだったと思う。
01:Bleed American
02:A Praise Chorus
03:Let It Happen
04:Lucky Denver Mint
04:Futures
05:Work
06:Crush
07:Big Casino
08:Blister
09:Electable
10:Hear You Me
11:Get It Faster
12:Pain
13:No Sensitivity
14:Middle
15:Sweetness
<18:50〜>
『グリーン』の「Fall Out Boy」に後ろ髪をひかれつつも、つい学生時代の残像を追いたい
衝動に駆られてしまい、「高橋幸弘」を見に『ホワイト』へと向かう。
本業のドラムのみならず、ギターにシンセと相変わらずの芸達者ぶりを見せるユキヒロの
雄姿に見入りつつ、ニューミュージックにフュージョン、はたまたテクノと演奏面に負けない
くらいの芸達者ぶりで展開される独特の音世界へと耳を傾ける。ふと空を見上げばそこには
見事な月が。スクリーンの映像美がそのムーディな空気に華を添える。昔のソロ時代の曲は
まったく聞けなかったが、彼らしさはふんだんに味わえたのでかなり満足。
今回見た中じゃ最もフジロックっぽさが感じられたアクトだったんじゃないかとも思う。
01:Opening
02:You've Got To Hide Your Love Away
03:Blue Moon Blue
04:Emerger
05:Out of Here
06:Atomic Chicken Dog
07:Still Walking To The Beat -prmx-
08:The Words
09:Out There
10:What The World Needs Now Is Love
■わりとステージに近い位置でもろガン寝している勇者を発見。これ見てウドフェスを思い出す。
■『ホワイト』へ向かう途中に遭遇したコスプレ軍団。
一昨年の原始人、去年の宇宙戦士に続いて、今年の賑やかしゲストはこの妖精達みたい。
<20:00〜>
ユキヒロ視聴後、急いで下山。「Fall Out
Boy」の演奏終盤にどうにか間に合う。
"I Slept With…"からの勢い抜群な畳み掛け攻勢は相変わらず健在だったが、フロント付近の
狂騒的に暴れてる信者を除けば、全体的にゃあまり盛り上がっていないようにも見える。
やはりフジという場にゃ成り上がりの新世代パンクは鬼門だったか。
まあ確かに捻りはないしその分かりやすさが逆に敬遠される要因となってることも認めるけど
真正面から真摯に聴いてみりゃメロよしリフよしノリよしで、かなり良質クラスの外タレだと
思うんだけどなー
01:Thriller
02:Disloyal Order Of Water Buffaloes
03:A Little Less Sixteen Candles, A Little More "Touch Me"
04:Sugar, We're Going Down
05:This Aint A Scene,It's An Arms Race
06:I Don't Care
07:Headfirst Slide Into Cooperstown On A Bad Bet
08:Where Is Your Boy Tonight
09:She's My Winona
10:Coffee's For Closers
11:Tiffany Blews
12:I Slept With Someone In Fall Out Boy And All I Got Was This
Stupid Song Written About Me
13:America's Suitehearts
14:Thanks Fr Th Mmrs
15:Dance, Dance
16:Saturday
<20:30〜>
『オアシス』にて晩飯代わりのチキンカレーと舞茸けんちん汁をかっこみつつ、
隣の『レッド』から漏れてくる「MAXIMO
PARK」の小気味よいロック・ビートを楽しむ。
某掲示板にて「人が少ないからみんな来てー」みたいな応援要請がかかっていたが実際には
それなりに入っていた。「Animal Collective」と「Weezer」間に挟まれた重馬場のわりにゃ
健闘していた方じゃないだろうか。
01:Graffiti
02:Wraithlike
03:Girls Who Play Guitars
04:The Kids Are Sick Again
05:A Cloud Of Mystery
06:Apply Some Pressure
07:By The Monument
08:Let's Get Clinical
09:Books From Boxes
10:Questing,Not Coasting
11:I Want You To Stay
12:Tanned
13:Limassol
14:Nosebleed
15:Going Missing
16:Acrobat
17:Our Velocity
<21:30〜>
『グリーン』のピット前にて最終日のトリ「WEEZER」を鑑賞。
聞いているだけでいつの間にかピースフルな気持ちにさせられてしまうメロの良さと、
抜群の安定感を誇る演奏力、突飛なサプライズは望めないけれども確実に楽しめること
間違いなしなライブ運びは相変わらず健在。いや今回はクオモが楽器を持っていない分、
そのヘンテコな挙動が普段の三割増しだったような。唐突に眼鏡をはずして「ミエナーイ」
にはちょっと笑った。
ライブハイライトは中盤における"Say It A'int So"から"Perfect
Situation"への繋ぎで
見せてくれたエモーショナル度200%のはちきれんばかりな激情感と、クオモが一人で
順番にドラム→ベース→ギターを録音して音を重ねていく過程をお遊び的に披露してくれた
"Island in the sun"だろう。「Blur」のカヴァーも相当盛り上がっていたように思う。
おしむらくは中盤にいい曲を演りすぎたせいか本編の〆がいまいちグダってしまったこと
だろうか。まあその失点はアンコール以降の怒涛のカヴァー押しにてお釣りがくるくらい
取り返してくれたので総合的には文句なかったわけだけど。あとここ近年じゃわりと序盤に
プレイしていた"Buddy Holly"をとことん引っ張って、それ聞いたら帰ろうと思っていた
様子見客達を右往左往させた件については、とりあえずスルーの方向で。
01:Seven Nation Army 〜 Undone
02:The Girl Got Hot
03:Hash Pipe
04:Troublemaker
05:My Name is Jonas
06:Say It A'int So
07:Perfect Situation
08:Can't Stop Partying
09:The Good Life
10:Photograph 〜 Song 2(Blur)
11:Island in the Sun
12:I'm Your Daddy
13:Beverly Hills
14:Pork And Beans
15:Keep Fishin'〜The Way You Make Me Feel(Michael Jackson)〜Kissed
a Girl(Katy Perry)〜
Poker Face(Lady GAGA)〜君が代〜Keep Fishin'
16:Buddy Holly
<今日の無駄T>
#常軌を逸したセンスの無さに思わず愕然となったジミーイートT。
どうしてコレを買っちゃったのか、自分でもまったく理由が分からない。