Aerosmith


Introduction

30年以上も前から活動を続け、現在も現役。
世界レベルでバリバリに成功しまくっているロック・バンドをあげよ、と言われれば誰もがまっ先に頭に浮かぶのは、
やっぱし「ローリング・ストーンズ」でしょうか?
今から28年程前にそのストーンズの劣化コピーと評され、当事はまったくマスコミに相手にされなかった「とある」
バンドがありました。現在そのとあるバンドこと「エアロスミス」は世界的ロックスターとして前述のストーンズにひけを
とらない程の揺るぎない地位を築きあげるまでに至りました。以下はそんな彼等について主観100%で垂れ流した
アルバヌレビューっぽい駄文です。お目汚しかも知れませんがもしお時間あるならばしばしお付き合いのほどを。

さて「エアロスミス」と言えばその下品かつ野生味溢れるロックが最大の魅力であり、ある意味あのクイーンの対極に
いい意味で位置するとも言えるバンドだと勝手に思っていたりします。
そんな彼等の最も凄いところはその根底となるサウンド。やる気なさげに響く不良テイストのギターと何を歌っているのか
さっぱりイミフなキチガイボーカルとの融合、そしてそれら根幹要素をほとんど変化させることなくその成功をますます拡大
させているところにあるんじゃないかなと。あと(いろいろあったものの)結成当時のメンバーが30年近くたった今でも
不変のままってのもスゴいことだと思います。

結成のきっかけは1970年。
ニューハンプシャー州サナピーのアイスクリーム屋で働きつつ、ストーンズやヤードバーズのコピーに明け暮れていた
ジョー・ペリーと その友人トム・ハミルトンが在籍していたバンドのライブ会場に、当事ニューイングランド地区では
ドラマー兼ボーカルとして知られた存在であったスティーヴン・タイラーが姿を見せ、ジョー&トムの二人と意気投合した
ところからエアロスミス生誕のきっかけが生まれます。
まもなくスティーヴンの悪友でボストンのバークリー音楽院で学んだ経験を持つジョーイ・クレイマーが加わり、
その後二人目のギタリストとしてレイモンド・タバノを迎え、この5人で共同生活を開始し創作活動を始動しますが
タバノがすぐに脱退。バークリー音楽院つながりでブラッド・ウイットフォードがメンバーとして加わります。
この5人がエアロスミスのオリジナル・メンバーとなりました。

 ・ジョーイ・クレイマー(Ds):1950/6/22 ニューヨーク生まれ
 ・スティーヴン・タイラー(Vo):1951/3/26 ニューヨーク生まれ
 ・トム・ハミルトン(b):1951/12/31 コロラド州コロラド・スプリングス生まれ
 ・ブラッド・ウイットフォード(g):1952/2/23 マサチューセッツ州ウインチェスター生まれ
 ・ジョー・ペリー(g):1952/9/10 マサチューセッツ州ボストン生まれ

ジョーイが、ハイスクール時代に教科書の隅に何度となく書いていたという、架空のバンドの名前を取ってバンド名は
エアロスミスとなりました。エアロスミスとしての初ライブはハイスクールのパーティ会場で行われたそうです。
その後、パーティでのカヴァー演奏をこなしつつも、生計のためにスティーヴンはパン屋で働き、ジョーは教会の掃除夫を
しながらもその合間をぬって音づくりと曲固めに没頭し、1972年に遂にデビューのきっかけとなるコロムビアとの契約を
果たす事になります。



創世期(1973 〜 1983)



1973年1月:AEROSMITH(邦題:野獣生誕) リリース。

発売当時は地元ボストンで僅かに話題になった程度にとどまり、「ストーンズのクローン」と酷評されたこのアルバムですが、
まあ確かに”あ〜普通”とかそンな形容詞以外つけようがない気はします。いや全然悪くありませんよ、悪くないンですが、
ただインパクト不足と評せざるをえない出来でもあるかなと。素朴かつ純朴なロックンロール…?うん、そんな感じの無難な
フィールに仕上がっています。

そんな中、やはり"DREAM ON"と"MAMA KIN"は飛び抜けて光っています。この2曲は30年近くたった今でも彼等のライブに
欠かせない曲となっていたり。(スティーヴンはその入れ墨を腕に掘る程、特に"MAMA-KIN"がお気に入り)
そのうちの一つ"DREAM ON"はアルバム発売からかなり時間が経過した後にラジオ局などで徐々に人気を集め、後にリクエストが殺到、
シングルカットでビルボード59位まで上昇するヒットになりました。彼等の成功のきっかけとなった曲だけにメンバーもこの曲には
かなり思い入れが深いみたいです。(さらに後、76年の再リリース時には最高6位をマークしています)

 
<米21位>
 
1 :MAKE IT
 2 :SOMEBODY
 3 :DREAM ON ←
(米6位)
 4 :ONE WAY STRET
 5 :MAMA KIN
 6 :WRITE ME A LETTER
 7 :MOVIN, OUT
 8 :WALKIN THE DOG




1974年:GET YOUR WINGS(邦題:飛べ!エアロスミス) リリース。

日本の一部マスコミには”飛びたくても飛べない駄作”と評され、直後のセールス的にも最高ランク100位まで届かなかった
このアルバムですが、ミー個人としては彼等初期の代表作「
闇夜のヘヴィロック」や「ロックス」などよりも好きな一枚です。
エアロスミスというバンドの良さの一つとして”最高にノリが良くてしかも分かりやすいリフ”というのがあると思うのですが、
"MAMA KIN"と並んで出だしのイントロが最高だと思う"SAME OLD SONGS AND DANCE"(邦題:エアロスミス離陸のテーマ)が、
このアルバムに入っているからです。
他にもこれぞロック!という感じの"S.O.S"や、ヤードバーズ往年の名曲を彼等らしくカヴァーした"TRAIN KEPT A ROLLIN"など、
聴きどころ満載の曲が収録されています。

この頃、彼等はモット・ザ・フープルやブラック・サバス、ディープ・パープルなど、今では伝説となったバンドの前座をしており、
この時の活動はエアロスミスの名前を地味ながらも徐々に全米へと浸透させていく事になります。

 
<米74位>
 
1 :SAME OLD SONGS AND DANCE
 2 :LORD OF THE THIGHS
 3 :SPACED
 4 :WOMAN OF THE WORLD
 5 :S.O.S
 6 :TRAIN KEPT A ROLLIN
 7 :SEASONS OF WITHER
 8 :PANDRA,S BOX




1975年4月:TOYS IN THE ATTIC(邦題:闇夜のヘヴィ・ロック) リリース。

エアロ出世作として位置付けられているこのアルバムの聴きどころは、後(86年)に「RUN D.M.C」の手によってラップ風に
アレンジされたものが米4位のヒットにまでなった"WALK THIS WAY"と、ジョーのやる気なさげ・だらしなげなギターが
「味」の演出に一役買っている"SWEET EMOTION"になるのでしょうか。両曲とも今ではライブの終盤を飾るキー曲となっていたり。
あ、しっとり聞かせるバラード"YOU SEE ME CRYING
"もオススメ。
この年、彼等は「ZZ TOP」とのツアーを皮切りに、ほとんどをロードで過ごす事になります

 
<米11位>
 
1 :TOYS IN THE ATTIC
 2 :UNCLE SALTY
 3 :ADAMS APPLE
 4 :WALK THIS WAY ←
(米10位)
 5 :BIG TEN INCH RECORD
 6 :SWEET EMOTION ←
(米36位)
 7 :NO MORE NO MORE
 8 :ROUND AND ROUND
 9 :YOU SEE ME CRYING




1976年:ROCKS(邦題:ロックス) リリース。

クイーンにとっての最高傑作が「オペラ座の夜」ならば、エアロにとってそれに位置づけされるアルバムがこれでしょう。
出だしから狂ってるとしか思えないスティーヴンのパフォーマンスが炸裂し、しっとりとした出だしから一転して骨太ロックへと
変化する"LAST CHAILD"へ。そのままスピード感溢れる"RATS IN THE CELLAR"へと繋がる展開は臨場感に溢れまくりです。
(実際にもナチュラルなライブ風の臨場感をだすべく、マサチューセッツはウォルサムのある倉庫を拠点に録音されたそう)
ちなみに"BACK IN THE SADDLE"ではジョーが6弦ベースを、"SICK AS A DOG"ではスティーヴンとジョーがベース、トムが
ギターを弾いていたりして、その懐の深さを見せつけてくれています。

このアルバムのヒットがきっかけとなり1・2作目も触発されるようにチャートを上昇、結果、1作目からこの「
ROCKS」まで
全てのアルバムがプラチナ&ゴールドディスクに輝く事になります。この後、彼等はヨーロッパ/全米をまわり、翌年の1月には
ファン待望の初来日をはたします。この当時、日本ではキッス、クイーン、そしてこのエアロが3大人気バンドとなっていました。

 
<米3位>
 
1 :BACK IN THE SADDLE ← (米38位)
 
2 :LAST CHILD ← (米21位)
 
3 :RATS IN THE CELLAR
 4 :COMBINATION
 5 :SICK AS A DOG
 6 :NOBODY,S FAULT
 7 :GET THE LEAD OUT
 8 :LICK AND A PROMISE
 9 :HOME TONIGHT ←
(米71位)




1977年11月:DRAW THE LINE(邦題:ドロー・ザ・ライン) リリース。

最速でプラチナに輝き、ますますのエアロ健在を周囲に匂わせたこのアルバムですが、この時点で彼等はドラッグ漬けになっており、
「ドロー・ザ・ライン(線を引く)」という意味のタイトルとバックの白は吸入する前のコカイン粉で線を引くという意味の謎掛け
だったのではないか?との逸話が今では笑い話とともに語られています。この当時の問題はドラッグだけでなくスティーヴンとジョーの
確執が段々と表面化してきた時期でもありました。

ちなみに一番のオススメ曲は彼等らしくないゆっくりとしたテンポでもの悲しく綴られる"KINGS AND QUEENS"です。
ジョーがリード・ヴォーカルをとっている"BRIGHT LIGHT FRIGHT"も話題を呼びました。

 
<米11位>
 
1 :DRAW THE LINE ← (米42位)
 2 :I WANNA KNOW WHY
 3 :CRITICAL MASS
 4 :GET IT UP
 5 :BRIGHT LIGHT FRIGHT
 6 :KINGS AND QUEENS ←
(米70位)
 7 :THE HAND THAT FEEDS
 8 :SIGHT FOR SORE EYES
 9 :MILK COW BLUES




1978年11月:AEROSMITH LIVE! BOOTLEG(邦題:ライヴ・ブートレッグ) リリース。

エアロ最初のライブ・アルバムで、77〜78年の全米ツアーの様子を収録したものです。
聴きどころは、"MAMA KIN"から"S.O.S"へと続く盛り上がりと、ラストの"TRAIN KEPT A ROLLIN"。エアロらしい下品な風味に
仕上がった"COME TOGETHER"(元はビートルズ)もオススメです。
エアロは全部で4枚のライブ・アルバムを出していますが、初期の頃のライヴとしては、このアルバムが完成度という点で一番良いと
思っています。

 
<米13位>
 1 :BACK IN THE SADDLE
 2 :SWET EMOTION
 3 :LOAD OF THE THIGHS
 4 :TOYS IN THE ATTIC
 5 :LAST CHILD
 6 :COME TOGETHER ←
(米23位)
 7 :WALK THIS WAY
 8 :SICK AS A DOG
 9 :DREAM ON
 10:CHIP AWAY THE STONE ←
(米77位)
 11:SIGHT FOR SORE EYES
 12:MAMA KIN
 13:S.O.S
 14:I AIN,T GOT YOU
 15:MOTHER POPCORN
 16:DRAW THE LINE
 17:TRAIN KEPT A ROLLIN




1979年12月:NIGHT IN THE RUTS(邦題:ナイト・イン・ザ・ラッツ) リリース。

この頃の彼等のドラッグ中毒は絶頂期だったらしく、特に酷かったのはジョーとスティーヴンで、ジョーがオーヴァードラッグで
病院にかつぎこまれたり、スティーヴンがステージ上で過度のトリップ状態に陥りステージ進行に支障をきたしてしまったりと、
とにかく大変だったようです。そンな中ジョーとスティーヴンの確執はますます深くなり、このアルバム製作時にも二人は決して
同時にスタジオ入りする事がなかったそうですが、遂にはジョーのワイフがミルクをこぼしてトムのワイフにひっかけてしまった事が
引き金となり(何とチープな!)ジョーはエアロを脱退してしまいます。この時点でアルバムはまだ完成していなかった為、ジョーの
代わりとなるギタリストをあちこちから引っ張ってきてどうにかこのアルバムを完成させたそうで。
この後任候補の中にはかのマイケル・シェンカーも含まれていたそうで実際スタジオまで来たそうですが、プロデューサーのゲイリーが
マイケルの黒づくめな格好が気に入らなかったらしく幻に終わってしまったという逸話も。

アルバム自体の出来ですが歌詞をみるとかなり直情的なものが多く、スティーヴンのオーヴァードーズがこんなところにも影響してる?
とかそンな事を考えながら聴くと結構楽しかったりします。あ、彼の哀し気なヴォーカルが美しい"MIA"は文句なしにいいです。

 
<米14位>
 1 :NO SURPRIZE
 2 :CHIQUITA
 3 :REMEMBER ←
(米67位)
 4 :CHEESE CAKE
 5 :THREE MILE SMILE
 6 :REEFER HEAD WOMAN
 7 :BONE TO BONE
 8 :THINK ABOUT IT
 9 :MIA




1980年:
GREATEST HITS リリース。エアロスミス初のベスト盤。

この頃、バンドはジョーの脱退にもめげず後任としてジミー・クレスポを迎えてツアーに出ようとしますが、
それが始まるや否やすぐにスティーヴンがステージで倒れ入院。もはや斜陽といった雰囲気が漂っているのは否めなかった模様。
この後、ブラッドまでもがバンドを脱退、スティーヴンのオートバイ事故による入院などとも重なり活動休止状態に。
バンドはまさに存続の危機を迎えます。

ところで、このグレイテストに収録されている"SAME OLD SONG AND DANCE"、"SWEET EMOTION"、"KINGS AND QUEENS"、
"COME TOGETHER"はオリジナル・シングル.バージョンにて収録されていて、エアロ・ファンには嬉しい気遣いがされています。

 
<米53位>
 1 :DREAM ON
 2 :SAME OLD SONG AND DANCE
 3 :SWEET EMOTION
 4 :WALK THIS WAY
 5 :LAST CHILD
 6 :BACK IN THE SADDLE
 7 :DRAW THE LINE
 8 :KINGS AND QUEENS
 9 :COME TOGETHER
 10:REMEMBER




1982年:
ROCK IN A HARD PLACE(邦題:美獣乱舞) リリース。

バンドはブラッドの代わりのセカンドギタリストとしてリック・デュフェイを迎え、この「
美獣乱舞」を発表します。
プロデューサーの1人があのジョン・ボン・ジョビのおじさんだったりするのは余談。
アルバム自体の出来はラウド風味に仕上がっていて、3作目の「
闇夜のヘヴィ・ロック」に似たつくりになっていますが、
肝心のセールスの方はあまり振るわず、やはりジョー/ブラッドという2枚看板ギタリストを失ったツケは大きかったようです。
でもなあ、ジョーの後任のジミー・クレスポなンて全然悪かないと思うンだけどなあ?

そしてエアロスミスの第1黄金期はこのアルバムにて終焉を迎える事に。
ジョーは破産、スティーヴンはますますドラッグ漬けと、もう何もかもが終わっている時機だったようです。
彼等は全てを手にいれたというのに、それを自分達で全て白紙に戻してしまいました。

エアロが失速している間、ジョーはソロとして「
熱く語れ!」「忘れじのロックンロール」と2枚のアルバムを発表しますが
いまいち振るわず。ブラッドの方も「ウイットフォード/セントホルムス」を結成し、アルバムを一枚発表しますがこちらも
振るわず、その後ブラッドはジョーのプロジェクトに参加しています(84)。

 
<米32位>
 
1 :JAILBAIT
 2 :LIGHTNING STRIKES
 3 :BITCH,S BREW
 4 :BOLIVIAN RAGAMUFFIN
 5 :CRY ME A PLACE
 6 :PRELUDE TO JOANIE
 7 :JOANIE,S BUTTERFLY
 8 :ROCK IN A HARD PLACE
 9 :JIG IS UP
 10:PUSH COMES TO SHOVE



黎明期(1984 〜 1994)

1984年。それはロック史のターニング・ポイントといっていい程のアツい年でした。
「VAN HALEN」があの「1984」をリリースし、LAからはラット、モトリーにボン・ジョビなど、これでもかというくらい、
生きのいい新鋭グループ達が表舞台への階段を3段飛ばしで駆け上がってきた年でした。

そしてエアロ自身、ロック・カンブリア期ともいえるこの年にやはり復活のきっかけを掴むことに。
この年の2月、ジョーとブラッドがエアロのボストン公演に姿を見せスティーヴンと再会したのを期に、4月にはジョーとブラッドの
復帰が発表され、両翼を取り戻したエアロは再びそらへ舞い上がる為に滑走路を疾走しはじめました。



1985年11月:DONE WITH MIRRORS リリース。

コロンビアからゲフィンへ移籍してからの第一弾アルバムですが… ん〜〜〜、正直、完全復活とはいいがたいです。
確かにエアロではあるんですが何かこうエアロであってそうでないというか「っぽい」風というか、どこか引っ掛かるのです。
エアロの特徴であるイントロやリフも希薄な感じだし、なによりも全体的に単調な気がします。このアルバムはたった3週間で
完成させたものらしいですがその影響もあったのかなあ?

 
<米36位>
 
1 :LET THE MUSIC DO THE TALKING
 2 :MY FIST YOUR FACE
 3 :SHAME ON YOU
 4 :THE REASON A DOG
 5 :SHELA
 6 :GYPSY BOOTS
 7 :SHE,S ON FIRE
 8 :THE HOP
 9 :DARKNESS




1986年4月:AEROSMITH CLASSICS LIVE!(邦題:ライヴ・クラシックス1) リリース。

エアロ前在籍のコロンビアが出した、バンド側が関知しないライヴ・アルバム。
77〜83年の間のライヴテイクの寄せ集めになっています。こう書くと何か出来損ないのような印象を受け取られかねませンが、
これ予想外に出来いいです。"KINGS AND QUEENS"のライヴテイクなンてこのアルバムでしか聞けませんし、未発表スタジオテイクの
"MAJOR BARBRA"も悪かないです。発表当時、ファン間ではジョーがバンドを離れていた時期のライヴ内容なのでは?との憶測が
飛びかっていたそうですが、たとえギタリストがジミークレスポだったにしろ、これはオススメ。

 
<米84位>
 
1 :TRAIN KEPT A ROLLIN
 2 :KINGS AND QUEENS
 3 :SWEET EMOTION
 4 :DREAM ON
 5 :MAMA KIN
 6 :THREE MILE SMILE〜REEFER HEAD WOMAN
 7 :LOAD OF THE THIGHS
 8 :MAJOR BARBRA




1987年7月:AEROSMITH CLASSICS LIVE! 2(邦題:ライヴ・クラシックス2) リリース。

コロンビアの「エアロ名声のなごりを利用して金もうけ」アルバム・第2弾です。
バンド側がまるで関知しなかった前作とは違ってこれには多少の意向が反映されているそうで、1STからの"MOVIN,OUT"だとか、
ジョーのソロ時代の"LET THE MUSIC DO THE TALKING"だとか、嫌がらせかと思うくらい選曲がマニア指向になっています。

この時期、未だドラッグと手を切る事ができないことに業を煮やした彼等は、発想に追いつかない精神と身体に危機を感じた末、
自らの身体をクリーンにする事に対して真剣に専念しはじめます。

 1 :BACK IN THE SADDLE
 2 :WALK THIS WAY
 3 :MOVIN, OUT
 4 :DRAW THE LINE
 5 :SAME OLD SONG AND DANCE
 6 :LAST CHILD
 7 :LET THE MUSIC DO THE TALKING
 8 :TOYS IN THE ATTIC




1987年8月:PERMANENT VACATION(邦題:パーマネント・ヴァケイション) リリース。

エアロ復活を世界中に印象づけたアルバム。
エアロらしいノリあるイントロ・リフが"RAG DOLL"/"DUDE"などで再び復活し、ところどころでスティーヴンがあのキチガイ
ヴォイスをたっぷりと聞かせてくれています。個人的には、まだ「
ロックス」の頃の勢いには追いついていないとは思いますが、
それでも世間に復活をアピールするに充分すぎる程の出来を持ったアルバムだと思います。
この後、彼等は「ガンズ&ローゼズ」を前座に従えて久々のツアーに出る事に。83年からの「パーマネント・ヴァケイション」は
遂に終わりをつげました。

 
<米11位>
 
1 :HEARTS DONE TIME
 2 :MAGIC TOUCH
 3 :RAG DOLL ←
(米17位)
 4 :SIMORIAH
 5 :DUDE ←
(米14位・英45位)
 6 :ST JOHN
 7 :HANGMAN JURY
 8 :GIRL KEEPS COMING APART
 9 :ANGEL ←
(米3位・英69位)
 10:PERMANENT VACATION
 11:I,M DOWN
 12:THE MOVIE




1988年6月:GEMS〜The Best Of Aerosmith,s Hard Rock Hits!〜 リリース。

コロンビアの「エアロ名声のなごりを利用して金もうけ」アルバム・第3弾。
一言で言うならやりすぎ。選曲がマニアックすぎて、どうひいきめに見てもベスト盤とは思えないですコレ。
例えるならばその辺のエアロ大好き兄ちゃんが自分の為だけに選曲してつくったものを「俺のセンスどうよ?」的なノリで
市販しちゃったような一枚です。そら売れねえわな。そんなコアなファンがしたり顔で評論するのにもってこいのこの一枚、
ミーはわりかし好きだったりします。スタジオ盤未収録の"CHIP AWAY THE STONE"や「
美獣乱舞」からの"JAILBAIT"を
入れてくる辺りが実に渋くていいなァって。

 
<米133位>
 
1 :RATS IN THE CELLAR
 2 :LICK AND A PROMISE
 3 :CHIP AWAY THE STONE
 4 :NO SURPRIZE
 5 :MAMA KIN
 6 :ADAM,S APPLE
 7 :NOBODY,S FAULT
 8 :ROUND AND ROUND
 9 :CRITICAL MASS
 10:LORD OF THE THIGHS
 11:JAILBAIT
 12:TRAIN KEPT A ROLLIN




1989年8月:PUMP(邦題:パンプ) リリース。

無事復活を果たしたものの絶頂期にくらべれば若干劣るかなあといった詰めの甘さが「
PERMANENT VACATION」にはいま少し
見受けられた気がしますが、この「
PUMP」にはそんな気配は微塵も残っていません。完全に全盛期の頃の勢いが戻っています。
スピード感溢れる"YOUNG LAST"、銃社会の悲哀を歌う"JANIE,S GOT A GUN"、これぞエアロのお祭りロックというべき
"THE OTHER SIDE"、とにかく歌詞が泣ける"WHAT IT TAKES"… ん〜〜、素晴らしいの一言に尽きる一枚だと思います。
と同時にエアロ初心者がまず最初に聴くべき一枚でもあるかなと。

 
<米5位>
 
1 :YOUNG LAST
 2 :F.I.N.E
 3 :LOVE IN AN ELEVATOR ←
(米5位)
 4 :MONKEY ON MY BACK
 5 :JANIE,S GOT A GUN ←
(米4位)
 6 :THE OTHER SIDE ←
(米22位)
 7 :MY GIRL
 8 :DON,T GET MAD,GET EVEN
 9 :VOODOO MEDICINE MAN
 10:LORD OF THE THIGHS
 11:WHAT IT TAKES ←
(米9位)
 12:AIN,T ENOUGH




1991年11月:PANDORA,S BOX(邦題:パンドラの箱) リリース。

コロンビア時代(73〜83)の中から52曲を選んで選曲しなおした、エアロの、エアロによる、エアロフリークの為のアルバム。
ぶ厚いライナーノートとエアロ・メンバー直による選択曲への思い入れ注釈が付いていたり、エアロ結成前にスティーヴンが在籍
していたバンドの曲とか、ドラッグでトリップしているジョーとスティーヴンを待っている間にジョーイ、トム、ブラッドがセッションして
出来た曲とかやたらレアな未発表曲が入っていたりで、ディープなファンにはたまらないコレクターズ・アイテムとなっています。




1993年4月:GET A GRIP(邦題:ゲット・ア・グリップ ) リリース。

PUMP」で70年代の勢いを完全に取り戻したエアロはこの「GET A GRIP」で、遂にその当時のサウンドを超えちゃいました。
下品かつ野卑な魅力たっぷりの"EAT THE RICH"、気持ちまンまを叩きつけるようなバラード"CRYIN"(これはマジで最高!)、
カントリーっぽいノリのお祭りロック"LIVIN ON THE EDGE"、悲哀全開というべき"AMAZING"などなど、どこをどうブッタ切っても
ハズしませ… いや、あえて欠点を探すならいい曲とそれ以外の曲の出来の差が激しいような気も若干しますけど。
このアルバムでエアロは初の全米1位を獲得し、ここからカットされたシングルも次々とヒット。彼等は第2黄金期絶頂を迎えます。

 
<米1位>
 
1 :INTRO
 2 :EAT THE RICH
 3 :GET A GRIP
 4 :FEVER
 5 :LIVIN, ON THE EDGE ←
(米18位)
 6 :FLESH
 7 :WALK ON DOWN
 8 :SHUT UP AND DANCE
 9 :CRYIN ←
(米12位)
 10:GOTTA LOVE IT
 11:CRAZY ←
(米17位)
 12:LINE UP
 13:CAN,T STOP MESSIN
 14:AMAZING ←
(米24位)
 15:BOOGIE MAN




1994年11月:BIG ONES(邦題:ビッグ・ワンズ ) リリース。

PERMANENT VACATION」「PUMP」「GET A GRIP」からのヒット曲に新曲を加えたエアロ第2黄金期中心のベスト盤。

ちょうどこのアルバムが出た頃、ミーはアメリカのとンでもないド田舎にトバされてまして、言葉わかンねえわ・日本人いねえわ・
仕事もうまくいかないわで毎日が辛くて寂しくてもう落ちこみまくってました。そンな時に小汚ねえスーパーで見つけたのがコレです。
仕事から帰ってきた後、毎夜毎晩聞いてました。もうコレだけが支えだったなあ… このベスト盤を聞く度、今でもそンなあの頃の事を
思い出しちゃったりするのです。

この後、エアロはゲフィン時代の華々しいキャリアをみやげに古巣のコロンビアに移籍。
1977年に絶頂を迎えた第1黄金期から奈落へと転落した1983年、そこから再び頂点に登りつめるまでにほぼ10年の歳月を
費やした彼等は前回の失敗を教訓に失速する事なく、ここからさらに新境地を切り開いていきます。

 
<米6位>
 
1 :WALK ON WATER
 2 :LOVE IN AN ELEVATOR
 3 :RAG DOLL
 4 :WAHT IT TAKES
 5 :DUDE
 6 :JANIE,S GOT A GUN
 7 :CRYIN
 8 :AMAZING
 9 :BLIND MAN ←
(米48位)
 10:DEUCES ARE WILD
 11:THE OTHER SIDE
 12:CRAZY
 13:EAT THE RICH
 14:ANGEL
 15:LIVIN ON THE EDGE
 16:DUDE(Live)



新生期(1994 〜 2002)



1997年3月:NINE LIVES(邦題:ナイン・ライヴス) リリース。

ゲフィンからコロンビア(ソニー)へ復帰しての、第一作目。エアロ最高傑作。ミー的にはそうです、そう言い切ります。
ロックス」と比較してどうよ?とかそういう事でなく、とにかく傑作。
荒削りかつ円熟、スローなのにクイック、軽快かつ重厚…じゃなく、この軽快さが抜群の分かりやすさに繋がっています。
わかっちゃってるマニア限定でなく、誰にも分かりやすいものをつくること。簡単に見えて、いかにコレが難しいことか。
レコーディングにあたっては、ジョーイが鬱病にかかったり、メンバー間で曲の出来に意見の食い違いがあったり、挙句の果てに
またもや解散説が流れたと、とにかく苦労してつくられたアルバムだったようですが、それでもこの完成度です。言う事なし。
2000年を間近に迎えてもエアロますます健在なりを証明した一枚です。

 
<米1位>
 
1 :NINE LIVES
 2 :FALLING IN LOVE ←
(米35位)
 3 :HOLE IN MY SOUL ←
(米51位)
 4 :TASTE OF INDIA
 5 :FULL CIRCLE
 6 :SOMETHING,S GOTTA GIVE
 7 :AIN,T THAT A BITCH
 8 :THE FIRM
 9 :CRASH
 10:KISS YOUR PAST GOOD-BYE
 11:PINK ←
(米27位)
 12:FALLING OFF
 13:FALL TOGETHER
 14:ATTITUDE ADJUSTMENT
 15:FALLEN ANGELS




1997年4月:GREATEST HITS 1973-1988 リリース。

なんでこの時期のこのタイミングに出したのか、目的意識がさっぱり読めないベスト盤。
ナイン・ライヴス」の勢いにのってさらにお金もうけちゃおう、てなメーカー側の都合が丸見え?
初期のエアロを知らない人の為のベスト盤ならばよっぽど初代の「
GREATEST HITS」 の方がまとまっていてイイと思います。
あえて注目点をあげるなら"SWEET EMOTION"の未発表テイクとライヴ・バージョンでの"ONE WAY STREET"かな?
とにもかくにも蛇足的な意味あいが強いと思われる一枚なのでコアなファン以外は聴かなくてイイと思うです。

 1 :DREAM ON
 2 :MAMA KIN
 3 :SAME OLD SONG AND DANCE
 4 :SEASONS OF WITHER
 5 :SWEET EMOTION
 6 :WALK THIS WAY
 7 :BIG TEN-INCH RECORD
 8 :LAST CHILD
 9 :BACK IN THE SADDLE
 10:DRAW THE LINE
 11:KINGS AND QUEENS
 12:COME TOGETHER
 13:REMEMBER
 14:LIGHTNING STRIKES
 15:CHIP AWAY THE STONE
 16:SWEET EMOTION (1991 Thoener Remix)
 17:ONE WAY STREET (Live)




1998年10月:A LITTLE SOUTH OF SANITY リリース。

エアロのライヴ・アルバムは、コレ以前には3枚あるものの、すべてコロンビア時代(初期)のもので、
ゲフィン時代〜ナイン・ライヴス(87〜97)までの10年間を網羅したライヴ・アルバムとしてはこれが初です。
ゲフィンとの契約消化策として作成されたものと書くと聞こえは悪いですが、曲構成がまとまっていて中味は純粋にいいです。
初期のライヴ集大成を「
LIVE! BOOTLEG」とするならば、これは中期のそれに当たる一枚。
"MAMA-KIN"〜"WHAIT IT TAKES"までの流れとかもう最高の一言です。

 1 :EAT THE RICH
 2 :LOVE IN THE ELVATOR
 3 :FALLING IN LOVE
 4 :SAME OLD SONG AND DANCE
 5 :HOLE IN MY SOUL
 6 :MONKEY ON MY BACK
 7 :LIVIN, ON THE EDGE
 8 :CRYIN
 9 :RAG DOLL
 10:ANGEL
 11:JANIE,S GOT A GUN
 12:AMAZING

 1 :BACK IN THE SADDLE
 2 :LAST CHILD
 3 :THE OTHER SIDE
 4 :WALK IN DOWN
 5 :DREAM ON
 6 :CRAZY
 7 :MAMA KIN
 8 :WALK THIS WAY
 9 :DUDE
 10:WHAT IT TAKES
 11:SWEET EMOTION




2001年3月: JUST PUSH PLAY (邦題:ジャスト・プッシュ・プレイ)リリース。

21世紀を迎えてもますますの好調ぶりを示す、エアロの現在の勢いを象徴したようなアルバム。
"BEYOND BEAUTIFUL"〜"JADED"で、相変わらずのお祭りロック健在ぶりを魅せつけてくれたかと思えば一転して
"FLY AWAY FROM HERE"で、その野卑ゆえに美しいバラードをしっとりと聞かせてくれてたり。
ん〜〜、相変わらず安心して聞けるなあ。
ただ流石にマンネリ的な感じは否めず、刺激度とか後半ダレるっぽいとかそういった点に関しては多少不満も残りますが、
まあその辺のムラっ気や一本調子は逆にエアロの持ち味ともいえるので、アリっちゃアリなんじゃないでしょうか。

 1 :BEYOND BEAUTIFUL
 2 :JUST PUSH PLAY
 3 :JADED
 4 :FLY AWAY FROM HERE
 5 :TRIP HOPPIN
 6 :SUNSHINE
 7 :UNDER MY SKIN
 8 :LUV LIES
 9 :OUTTA YOUR HEAD
 10:DROP DEAD GORGEOUS
 11:LIGHT INSIDE
 12:AVANT GARDEN
 13:WON,T LET YOU DOWN
 14:I DON,T WANT TO MISS A THING ←
(米1位)




2001年11月: YOUNG LUST:AEROSMITH ANTHOLOGY (邦題:ヤング・ラスト)リリース。

エアロ:ゲフィン時代の5枚のスタジオ・アルバムからの選曲にライヴ・テイクを加えたベスト盤。
正直言ってこれまた選曲がマニアです。特に1枚目。あの駄作と名高い「
DONE WITH MIRRORS」から3曲も選んでいる
辺りがかなりどうかしてます。ついでにいうならコレ買うようなファンなら「
PERMANENT VACATION」「PUMP」「GET A GRIP
のエアロ中期名作3枚は必ずもっていると思われるので、このベストの一枚目の存在は極めて無駄かと思われます。
んが2枚目にはゲフィン時代の未発表曲とか、アコギやオーケストラなどでアレンジされた往年の名曲が詰まってますんで、
これだけの為に買う価値はあるか… なァ?

 1 :LET THE MUSIC DO THE TALKING
 2 :MY FIST YOUR FACE
 3 :SHAME ON YOU
 4 :HEARTS DONE TIME
 5 :RAG DOLL
 6 :DUDE
 7 :ANGEL
 8 :HANGMAN JURY
 9 :PERMANENT VACATION
 10:YOUNG LAST
 11:THE OTHER SIDE
 12:WHAT IT TAKES
 13:MONKEY ON MY BACK
 14:LOVE IN AN ELEVATOR
 15:JANIE,S GOT A GUN
 16:AIN,T ENOUGH

 1 :EAT THE RICH
 2 :LOVE ME TWO TIMES
 3 :HEAD FIRST
 4 :LIVIN, ON THE EDGE (Acoustic)
 5 :DON,T STOP
 6 :CAN,T STOP MESSIN
 7 :AMAZING (Orchestral)
 8 :CRYIN
 9 :CRAZY
 10:SHUT UP AND DANCE
 11:DEUCES ARE WILD
 12:WALK ON WATER
 13:BLIND MAN
 14:FALLING IN LOVE (Live)
 15:DREAM ON (Live)
 16:HOLE IN MY SOUL (Live)
 17:SWEET EMOTION (Live)




2002年7月: O,YEAH! - ULTIMATE AEROSMITH HITS - (邦題:アルティメイト・エアロスミス・ヒッツ)リリース。

つか、またベスト盤!?前作で出したばっかりなのに?
正直ファン的にはこンな心情でもレコード会社(ソニー)的には「前のはゲフィンが勝手に出したんだものビヨヨン」という
流れなのでしょうかファック。
実際、エアロのスタジオ・アルバムはデビューから今までに13枚リリースされてますが、その間に出たライヴ盤とベスト盤を
合わせると、それぞれ4枚と8枚でほとんど同じになっちゃうのです。オリジナルとベスト/ライヴ盤の枚数が同じバンド?
マジありえない。それでも買ってしまうミーがむしろ甘い!悪い!醜い!とかそンな感じで微妙な表情しながら今聴いてますコレ。
ま、1作目から最新アルバムまでの30年間をほとんどカバーした、ホントにおいしいトコ取りのベスト盤なので初心者には最も
オススメっちゃオススメかも。

 1 :MAMA KIN
 2 :DREAM ON
 3 :SAME OLD SONG AND DANCE
 4 :SEASONS OF WINTER
 5 :WALK THIS WAY
 6 :BIG TEN-INCH RECORDS
 7 :SWEET EMOTION
 8 :LAST CHILD
 9 :BACK IN THE SADDLE
 10:DRAW THE LINE
 11:DUDE
 12:ANGEL
 13:RAG DOLL
 14:JANIE,S GOT A GUN
 15:LOVE IN AN ELEVATOR
 16:WHAT IT TAKES

 1 :THE OTHER SIDE
 2 :LIVIN ON THE EDGE
 3 :CRYIN
 4 :AMAZING
 5 :DEUCES ARE WILD
 6 :CRAZY
 7 :FALLING IN LOVE
 8 :PINK
 9 :I DON,T WANT TO MISS A THING
 10:JADED
 11:JUST PUSH PLAY
 12:WALK THIS WAY (RUN DMC)
 13:GIRLS OF SUMMER
 14:LAY IT DOWN
 15:TRAIN KEPT A ROLLIN
 16:TOYS IN THE ATTIC
 17:COME TOGETHER
 18:THEME FROM SPIDER MAN




エアロスミスに関して俺の心の中で最も大きな意味を持っているのは、
俺達が未だに一緒にやってるって事なんだ。
俺達がこれまで一緒に何をしてきたにせよ、何者になったにせよ、
今もまだこれをやっているという事実の前では二の次なんだ。
俺達が今あるのは鼻から吸ってたもののおかげなんかじゃない。
それはジョー・ペリーのはた迷惑な性格の悪さと、ブラッド・ウイットフォードの耳、
トムの狙いすました単純さ、それにジョーイのしっかりと全体を支えるバック・ビートのおかげさ。
このバンドを続けることは、俺達の人生の中で最も辛く、そして楽しい事だった。
ここまで来るのはずいぶん長かったぜ。
つまりエアロスミスが生み出したすべてのものの中でも、
俺達が未だに一緒に楽しく演っているって事が一番すごい事なんだ。

スティーブン・タイラー





 
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