PC版レリクスは名作との評価をある程度うけているらしいのです。
だけどこのファミコンディスク版を名作と呼ぶ方はさすがにいないンじゃないでしょうか?
むしろ迷作とはよくお聞きしますが。
カクカク&スローモーなキャラの動きと、ある特定の倒した敵にキャラチェンジ(乗り移り)
できるというシステムが特徴的な迷宮捜索型のアクションゲーム。
ただそれだけであるなら、単にめだたないゲームとして「まあこんなもんか」で終わった
筈だったんですけどねえ。
まあゴタクはいいです。
とりあえずプレイしてみましょう。
まずスタート画面の右上に見えているハシゴを登ってみましょう。
アレ?画面がとまったよ?
カチッカチッカチッ
ん〜?
ああDISKを読みこンでいるンだね。いきなりだけど、まあこのくらいならしょうがないよね。
ゼルダの伝説も迷宮に入る度にDISK LOADするしね。気が長いボクはゆっくり待つよウン。
………………
さてDISK LOADが終わったようです。左側に通路が伸びています。端までいってみましょう。
カチッカチッカチッ
んん〜?
端が見えているにもかかわらず、なぜ途中でとまってしまわれますか?
別にイベントが発生した様子もないですし、ここはなンのへんてつもない通路Aにしか見えませンが。
とりあえず気を取り直して先に進んでみましょう。おや?縦穴がありますよ。
Jumpで飛び越しましょう。えいッ
カチッカチッカチッ
おや?空中で停止しましたよ?
カチッカチッカチッ
あ、DISK-LOADが終わった。
あ、飛び越し失敗。
あ、落ちていく。
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
あ
カチッカチッカチッ
ヌゥゥゥゥゥアアアアアアア
画面が切り替わる度に発生するアクセス時間のインタラプト地獄!
いっくらファミコンディスクの開発に不慣れだった、という理由があったとしてもですね。
このアクセス地獄はもはや芸術ですよボーステックさん。
流石、裏キャッチコピーの「漢:育成用シミュレーター」は伊達じゃない…!
こんなにも忍耐を強いられるゲーム、はじめてです。
もしくはアレですか、アクセス時間の間に気になっているTVドラマも楽しめるってワケですか?わーい。
あの、マジでいらないっスから、そンな気遣い。
でもボク、こういう感じのプレイするものに我慢を強いるマゾゲー系は決して嫌いじゃ
なかったンですね。
(本当ですよ、定価で買っちゃって悔しかったから、とかじゃないんですよ)
アクセス地獄をものとせず、全要塞のマッピングをするべくプレイに没頭しまくりました。
そうしているとね。だんだんこのクソゲーがいとおしく面白く見えてくるのね。
壁を突き崩して新たな道を発見した時とか。妙な動きを繰り返す中ボスに遭遇した時とか。
もう楽しくて仕方がないンだよね。
こンなゲームに必死こいてる自分自身の滑稽さがね。
そして地獄のようなインタラプト地獄に耐え、ゲーム内容そのものも実はブっちぎりのクソゲー
なンじゃないかとの内なる声も無視し、ついに!ついにラスボスと遭遇する瞬間が訪れました。
ああ、コイツさえ倒せばエンディングだあ… な涙でTV画面がぼやけます。
さあ選ばれし者の剣をうけてみよ!
(ボスに接近する前に、弾もなにも見えないのに勝手にダメージを受けて死亡×10)
やあ君はスタンド使いクンだったンだね、それじゃあかなうワケないや、ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふ〜ん。
ふっううううう〜〜〜〜〜〜〜ん。
次の日そっこう子猫物語に書き換えました。ちゃとらンかわいいよう!
ところでコレもっとクソなンですけど。