作成メーカはゲームアーツ。
昔から技術的に定評がある会社なので、安心して購入する事ができました。
でも序盤はかなりタルいです。
まず,3Dでグルグル回りまくる視点に慣れなければいけません。
この全方位回転ビユーのおかげでゲーム開始そうそうあっというまに迷子。
しかも街の中で。
説明書に街の地図がついているにもかかわらず。
そもそも最初の街が広すぎ。
やっぱし、DQ1におけるドムドーラくらいが街としての丁度いい広さだと思うのです。
店全部つぶれてるけど。ひと1人としていないけど。つか廃虚かドムドーラ。
未だに8ビットの領域に魂を縛られている人々の事も考えて欲しかったです。
さて、このゲームですがバランスは極めていいです。
単調な展開が続いて投げ出しそうになると、なにかしらポイント高いイベントが発生。
バランス具合は今までプレイしたRPG の中でも10本の指に入ると思います。
ちなみにワーストはFC版ウルティマ恐怖のエクソダスね。
ポニーキャニオンさんと比べるのもなんですけどね。
そして主人公が今どき珍しいくらい素直で明るいキャラ設定なのも特徴的な点。
初めのうちは新鮮でいいんですけどね。
段々とムカついてくるんだよねコイツやはり若者はこうでないとネ☆
そんな素直で元気でダメを知らない主人公がむしろ憎々しくさえ感じるようになった頃、
やっとこいつが挫折にぶちあたります。人間的に成長する為には常に壁が必要なのですね。
主人公はやっと気づきます。
オレは無価値で能無しの人間だったんだ。オレはもう用無しなんだ。
惨めったらしくすがります。
残された自分の僅かな価値にすがって生きていきたいんだッ
だからどんなゴミ仕事でもいいんだ、手伝わせてくれようお願いだよう
そして叫ぶ。
オレ一人じゃなにもできない…
オレになにができるんだ…!
いつだってオレじゃあなかったじゃないか!
そこへ背後から絶妙なタイミングで…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!
これで泣かねえ奴は人じゃねえッス!
とりあえずダメ人間プレイ必須な。
#マジでダメ人間な人程、感動すること超うけあいですよ!