第31話:飛べ、ガロード!
#「宇宙革命軍」からティファを奪還すべく、宇宙への脱出を試みるガロード。
そこへ新地球連邦とフロスト兄弟が絡んできて、事態はとんでもなく面倒なことに。
「ちぇ、いっぱしの口たたきやがる…」(キッド)
みるみる腕を上げていく部下から鼓舞されて一言。
てか、いっぱしの口きいてんのはまだまだガキンチョなユーの方だと思うけど。
「私は…帰ります。私が想う人のところです。…私を想う人のところです!」(ティファ)
宇宙革命軍の諌言に対して毅然と応じるティファ、大事なことなので2回言いましたの巻。
ただその「想い人」とやらは目の前でユーを拉致られて完膚なきまでに抜け殻なってっけど。
「貴男は私の最後の想い出なの。 だから、生きて帰ってくるのよ」(エニル)
「女の子が本当に幸せになるって、戦争に勝つより大変なことなんだから…!」.
かつての敵、ガロードに宇宙へ行く為の情報を贈り、ついでに自らの想いをも吐露するエニル。
「女の子が…」の下りは、男顔負けの女武者エニルが言うからこそハマるセリフ。
「どんな強力な火器でも、当たらなければどうということはない!」(シャギア)
かの赤い彗星、名セリフ中の名セリフを、フロスト兄がよもやのオマージュ。
「やらせるかよ!」(ウィッツ)
こちらはどのガンダムシリーズでもわりかし汎用的に使われてる名セリフ。
まさに宇宙へ飛び立たんとするガロード搭乗のシャトルを新地球連邦から死守すべく、ウィッツが使用。
「フリーデン、突入せよ!」(ジャミル)
「飛べ…!」(トニヤ)
「飛べ!!」(ロアビィ)
「飛べ−−ッ!」(ウィッツ)
「飛べ、ガロード!!」.
「…しっかりね、坊や」(エニル)
ガロードを宇宙に上げる、その目的のみを全力で遂行すべく、よもやの玉砕プレイ敢行。
舞い上がるシャトルを眺めながら各クルーが叫ぶ「飛べ!」は、万感の思いが詰まりまくりでマジ激熱。
<次回予告>
宇宙に出たガロードを待っていたのは新たなる出合いであった。
かつての戦争を戦い抜いたその男は、ガンダムにとってもガロードにとっても、会うべくして会うものだった。
だがガロードを待っていたのは、その男だけではなかった。
「あれはGファルコン!」(ランスロー)
第32話:あれはGファルコン!
#いよいよ舞台は宇宙、スペースコロニー「クラウド9」へ。最終目的地は月面「
D.O.M.E.」
「ニュータイプに未来を!」(宇宙革命軍士官)
「…ニュータイプの未来か」(ザイデル)
満を持して、地球上陸作戦を決意する宇宙革命軍総統「ザイデル・ラッソ」。
ティファの処遇を巡っての
「政治に感傷は必要ない。国家にとって、彼女の存在がプラスになるのか、マイナスになるのか、それだけが重要なのだ」
というセリフを聞く限り、なかなかの策略家にも見えるけど、はてさて。
「どうだ、初めて宇宙(そら)に上がった気分は?」(ニコラ)
「とにかく驚きだよ。広くって、深くって、それでいて、なんだか懐かしいような…」(ガロード)
「そうだ、宇宙こそが人を革新させる。そして我々スペースノイドは全てニュータイプとなることが出来るのだ」.
「ニュータイプって… それじゃコロニーの人って、みんな超能力みたいなのを持ってるのか?」.
「そうではない。ニュータイプを能力だけで評価するのは、地球連邦が生み出した誤った考え方だ」.
「ニュータイプとは、重力から解き放たれた人類が、更に広い認識力、更に高い洞察力を持ち得た、進化した姿なのだ」.
「能力はその現れの一つにしかすぎん」.
「…宇宙に住む人々全てがニュータイプ、かァ」.
何故「X」が「ガンダム」の名を冠するか、という問いがあったとしたなら、それに対する明確な解の一つがこれ。
ファーストからのニュータイプ概念が、続編に正しく受け継がれていることを証明するワンシーン。
「ガロード… 私は、貴男を、貴男を感じたい…」(ティファ)
ロリ属性200%な筈のティファが、この終盤にきて妙に色っぽい件について。
「くうっ、バランスが取れない…!無重力のせいか!」(ガロード)
「こ、こんな中に人が住んでる、ってのかァ?」.
初宇宙、初無重力、初戦闘、初コロニーと、初尽くしラッシュに驚きを隠せないガロード。
ちなみに相手MSは宇宙革命軍が戦後に開発した量産機体「クラウダ」
「やっぱり大佐が出られると思っていました。なんたって相手はガンダムですから!」(整備兵)
「見せてもらおう。戦後のガンダムとやらを」(ランスロー)
ジャミルのかつてのライバル、宇宙革命軍の英雄「ランスロー・ダーウェル」大佐。
位置付けも放つセリフもこれまたシャアにそっくり。そして当然のごとく専用機持ち。
「遊びは終わりだ」
「宇宙での戦い方を教えてやる…!」
「宇宙(そら)で戦うには、イメージトレーニングが足りなかったようだな」
というセリフを見る限り、シャアと同じ運命フラグ(最終話で撃墜)が立ちまくり。
「いただき! そしてサラバ!」(パーラ)
まさか表題の「あれはGファルコン!」が新キャラのことだとは。
その正体は15年前、旧連邦がガンダムを支援する為に作った戦闘機。とするとパイロットはセイラさん的位置付け?
<次回予告>
ガロードを救った少女の名はパーラ・シス。
彼女はガロードを反政府組織へと導く。だがザイデル総統は彼等を抹殺すべく、新たな作戦を開始する。
その戦火の中でガロードは運命の出会いを果たすのだった。
「どうして俺を知っている!?」(ガロード)