第41話:戦いの決断

#アグリッパとの交渉中に、再びマヒロー隊との戦闘が発生。
 あとこの回からED変更、「月の繭」は歴代EDの中でもダントツの名曲かと。

「高貴なもの同士の気心って、ございますのよね」(リリ)
  アグリッパとの謁見を見事に成立させて、ディアナ様から褒められるリリ嬢。

「傘が外交特使の目印だっての、おかしいよ」(ソシエ)
  リリ様は傘が外交特使の目印と思ってるらしいけど、ロランとソシエは「?」な様子。

「…いやね、自分でも自分がやろうとしている事が、イヤになってしまうという事がある」(ハリー)
「…貴公は自己嫌悪することはないのか?」.
「そりゃあ、あります」(兵隊A)
「だろ?(と言いつつボディを殴る).
「私は、味方に手を出す自分が嫌になっているんだ…」.
  唐突すぎる話題を振って相手をポカンとさせておいてから、いきなり攻撃とは…

「実戦なんだぞ!」(スエッソン)
「おのれ、ムーンレィスをなまっちょろいサナギにしたのは、あの白ヒゲなんだ!.
 あの名前を思い出すと俺のDNAが沸騰するんだ!」.
「やられっ放しなんだぞ−! あの白ヒゲを倒すまでは、俺のDNAが満足しないんだよォ!」.
  無断出撃をシッキネンに咎められるも、完全シカトで暴走するスエッソン。攻撃的なデブって怖い…

「俺の体当たりを受けられるかァ!?」(スエッソン)
「俺の体当たりをかわしたァ〜?」.
  マヒローによる体当たりを、ロランの∀にあっさり巴投げで切り返されるスエッソン。
  こんだけやられといて、まだ
「戦いようはあるんだよ、肉弾戦ってやつだ」とか言ってるし。
  挙句、腕の差ではなくMSの性能差と勘違いして、ターンAよこせとか言い始めるし。コイツ、アホかも。

「弾幕薄いぞ!?」(ヤコップ)
  ブライトの名セリフ、使ったのはまさかのヤコップ。

「あああ〜、わ、私の城で… こんな近くで、なんで戦争が起こるのだ〜?」(アグリッパ)
  ディアナの留守をいいことに好き放題やってる「アグリッパ・メンテナー」登場。
  いちおうギンガナムを操るボスということになっているけど、どう見ても裏切られる顔だね、これは。

  


<次回予告>
  ギンガナムが、月のマウンテンサイクルから、ターンXを復活させてしまった。
  アグリッパは、ホワイトドールを、そのターンXに誘い、ディアナ様は黒歴史を開く為に、冬の宮殿に向かった。
  次回∀ガンダム「ターンX起動」。もう一つ、風が目覚めた…




第42話:ターンX起動

#ターンAとターンXが遂に激突。
 同時にターン・シリーズに隠された恐るべき秘密の正体も徐々に明らかに。

「これならココアは期待できそうですわね」(リリ)
  宮殿で出された月産の紅茶を飲んでこの一言。リリ様、やたらとココアにこだわるなあ。

「よくよく抵抗して俺様の敵らしく戦死しろ!」(スエッソン)
「なに?俺のDNAの欲望を満足させてくれるっていうのかよ?」.
  こちらはどこまでもDNAにこだわる男、スエッソン。
  グエンとリリ様、キエル嬢に扮したディアナ様を人質にとって、ターンAをよこせとしつこく迫る。

「起動させるだけでこの騒ぎか… 一体どんな力を秘めているのだ…ターンXは?」(ギンガナム)
「アハハハハ! ギム・ギンガナム、ターンXが動いたよ!.
 これ使えるのかなあ?まるでデク人形みたいでさ。ギムには使えるよね、これ!?」(メリーベル)
「発掘以来、研究している。任せろ…!」.
  ターンAと一騎討ちすることになり、月の全電力を使って遂に起動するターンX。
  ギンガナムの右腕「メリーベル」もこの回から初登場。

  


「なんなんだ、ターンって?」 (ミハエル)
  
まったくもって同意。だけどトミノ御大のやったことなのでとりあえず納得。

「わたくしは、今度の地球帰りで死にたかったのです。.
 年を取り、死ぬ人生だからこそ、生の喜びがある…..
 その喜びを、一人でも多くのムーンレイスに知らせたかった….
 わたくしのエゴだったのでしょうか…?」(ディアナ)
  ここにきて今回の地球帰還作戦を決めた月の女王の本音が明らかに。

<次回予告>
  
兄弟だというターンAとターンXは互いに共鳴しあい、黒い歴史のデータを吐きだした。
  更にディアナ様は、宇宙時代の記録と同時に、人類の地球文明を埋葬したという、月光蝶の映像を探り当てていた。
  次回∀ガンダム「衝撃の黒歴史」。風が記憶を呼んだ…!




第43話:衝撃の黒歴史

#ハリー無双、炸裂。そして黒歴史の正体も…

「這いつくばって、土下座してみせるんだよ、パイロット。やってみせて!」(メリーベル)
  前回から登場のメリーベル、子供みたいな顔してとんだドSだった。
  ちなみに搭乗機体は「バンデット」。

  


「ターンAが起動し、このXも起動したのなら、システムが赴くまま共に死す….
 それも面白いと思わんか?ローラ・ローラ!」(ギンガナム)
「(この男、戯れている…!)」(ロラン)
  ギンガナムの狂気を(当然)理解できない様子のロラン。Xの圧倒的パワーに圧され気味。

「運河を破壊しないパイロットなら… フフフ、ムーンレイスだ。.
 なら、厄介な敵かもね、ギム・ギンガナム!」(メリーベル)
「面白い敵だと言うんだよ!」 (ギンガナム)
  両者とも元から頭がイッちゃってるだけあって、結構いいコンビみたい。

「親衛隊なら女王の尻を追いかけてるだけにしろ!」(スエッソン)
「ディアナ様の尻と言ったか…… おのれェェェェ−−−−−−!!」(ハリー)
「尻を尻とゆうてなにが悪い!」.
「お前のような下劣な者がいるから、私はギンガナム家を見限ったのだァァ!!」.
「センサーがつぶれていてェ、何が出来るゥゥ!!」.
「言ったろうがァ!!」.
「ギンガナム家は、真の戦い方を知らないようだな、スエッソン・ステロ」.
  
ディアナ様を侮辱されて、ハリー、マジ切れ。
  一瞬でマヒロー3体のセンサーをつぶしたのち、マヒローの連係攻撃をあっさり撃破。

  


「物事を知ればいいということでもない。知ることによって混乱が起こるということもあるのだ」(アグリッパ)
「長い長い戦争の歴史があったのです。この事実を理解して、この結果を想像してほしいのです」(ディアナ)
  遂に黒歴史の封印が解かれる。
  シリーズを象徴する初代「コロニー落とし」のシーンから、「X」のサテライト・キャノンに至るまで、
  過去シリーズの歴史が広大な宇宙空間に映し出されるシーンは圧巻。
  そしてかつて「∀」が月光蝶により地球文明を滅ぼしたことが明らかに。

  


「ディアナ・ソレルは黒歴史の事実を地球人に示して、地球奪還の正当性を語っている。.
 が、そうはいくまい。黒歴史を万人に示せば、人は闘争本能を思い出すのだ…!.
 地球帰還作戦を実行しただけで市民は軍人になったのだからな。.
 ハハハハハ!我が世の春が来たァ!(ギンガナム)
  黒歴史の衝撃的映像を目の当たりにして、ますます荒ぶる御大将。

<次回予告>
  追いこまれたミドガルドは、冬の宮殿もろとも、ディアナ様を抹殺しようとした。
  ホワイトドールの未知の力は、これを守る事に成功した。が、この力が、黒歴史を開くことはないのだろうか?
  次回∀ガンダム「敵、新たなり」。風が光の模様を紡いだ…




第44話:敵、新たなり

#黒歴史がオープンになったことにより、月中で大混乱が。

「黒歴史が語っている事は、武人が武勲を立てる為に戦えということを、教えてる!」(スエッソン)
「くっ、読み違いもはなはだしい!」(ハリー)
  前回に続いてスエッソンとぶつかりあうハリー。
  まあ確かに「暴動が起きたって事は、これから武人の世の中になるってことだい!」
  というスエッソンのセリフは勘違いもはなはだしい。

「渋くてシュールなお話ですこと」(リリ)
  「黒歴史の恐怖が人々に乗り移った」とのアグリッパの言を、上記セリフで一蹴なさるリリ嬢。

「わたくしは地球で、花を咲かせるにも血と肉が必要なのだと学びましたが、.
 わたくしは300年前に大罪を犯したのでしょう」(ディアナ)
「ならば、ここでもうひとつの大罪を犯し、地球人とムーンレイスの暴走の果ての無残さを示しましょう」(キエル)
「死にませい!」(ディアナ&キエル)
  アグリッパに対して、二人揃ってのナイフ・アタックを仕掛けるディアナ様&キエル嬢。
  ただその刃が到達する前に、アグリッパはミドガルドにやられてしまうわけだけど。

  


「ディアナ・ソレルはわたくし!」(キエル)
「月の女王様に貸し一つですわね」(リリ)
  更にディアナ様をも手にかけようとするミドガルドの手から、彼女を護るキエル&リリ嬢。

「ターンAって、なんなんだ!?」(ロラン)
「シミュレーションゲームより、現実のほうが面白いな、ハハハハ!」(ギンガナム)
  黒歴史を見たことによって混乱を強めるロランと、ますます興奮を高めていくギンガナムの対比が面白い。

「この際、どちらも私のお姉さまって事にしてくれません?」(ソシエ)
  ディアナ様とキエル嬢との見分けがつかなすぎて、遂にメンドくなった模様のソシエ。

「全地球の、運命がかかっている事だと思いませんか?」(グエン)
  と言い放って、黒歴史のデータを全て盗むよう、シドに指示する御曹子。ここにきて、その腹黒さ極まれり。

「チョキでグーに勝てるわけないでしょ〜!(ソシエ)
  ガンダムハンマーVSマヒローハンドは、どうやらハンマーの勝ちみたい。

  


「こ!あ!」(スエッソン)
  遂に脂肪が脳まで回った模様のおデブ。なに言ってんのかさえ分からなくなってきた。

「場所をわきまえろォ−!」(ロラン)
「おまえら、下がれェ−!」.
  「∀」の力を使って、戦艦ジャンダルムからのビーム砲撃を全て吸収したのみならず、
  MS単機でジャンダルムそのものを押し返すロラン。アクシズを押し返したニューガンダム級の離れ業かも。

  


「…ターンAが見えない、ターンAはどこだ! …ヒャーッ!(ミドガルド)
「スモー……! ハリー大尉は… 親衛隊…!」.
  この「ヒャー!」にはワロタ。この直後、生身の体にスモーの張り手をくらって粉微塵に。

  


「守るべきご婦人を二人も… いや、もっと持てるかもしれないのです、この役職は」(ハリー)
「それが嬉しい?殿方は」(キエル)
「はい」.
「お目は、ディアナ様に吸い付いたままで?」.
「本物の目は、ほかのご婦人を物色中です」.
「存じております。その為に、赤いサングラスをお外しになれないのでしょ。…いやしいお方」.
  ディアナ様が暴動を落ち着かせた後の、ハリーとキエル嬢のやりとり。
  ふっきれたようなキエル嬢の物言いと、ウィットにとんだ可愛いジェラシーっぷりがいいね。

  


「人の生と死のある生き方か。…難しい言い方をする方だ」(グエン)
「ふん、同じ愚を繰り返すのも、人間のまことの姿だがな。なあ、メリーベル」(ギンガナム)
「ん? はい、ギム・ギンガナム! キィーン!」(メリーベル)
  ディアナ様の「普通に生き死にをするまことの生き方」との演説を聞いて、それぞれの反応を示す三者。
  メリーベルのイミフすぎるアクションが… あれ、ちょっと可愛いぞ?  

  


<次回予告>
  
黒歴史の可能性を見たグエン様は、ディアナ様達を裏切って、ギンガナムと手を組んでしまった。
  僕は止めようとしたけど、ターンXに阻まれて、ホワイトドールから脱出するのが、精一杯の戦いになってしまった。
  次回∀ガンダム「裏切りのグエン」。陰謀の風が渦をまく!




第45話:裏切りのグエン

#ギンガナムと手を組んでしまった御曹子。

「大尉は… なぜ私とディアナ様を見分けられるのです?」(キエル)
「悲しみが違いますから」(ハリー)
  実の妹でさえ見分けられないキエル嬢とディアナ様の見分けがつくハリーはかなりデキる奴。
  そりゃーモテるわ。ただ私服のセンスは相変わらず壊滅的、寝巻きですらこの有り様とは…

  


「女は男ができると自信家になるって、ホントなんだ」(メシェー)
「男だって、女ができれば同じでしょう」(フラン)
  一時の平和の中での何気ないやりとり。
  確かにフランはジョゼフを得て、たくましくなったような気がする。

「女王の御前です。お腰の物をお預けください」(ケンストン)
「まったく。何千回やらせりゃ気が済むんだ」(ギンガナム)
「掟でございます、何万回でも」.
  ディアナ様の前ゆえ、ギンガナムの刀を預かろうとする神官。
  あのギンガナムを前に一歩たりとも引くことのない意固地な姿勢は、いかにも宗教系という感じ。

  


「猛々しい… 結構なことではないか」(ギンガナム)
  ディアナ様に
「相変わらず猛々しい男よ」と評されて、すかさず切り返すギンガナム。
  ちなみにメリーベルに対する評は
「かしましいだけの者」「もしくは操り人形さん」とこちらは散々。

「こういうとき、先に手を出した方が負けだ」(ギンガナム)
  ディアナの挑発にのりまくるメリーベルを制してこの一言。激情型なわりに冷静でもあるんだよねこの人。

「親衛隊に入るなら、なんといってもこれが必殺のアイテム!」(ヤコップ)
  親衛隊入りを狙って、腕に「ディアナ命」の入れ墨を彫ったブルーノに対して、
  それを上回る武器を提示するヤコップ。いや、どっちにしろ両者とも親衛隊入りは無理だと思うけど。

  


「それが政治というものだ、ローラ」(グエン)
  
裏切っておいてこのセリフ、この清々しいまでのクズっぷりはむしろ評価。

「オヤジが触るな!」(メリーベル)
  この物言いはいくらなんでもあんまりだ。

  


「ディアナ・ソレルというのは、黒歴史という名の、火を恐れるサルに過ぎないとみたな、小生は…!」.
「そこまで言うか…!」(ロラン)
「グエン卿はひとつ、小生に教えてくれた。タブーは破る為にあるとな!」(ギンガナム)
  
月の女王に対し、遂にあからさまに牙をむくギンガナム。
  そこにグエンも加担し、事態はますます混迷を深めていくことに。

「小生の言葉が聞こえんのなら… ヒゲよ!ここでけりをつけよう!」(ギンガナム)
「なるほど! シャイニング・フィンガーとはこういうものか…!」.
  
よもやのシャイニング・フィンガー、キター! 俺のこの手が真っ赤に燃えるゥ〜 

  


「だからターンXっていうのか… 四方へ飛ぶ…?」(ロラン)
  シャイニングフィンガーに続いて、パ−ツ分離からの必殺攻撃を見せるターンX。
  あのターンAがなす術なしとは、圧倒的すぎる…

  


<次回予告>
  
驚いたことに、グエン様はギンガナム艦隊を、地球に連れ出そうとした。
  それを止めようとするディアナ様の前に、ギンガナムの残留部隊が襲来してきた。
  ハリー大尉の指揮のもと、僕はコア・ファイターで防戦する。
  次回∀ガンダム「再び地球へ」。風は折り返す…!




第46話:再び地球へ

#ギンガナムの後を追って、地球へ戻る準備をするディアナ様一行。

「まったく、大人って何を考えているんだか…!」(ロラン)
  「∀」からコクピットを離脱させて、かろうじてグエンとギンガナムの手から逃れるロラン。
  ちなみにこのコクピット(コアファイター)、スモーと同タイプのものだそう。

  


「わたくしも政治家の娘です。腹など立てている暇はございません」(リリ)
 
 グエンの裏切りを聞いた最初の感想がコレ。
  ハナからこの人がムーンレイスとの交渉役だったなら、実は戦争になっていなかったかも。

「そういうの感じてたの?」「感じてないわよね?」(ソシエ)
  ロランに対して。「∀」のパイロットとしてのプレッシャー、ということらしいが、
  むしろこうやって詰問される方がプレッシャーかも。

「さすが、親衛隊ですね」(ロラン)
「まあな」(ハリー)
  予備艦(アルマイヤー、のちのホエールズ)をすかさず準備して、地球へ戻る算段を整えるハリー。
  サングラス越しからでも分かるこのドヤ顔っぷりたるや。

  


「飛行機屋が怒ってるぞ?」(ジョン)
  この場合の飛行機屋とはメシェーの親父、ラダラムのこと。

「地球の女の子って恐いのね…」(整備兵A)
「地球の重力に鍛えられているってところはありますけど、お優しい方ですよ」(ロラン)
  ディアナ様と親しいことで、何故か月では有名人になってるロラン、
  お喋りついでにサインしているところをソシエに怒られて。

  


「これ、アルマジロっていうんだよ?」(メシェー)
「ウァッドですよ」(ディアナ兵).
「アルマジロのほうがいいよォー」.
「じゃあ、そうします」.
「ヌフフフ」.
  ちょ、メシェーまでもがイチャイチャしはじめた。やはりイケメンかァ、そっかー
  この後にもすごくステキな笑顔で
「うまくいったらキスしてやるから…!」とかいってるし。

  


「そういうことかァ!」(ハリー)
「単純な… そうか!」.
  まさかの「ズサ」、ZZ以来の登場。
  ハリネズミと称された有線ミサイルの雨あられを全部かわすハリーはやはりすごい。

  


「人がいるのに… やる!」(ロラン)
 
 ハリーから隊長機攻撃を指示されるロラン、これが初めての自覚的人殺しかも。
  ちなみに乗っていたのは「大名1」というふざけた名のオッサン。

  


<次回予告>
  
ディアナ様が恐れていた地球侵攻作戦、それを実行したギンガナムと手を組んだグエン様は、
  さらに大きな流れを作ろうと、キースに誘いをかけてきた。
  僕とディアナ様達は、その交渉のど真ん中に、ホエールズで突入する。
  次回∀ガンダム「ギンガナム襲来」。風はどちらに吹くのか…




第47話:ギンガナム襲来

#地球に再帰還したディアナ一行と、ギンガナム&グエン軍との小競り合い。

「ギンガナム隊のマヒローが! なんでベルレーヌを傷つけるんだ!」(キース)
「畜生ォ!お前達が地球にまで来ることはないだろう!.
 ムーンレイスに地球人を傷つける権利なんてない!こんな事をしたギンガナム隊を、許しはしない!」.
  地球侵攻作戦を開始したスエッソンのマヒロー隊に、ベルレーヌ(嫁さん)を傷つけられて怒り狂うキース。
  この後
「どうすりゃいいんだ… 戦いが生き甲斐の奴らに対して、俺はなんの力も持っちゃいない…!」と悩むことに。

「御曹司が覇権主義にとらわれましたか。それも悲しいな…」(ホレス)
  
「いきなり月まで行って帰ってくれば、ギンガナムも操れると思っちゃうんでしょうね」
  というキースのグエン評を受けて、この一言。

「武力以外にも人心をまとめる方法があると、御大将にお教えしたいのだ」(グエン)
「追い詰められた者に救いの手を差しのべるのが、私の役目なのです。太陽と北風のお話をご存知か?」.
「現実は過酷ですから、人は太陽に惹かれるのです」.
「(このボンボンは、馬鹿にするしがいがありそうだねえ…)」(メリーベル)
  ギンガナムを地球上に招き入れた張本人が、シレっとしたツラでよくもまあこんなセリフを…
  メリーベルもそこんとこきっちり分かっていて、完全に小バカモードに入っているし。

「姉ちゃんはきれいで飯もうまく、リリ・ボルジャーノ嬢もご健在でいらっしゃいます!」(エイムズ&ジョン)
  ルジャーナ・ミリシャ・コンビの、月に対する感想がこれ。おまいら…

「ロランも行って、ローラとしてグエンをたらしこみなさい!」(リリ)
「ええっ?」(ロラン)
「いい手なんだがなァ…」(ハリー)
 
 ロラン、「アッー」の危機。リリ様、分かってらっしゃる。ハリーもなかなかに出来ていらっしゃる。

「武力を使って人を幸せにしようとするのでは、黒歴史を作った人々と同じになってしまいます!」(キエル)
「我々はそれほど愚かかな?ディアナのキエル嬢」(グエン)
  ここにきてグエンの暴走がますます際立ってきた。
  この他にも
「ローラは私のもとに来るんだ。君の考えているような私ではない」とか言っちゃってるし。

「昨日まで命がけで守ってきた船をー!」(エイムズ)
「今日は潰すのか!」
(ジョン)
  グエンに乗っ取られたことにより敵となってしまった「ウィルゲム」と、やむをえず交戦するエイムズ&ジョン。
  そのやりきれない思いがよく出ているセリフ。

「お前みたいな甘っちょろいやり方のほうが、危険だよ!」(メリーベル)
「ふん、ボンボンでも怒る時があるのかい。了解」.
  まったくグエンの言うことを聞こうとしないメリーベル。完全になめられてるなー

「大丈夫…! 痛みを感じていられるから…!」(ベルレーヌ)
  振動の激しい車中、傷が響く中にてこのセリフ。パン屋の娘にしちゃ芯が強いね。

  


「パンを焼く…? そういう戦い方もあるのか」(キース)
  ディアナとソシエの助言もあって、最終的には自分に合った戦い方を見つけるキース。

<次回予告>
  
グエンさんは、ジョゼフさんの詰問にも考えを変えることはなかった。そうなれば強攻策しかない。
  一方、ディアナ様はギンガナム軍の攻撃の中、造反したフィル少佐達をお許しになった。
  次回∀ガンダム「ディアナ帰還」。風は止まらない…!




第48話:ディアナ帰還

#フィル率いる旧ディアナカウンタ−が、ギンガナム軍と激突。

「戦いにやりすぎなどというものはないよ」(ギンガナム)
  
御曹子の「少々やりすぎでしょう。地球は実験室ではありません」という言葉を受けて。

「あのイオンとオゾンがないまぜになった香りは、世界の終末でした…!」(コレン)
「コレン軍曹、ターンAに対抗する策が分かるとでも?」(ハリー)
「人間はそれほど便利にはできてない…..
 がな、目覚めた時に成人しなさってる姫様に拝謁させていただいてると、.
 もう一肌脱がさせていただきたいと思える…!」.
  
メリーベル操る「∀」月光蝶の波動がこの男を呼んだ。
  そのハチャメチャ度で唯一ギンガナムに対抗できる男、コレン・ナンダー、華々しく戦列に復帰。

  


「ま、いいケーキ屋をそろえてくれりゃ、話は別だけどよ」(スエッソン)
  フィル率いる旧ディアナ・カウンター軍に攻撃を仕掛けるマヒロー隊。
  いいケーキ屋を揃えてくれるなら、フィルが王様となることを認めるとは、いかにもスエッソン的。

「俺だって、彼女のふるさとっていうのは、見たかったな、ってさ」(ジョゼフ)
  
ロラン達が月に行ってる間、地球に取り残されて完全に空気になっていたジョゼフ。
  いつのまにかジャラピィ部隊とやらのリーダーになってる模様。

「戦争というのは、武力の問題だけではない。.
 産業や教育、思想まで侵略させるかもしれないという性格を持っている。.
 そんな事態にならないようにする為には、事前に敵と、接触しておく必要があった」(グエン)
「俺は地球で成り上がりたかったのに、アンタはあんな奴を連れてきた…!」(ジョゼフ)
「いい野心じゃないか」.
「なにィ?」.
「そういう君が、ギンガナムになればいいんだ」.
  グエンにあまりにも意味不明なことを言われて、思わずポカーン面するジョゼフ。
  御曹子って、すごく考えているようで、実はなにも考えていないんじゃないか?

  


「ローラはなんで私の傍にいようとしないのだ? 私は…!私は…!ローラ!」(グエン)
  遂に男色家としての本性を見せ始めたグエン。ロラン、アナルだけは護ってー!

「こんなところを蚊トンボが飛んでいる… あれは…!」(ポゥ)
「あの、お方は… あのお方は! ディアナ様!」.
「ディアナ・カウンターに命令する、全軍をもってギンガナム隊を駆逐せよ!」.(ディアナ)
「ディアナ・ソレル陛下、命を賭して…!」(ミラン)
「そのような御言葉を陛下から、御命令として頂きたかったのであります、陛下…!」(フィル)
  
コレンを伴ってフィル率いる反乱軍に乗り込むディアナ様。
  その姿だけで、ポゥに涙させ、全軍を屈服させるとは流石。

  


<次回予告>
  
地上で戦端を開いたギンガナムには、ターンXがあった。
  ジョゼフさんは命を賭け、ハリー大尉やディアナカウンターも死を恐れなかった。
  僕は、ディアナ様が見てくれていると信じるから、光の中へ飛ぶ…!
  次回∀ガンダム「月光蝶」。風は烈風…!




第49話:月光蝶

#いよいよクライマックス、全てが見せ場の回。今こそ全力で叫べ、「ユニバース!」

「ハハハハッ!黒歴史であればこそ、サムライは立つ瀬がある!」(スエッソン)
  自らサムライを名乗るなら、そのファット極まるボディをどーにかせんと。

「アッ、じょ…上官に何をするのか…!」(ポゥ)
  「借りるぞー」の一言で、手荷物のごとくコレンに連れ去られるポゥ。まるで上官と見なされていませんな。

  


「督促に行ってまいります!」(ヤコップ&ブルーノ)
 
 フィル少佐にひたすらこきつかわれる凸凹コンビ。まあ今までが平穏すぎたかも。

「先鋒を取ってやるからありがたく思え」(コレン)
「恐悦至極であります!」.(ポゥ)
  コレンは自機に「カプル」を選んだ模様。それにしてもこのカラーリングは…

  


「ロラン!フランを頼むぜ。.
 …そいつ、俺の、ガキをさ… 俺のガキを、フランが預かってくれてるようなんでな…」(ジョゼフ)
「キスぐらいしてくれたっていいじゃない!」(フラン)
「馬鹿野郎が…!」(ロラン)
  ロランと「∀」の取りっこをした末、フランをロランに任せて出撃してしまうジョゼフ。
  この物言いは普通なら完全に死亡フラグだけども…

「黒歴史の戦史を調べると分かるんだが、空戦も海戦も大抵、数の多いほうが負けているんだ」(フィル)
  ジオンと連邦は確かにそうだったかも。ティターンズとエゥ−ゴも同じくか。

「御尊顔を拝させていただけるだけで、若返りますんで…」(シド)
「言うに事欠いて!」(ミラン)
  キリッ顔でこの物言いをして、ミランに頭を押さえつけられるシド爺さん。エロボケか?

  


「姫様は下がりましょ?」(マリガン)
「兵隊は命を賭けているのに、命令を出す者が後ろにいられますか!」(リリ)
  
初代におけるレビル将軍のごとく、指揮官としての風格を既に身にまとっているリリ嬢。
  お付きの者は苦労しそうだ、こりゃ。

  


「まったく!マニュアル通りにやっていますというのは、アホの言うことだ!」(ギンガナム)
「雑魚はよい!ディアナ・ソレルという偶像… すなわち!アイドル一人うてば済むことだ…!」.
「だからってよう、まっすぐに行けるなんて思うんじゃねえ!!」(ジョゼフ)
  ディアナ様が復権した真・ディアナカウンター軍とギンガナム軍との戦い、いよいよ佳境。
  ここに至って、遂にギンガナムもターンXで参戦。早速そこに絡んでいくジョゼフの「∀」。

「庶民はァ!月にいればいいのだァ!」(ギンガナム)
ディアナがそんなに好きかァァァァァァァァ!!.
  この一言とともに、圧倒的パワーでフラットを持ち上げて軽々と破壊。ギンガナムさん、パないす。

「貴様達の整備のおかげで、使いやすくしてくれてありがとう!」(ジョゼフ)
「使いやすくしたァ!?」(ギンガナム)
(直撃させて)やったぜ、フラン! ヘヘッ!…ヘッ…!」.
「兄弟よう、今、女の名前を呼ばなかったかい?」.
「ターンXトップ…!」.
「戦場でなァ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなァ、瀕死の兵隊が、甘ったれて言うセリフなんだよォ」.
  ジョゼフの全方位攻撃を、お得意のパーツ分離で軽々とかわすギンガナム。
  このふてぶてしい態度と物言いがヤバすぎる。

  


「ギンガナム、俺だ!スエッソン・ステロだ!」(スエッソン)
「我らの戦いの邪魔をする者は許さァーん!」(ギンガナム)
「これが御大将のやることか!」.
  ジョゼフとの戦いに割り込もうとしてあっさり粛正されるスエッソン。
  ただの足パーツにやられるなんて、あまりに不憫。

  


「おぬしの生体反応のデータを取りつつ、神の世界への引導を渡してやる…!」(ギンガナム)
「アアアアアアアッ!俺は、ジョゼフ・ヨットだァァ!!」(ジョゼフ)
  ギンガナムいわく「サイコミュ的な精神波の流れ」をあますことなく見られた末、もうバリッバリされちゃうジョゼフ。
  そしてこのギン様のお顔、ヤバい、完全にイッちゃってるわ。

  


「地球人になァァァァ、ターンAの復元などォ、できるわきゃねえだろォ−!!」(ギンガナム)
  そしてギン様、更に大暴走。敵も味方もディアナもグエンも関係なく大暴れ。いいぞ、もっとやれ!

「ターンXはァァ、金縛りにするッ!」(ハリー)
「アイ・フィールド、バリアー!」.
「ギム・ギンガナム!刺し違えてその命貰い受けるゥゥ!」.
このターンXすごいよォ、さすがターンAのお兄さん!(ギンガナム)
「スモーのエネルギーは全て貰っている、ゲンガナムの電力を戴いたようになァ!分かっているのかハリーオードォ!」.
「ユニバァァァーーーース!」.
「月光蝶である!」.
  ただでさえ強いハリーが本気中の本気モードでギンガナムにアタック敢行。
  だが、その攻撃を全て受け止めた上で、最終兵器を発動させるギンガナム。全50話中、1・2を争う超見せ場。
   「これが、月光蝶…」(ディアナ)
   「ギンガナムだわ。ムーンレイスって、なんでもかんでもお空に映すのよね」(リリ)
   「こ、この光…! こいつが、地球の歴史を黒く塗り替えた光…!」(フィル)
   「光よ、消えて…!」(キエル)
   「オーロラにしては派手すぎない?」(ソシエ)
   「ガ、ガ、ガンダムがァァァァァー!」(コレン)
  等、月光蝶を見た各キャラの反応も面白い。

  


「人が、安心して眠る為には!」(ロラン)
「来たかい!弟!」(ギンガナム)
  そして次回、遂に最終決戦。

<次回予告>
  
ディアナ様が、ソレイユで防御の陣をひくが、月光蝶の光は、黒歴史の再現をしようとした。
  ギム・ギンガナムのいくさの執念を止める為に、ターン・タイプの使い方があるはずだ。僕は、心を決めた。
  次回∀ガンダム「黄金の秋」。風は、またそよぐ…!




第50話:黄金の秋

#全てが終わった後のラスト10分、かの伝説的エピローグは涙なしには直視不可。

「戦士たる者の生き様を後世に伝えい、女達よ!」(コレン)
  ソシエとメシェーのカプルから補給を受けて、自分一人で出撃するコレン。
  やべー、この人、マジカッケー

「しかし、そうならない時の事を考えなければならない」(グエン)
「私がいつでも先の事を見据えているのは知っているだろう…!」
.
  このままギンガナムが暴れ続ければ、アメリア大陸は終わりということを分かっていながら、
  あえてその後のことを考えはじめる御曹子。この人、計画だけで実行がないんだよなー

「今の地球を破壊する必要なんてどこにもないんですよ!」(ロラン)
「それがあるんだよ!何も変わらない….
 ただ時が流れていくだけの暮らしに耐えられなくなった地球人は、ターンAを呼び覚ましたんだ、坊や…!」.
「今までの時代は間違っていたのだ。人類は戦いを忘れることなどできはしない!.
 だから、この ターンXですべてを破壊して、新しい時代を始める!」(ギンガナム)
  ロストマウンテンの梺で相対するロランとギンガナム、最終戦闘前の口上合戦。

  


「うあッ…! なんだァ…!兄弟ィィィィ…!」(ギンガナム)
「げっ…月光蝶を呼ぶんじゃない!」(ロラン)
  互いの機体同士のぶつかり合いが干渉しあって、金縛り状態を生んだ模様。

  


「この、窓ワクがァ!」(コレン)
  メリーベル操るバンデットのこと。確かに頭部は窓枠ライク。
  それにしても空中でメリーベルの放ったミサイルを全部よけて棍棒一撃とは、凄まじい戦闘力。

  


その股ぐらに、ロケット・パーンチ!!(コレン)
「ターンAだって… 時代をひらけるはずだァ−−−−−ッ!!」.
  魂の一撃をターンXに放つコレン。その後、月光蝶の余波を食らって撃沈… 
  その強烈にして鮮烈なる個性は、まさしく初代のドズルに比肩する程の全力キャラだったと思います、合掌。

  


「(戦いの中で… 人は己の中に闘争本能を甦らせる…!)」(ギンガナム)
「(それが動物というのだろうが、人類は、歴史を重ねているのだぞ?)」(ロラン)
  「ニュータイプ・フィールド」の中で、言葉を用いず、精神感応だけで語り合うロランとギンガナム。

「リリ嬢は、私がドン底になると現れますね」(グエン)
「もう、日は昇りませんわね」(リリ)
「それは分かりません。人生の最後に、成功すればいいことなのですから」.
「その成功も、アメリアがあってこそでしょ?」.
「今の私にできるのは、愛するローラの勝利を願うことだけです」.
「ローラは男の子です。そんなにも愛しているなら、ご自分がスカートをおはきになれば?」.
「スカートをはいて、産業革命を起こせるような世の中になるには、まだ時間が…」.
「ごきげんよう〜 アメリアはわたくしがスカートのまま治めますわ〜」
  ミハエル大佐にも見限られ、落ちるところまで落ちたグエン。
  そんな彼にあえて手を差し伸べていたリリ様だけど、流石にホモをカミングアウトされちゃったら、
  メスとしてはもう見限るしか。それにしても彼女の別れの挨拶は粋だね。

  


「戦うと元気になるなあ、ローラァ!死を意識するから、生きることが実感できる!」(ギンガナム)
「その先にあるものが破壊だから、黒歴史は封印されました!」(ロラン)
「違ァう!命を繰り返す為には、戦い続けなければならんから残っていた!」.
「自分勝手な解釈をするな!」.
「貴様は戦っているぞ!」.
「あなたがいるからでしょ…!」.
  金縛り状態が解けて、戦闘を再開する両者。決着の時、近し。

「純粋に戦いを楽しむ者こそ!」(ギンガナム)
「自分を捨てて戦える者には!」(ロラン)
「オ・ノーレーー!!」.
  空中で激突したのち、限りなく相討ちに近い状態で、ともに絡み合いながら落下する両機。
  この後、ギンガナムは月光蝶の繭の中に取り込まれて行方不明に。

  


「うわあああああああああああああああああ!!」(ソシエ)
  ほぼ全てのキャラの結末が描かれるラスト、ソシエのそれはあまりに切なすぎて…
  月に向かって吼えるこのシーンは、1話のロランのそれとの対比かな?

  


「ディアナ様、また明日…」(ロラン)
  それに比べて、ロラン、このヤロー。一人だけ幸せになりやがって。
  ただディアナ様のこれまでの苦労をかえりみれば、この結末は致し方なかったかも。


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