この話は私が幼少のクリスマスの頃の悲しいお話である。
もう、30年近く前のことである。
その頃、私は青森県北津軽郡金木町に住んでいた。
12月クリスマスともなればどこの家もケーキを買って
ツリーを飾る。それがあたりまえだった。
当時はそれがキリスト教のお祭りだとは知らなかった。
幼い私はクリスマスソングのレコードが欲しいと親にねだった。
私はお金をもらうとレコード屋さんに走った。
そのとき、買ったレコードは
「石原裕次郎のホワイトクリスマス」だった。
今なら、プレミアものまちがいなし。
幼少の私は気がつかなかったのである。教訓:誰にでもまちがいはある。
更新:1997-08-13