TMPZ84C112

TMPZ84C112ANは東芝のCMOS Z80 ASSPマイクロプロセッサファミリのひとつで、CPUにウォッチドッグタイマとクロック発振回路とパラレルポート23本、RWM 256 Byteを集積したものです。

TMPZ84C112
東芝のZ80 ASSPマイクロプロセッサファミリとしては珍しく、シュリンク64ピンのDIPに納められています。

TMPZ84C112AN-6は比較的新しいZ80 ASSPマイクロプロセッサファミリで、一応、ROMを外付けするだけで、小規模な応用に利用可能な構成になっています。ただ、最近のようにシングルチップマイクロコンピュータが使いやすくなってくると、Z80 CPUの命令体系がそのまま使えて、開発環境やプログラマも流用できるという長所も、相対的に軽くなってしまいますね。RWMやI/Oをわざわざ外付けするくらいなら、TMPZ84C011やTMPZ84C015の方が便利ですし、16 bitクラスの組み込み用マイクロプロセッサも選択肢に入ってしまうでしょうし。
 

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