4FDC

S-100 Busのフレキシブルディスクインターフェースといえば、ターベルインターフェースか、このCromemco 4FDCか、というくらい有名なボードです。FD1771とTMS5501を搭載して、8インチ、5.25インチのフロッピーディスクドライブを制御するほか、シリアルインターフェースも1回路分搭載しています。また、ROMを1 KByte (2708)搭載していて、この中のモニタからフロッピーディスク中のOSをブートさせることもできます。ROMのアドレスは0C000Hから始まりますが、ROMの左にあるDIPスイッチの設定でROMを隠してしまうこともできます。

Cromemco 4FDC board

基板上部のコネクタは、左の50ピンのコネクタが8インチFDD用、中央の34ピンのコネクタが5.25インチFDD用、右端の26ピンのがシリアルインターフェース用だと思われます。
これがジャンクで手に入ったとき、ALTAIR 8800bに刺してROMのプログラムを動かそうとしたんだよね。動かなかった。あれってな感じで、コンソールからROMの命令列を読んでいたら20Hなんてオペコードが。あ、Z80 CPU用だったのね、このプログラム。そういうわけで、ALTAIR 8800bそのままでは動きませんでした。
4FDCのボードはリビジョンBとリビジョンCの2枚を所有しています。上はリビジョンC。リビジョンBの基板のROMにはRDOS 1.0の文字があります。両方とも1978 - 1979年頃の製造だと思いますが、はっきりとはしません。

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