JavaScriptとJava言語の大きな違いは、Java言語がいったんコンパイルしたもの(バイトコード化されたもの)を実行するのに対して、JavaScriptはHTMLファイル中に書いておけばコンパイルの必要無く直接実行されるという点です。 Java言語がオブジェクト指向なのに対して、JavaScriptは、継承のメカニズムを持たないオブジェクトを基本にした言語です。 また、HTMLの部品(入力フォーム、フォームウィンドウやステータス・ウィンドウなど)にアクセスする事が出来るという事です。 似ている点というのは、「Java」の名前を付けているように、Java言語に基づいたJava言語の簡易型コードで、Java言語のいくつかのAPI(Application Program Interface)が使用できるという事です。主に、入力フォームでのデータ処理、マウス処理、ページウィンドウ表示などを行うのに便利です。 以下に、JavaScriptとJava言語の比較表を作ってみました。
JavaScript | Java言語(Applet) |
オブジェクトが基本(クラスやインタフェースがない) | オブジェクト指向(クラスやインタフェースを使用) |
コンパイルをしないで解釈・実行 | バイトコードにコンパイル済みのアプレっとをクライアントにて解釈・実行 |
変数のデータ型宣言をしない | 変数のデータ型宣言が必要 |
HTMLを操作可能 | HTMLと完全に分離 |
関数を使用する | オブジェクトに関連づいたメソッドを使用 |
HTMLに<SCRIPT>タグでJavaScriptを埋め込む | HTMLに<APPLET>タグでアプレットを呼び出す。 |