96年5月発売コミックスのレビュー


あずきちゃん〔4〕

木村千歌(Chika Kimura), 原作/秋元康(Yasushi Akimoto)

 アニメにはまってしまって、原作にも手を染めてしまった。 でも、4巻ではあずきちゃんは中学2年生。竜一と両想いになれたと 思ったら、勇之助くんがアメリカから帰って来ちゃったからさあ大変。 竜一をとるのか勇之助をとるのか、ってうーんどろどろしとてきちゃいました。 今やってるアニメの小学校時代とは偉い違いだなぁ。もしNHKが中学生編まで アニメでやったら拍手喝采もんですな。


スポーツ医 〔2〕(完)

寺島優(Yu Terashima)+ちくやまきよし(Kiyosi Chikuyama)

 オリンピックに高校野球、今年の夏もスポーツ真っ盛りである。 が、怪我をおしての試合、身体の酷使、ドーピング・・・数々の問題を 日本のスポーツ界は抱えたままである。  選手の自己管理、正しい知識に基づく指導、そしてそれらを育成できる環境。 スポーツ医よりも必要なのは、医者を必要としない環境である。 これが作者の提示した答であろう。環境を整備しない限り、才能ある 若い選手が壊れていくのだから。「メダルきちがい」と言われて怒る前に、 やらなければならないことはたくさんあるのだ。


キャットルーキー 〔6〕

丹羽啓介(Keisuke Niwa)

 オールスター全員集合。毎度お祭り野球しかやってないけど、 なにはともあれ、お祭りなのである。  打ちまくるパ・リ−グ。まぁ、主役達が揃ってるのだから当然か。 そして最終回。ついた点差は9点。でもピッチャ−がいない?  やむを得ず登場するは、一流(イチロー)・・・ってどこかであった シチュエーション。ファンサービスも度が過ぎるとは言うけれど、 お祭りなんだからいいんじゃないのねぇ、ノムラ監督。 投手一流&四方に対して意地とメンツで勝負を挑んでくるのも また粋なもんですよねぇ、ノムラ監督。祭りは楽しんだもの勝ちって とこでしょうか。

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(c) Mitsutaka Nakamura / minaka@st.rim.or.jp
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