最近、GS美神は椎名高志らしい凝縮された短編作がなく残念だ。 長編の話になって、全体が見えなくなってしまうことが多い。 それなりにちらばめられたギャグは健在ではあるのだが。 今回収録の「清く貧しく美しく」はまだ短編作に近く、楽しめた。 小鳩ちゃんかわいいし(爆)。オチがイマイチではあったが…。
言わずと知れたテレビアニメ「飛べ!イサミ」のマンガ化である。 しかし、作画が長谷川裕一氏とはなんと豪華なことだろうか。 最近のNHKはまったく侮れない (恐竜惑星とジーンダイバーのコミックは作画が最低だったぞ、トホホ)。 長谷川氏のやや勢いで引く線は私の好みではないが、はにかんだ表情が 可愛いのがなんともいい。でも、イサミはもう少し活発な感じで描いて 欲しいところだ。アニメの方が、演出その他で秀逸過ぎるのか…。
'84年から'87年にかけての作品集。
よって「水色時代」の頃の画とはずいぶん異なるが、この頃の方が
キャラが生き生きと動いていて楽しい。画そのものは別として。
作者が中3〜高3にかけて描いた作品ということだから、
その当時のノリがそのまんまということだろうか。
巻頭カラーは「秋」ネタ(もちろん、'94年のね)だけど、その後 チラホラでてくる「就職難」ネタが去年のものかと思うと苦笑してしまう。 そういえば、OL進化論ってバブル頃(初期か?)にスタートしてるんですね。 しかし、相変わらず安い定食を昼ごはんにしている堅実なOLを描いている作者には、 バブルもバブル崩壊もさしたる影響はないようだ。 相変わらず好調を維持していて、安心して読める一冊。
うーん、相変わらずペースも変わらなければ、画風もかわらない。 3巻でも終らないのは作者の新記録らしいが…。 後は何もコメントはありません…。御存分にお楽しみ下さい。うじゃ。
ドキドキワクワクする作品だった。
それは、人々を救ってくれる超人にでもなければ、作品が創りだす異世界にでもない。
ほんの少しだけ強く「夢」を追いかけた、子供のような人達と、
ほんの少し歳を重ねれば現実となりうる世界に、である。
繊細なメカ設定が素晴らしい。
作画はメカだけでなく、人物も肉付きを感じさせてくれる柔らかな線が良い。
そして、夢とジョークと真剣さが混在する、プロジェクトに関わる人間達の
表情がなんともたまらない。
科学(特に宇宙関連)が好きな人間にはお勧めの作品。
特に、最近世の中に溢れる似非科学や超常現象に嫌気が刺しているあなた、
そうあなたです。
完全に「麻雀マンガ」でなくなった…。麻雀シーンが出てくるのは 恒例の「'93十大ニュース」「'94十大ニュース」とあとわずか。おいおい。 しかし、それなりに楽しめるから不思議だ。果たして4巻までネタが続くか? 玄人の漫画家としての作者の力が試される。「'95年十大ニュース」だけは ネタに困りそうにないが。
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