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Windows95版 スーパーリアル麻雀 P.V

(c)1994-1996 株式会社セタ

画面モード

 画面モードは、Window モードとフルスクリーンモードがあり、 Window モードでは、その画面サイズによって、Window サイズが変わります。 簡単に言うと、画面サイズ640×480では、320×240の Window、 それ以上(画面モードが1024×768など)では、640×480の Window(2倍にした画面)になります。
 ここで一つ問題があります。それは Window size によって、ゲームのスピード が大きく変わるということ。ゲーム(麻雀)中のサイコロや 配牌での動き、そして、リーチなどのアクション時のアニメウインドウ のスクロール速度など。320×240の Window なら オリジナルに近い動きをするのですが、全画面モードでは速過ぎるし、 640×480の Window ではイライラさせられる程遅い。 特に、1024×768の画面を使うのが当たり前であるため、 640×480の Window を普通になるし、 320×240では小さくて意味がないわけです。 特に、アニメウインドウの移動の遅さはゲームのテンポに影響するため、 致命的。ゲーム画面は Movie と違い、直接描画している為であると思われますが、 Direct Draw 能力の問題と言われればそれまでではあるものの、速度調整など、 オプションでなんらかの回避策を講じて欲しかったところ。

Movie

 はっきり言って、486DX4/100 + ET-4000W32i(VL) な環境では、 再生は不完全もいいとこ。P5-120 + S3-ViRGE な環境だと、 余裕もいいとこ。やはり Pentium 環境はおすすめどころか必須です。
 Movie file は、15fps@320x240, 22kHz@8bit-mono, Microsoft Video 1 codec (8bit Color)でした。 一般的には Movie file の codec と言えば、Saturn でも採用されている Cinepak や、Intel Indio などです。これらは、16bit 以上のカラー向けで、 自然画が高圧縮で再生能力も高いわけです。一方、Microsoft Video 1 は、 8bit Color が一般で、決して高性能というわけではない、とみるのが一般です。
 がしかし、現実は Saturn 版よりも高画質でした。Saturn 版であるような、 Cinepak 等特有のブロックノイズもなく、背景も遜色ない。 Microsoft 1 は、アニメなどの同じ色のベタ部分が多い画像に向いている のは事実ですが、背景まで含めてうまく圧縮されているのは驚き。 しかも、 Movie のデータ量全体はサターン版の約50%に抑えられているし。

多彩なおまけ

 とにかくおまけが充実しています。 コレクターズアイテムが揃っているというわけです。 しかも、ムービーは .avi に filename を替えれば簡単に再生可能だし、 Saturn 版より高画質&低容量。 PVファンにとっては、総決算の逸品と言えましょう。ゲームをするだけなら 値段は高いが、ファンにとっては買って損のない内容であると私は断言します。


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Mitsutaka Nakamura / minaka@st.rim.or.jp