"Incredible Maestro" Gentle Giant

Kerry C. Minnear / John P. Weathers / Gary W. Green / Ray Shulman / Derek V. Shulman
ロック界の楽聖 ジェントル・ジャイアント
この偉大なるグループについて、果たしてどの位の方が御存知でしょうか。多分知っているのは、
いわゆる「プログレッシヴ・ロック」といわれるジャンルのファンでしょう。いや、そうした
人たちも意外に名のみぞ知るで、実際に聴いたことがほとんどなかったりします。
有名だから知っているけれど、実際には聴いたことがない、という代表には他にも
Frank Zappaがあげられます。
Zappaの場合、作品が多過ぎてとっつきにくいということがあるかも知れませんが、
Gentle Giantの場合はオリジナルアルバムがわずかに12枚、ブ−トレッグを入れても20枚足らずです。
Rock Musicは、"One And Only"を目標とする音楽であると言われます。つまり「一人一派」ですね。
曲が流れた途端に「ああ、誰それだ」と分かるような個性の発露をもって良しとします。この点では
Gentle Giant(以下GG)は申し分なくRockです。そしていわゆるシンフォニック・プログレと一線を画して
いるのは、Rockの持つ躍動感を失わず、現実逃避したテーマに走ることもなく、叙情にひたることも
無かった点です。
GGといえば変拍子と複雑なアレンジというイメージが強いのですが、「そのためにやっているのではない」
点が重要だと思います。出来上がった曲を聴く時、なるべくしてそうなったという感が強いのです。
個人的には、中世・ルネサンス時代の音楽のスタイルを利用し、ブルースと現代音楽をミックスし、
ここにポップスとロックとジャズのエッセンスを加えるとGGの音楽になる、と考えています。
それから欠かせないのはイギリス風ユーモア感覚でしょうか。
音楽について、言葉で表現することは不可能です。興味を持たれた方には「試しに聴いてみて」としか
最終的には言えません。
私はGentle Giantを、次のような方にお勧めします。
- 現代音楽が好きな方
- 変拍子が好きな方
- 中世・ルネサンスの音楽に興味のある方
- 複雑な音楽が好みの方
- プログレなんてシンセがびょろびょろーんとなってるだけの音楽だと思っている方
- PFMやIslandやYesやYezda Urfaが好きな方
Official Albums
GGのアルバムに駄作はほんの少ししかありません(11と12)。けれど大傑作も無いような気がするのです。
4から8までは高水準の作品ですが、全曲が傑作では無いと思います。また1から3もやや出来の悪い曲は
あると思うのですが、トップクラスの曲を含んでいます。
ですから少々乱暴なようですが、これから聴いてみようという方は、まず4から8の中から3枚ほど選んで
聴いてみてください。最初は訳がわからず、とっつきにくいかも知れませんが、大体曲を覚える頃には
面白さがわかってきます。わたしもそうで、ファンになってからも、新しくアルバムを手に入れると、
最初のうちは面白くもなんともなかったりします。そして一か月後には「傑作だ」と思いはじめるのでした。
- Gentle Giant (1970)
- Aquiling The Taste (1971)
- Three Friends (1972)
- Octopus (1973)
- In a Glass House (1973)
- The Power And The Glory (1974)
- Free Hand (1975)
- Interview (1976)
- Playing The Fool (1977)
- The Missing Piece (1977)
- Giant For A Day (1978)
- Civilian (1980)
- In Concert (1994) BBC Live
Bootlegs
1.と2.はアナログ時代からありました。当時は2.が珍しかったのですが、1.はその後CDが出ていません。
3.以降は90年前後から出回り始めたようです。
200種類はあるだろうKing Crimsonと比べると実に微笑ましいものではありませんか!
Playing The Foole
- Proclamation
- Funny Ways
- Experience
- So Sincere
- The Advent Of Panurge
- Mister Class And Quality
- The Power And The Glory (Studio Single Version)
January,1975 at The Utland Communicable Concouse,
1978年前後には、あたかもごみのように出回っていたライブ。私が中学生のころに、新宿のディスクロ−ドで
880円で買ったのを今でも覚えています。当時シングルで出ていた"The Power And The Glory"が聴けるだけでも
嬉しかった。
内容的にはオフィシャルライブとそれ程の違いはありません。"Mister Class And Quality"のライブが珍しいですね。
Amongst The Darkness
Gargantua

Giant Step Forward

- Introduction/Giant/Cogs In Cogs/Proclamation
- Funny Ways
- The Runaway/Keyboard Solo/Experience
- Knots/Guitar Acoustic Solo/The Advent Of Panurge/Recorder Quartet Solo
- Nothing At All/Plain Truth
Roma,PalaEur 26.11.1974
1.や2.とは1年違いますが、曲はかなり違いますね。ただ音質はBランクです。10分前後のメドレーが並んでいます。
5つめなんて30分位やってます。オフィシャルの"Playing The Fool"とは曲が似ていて
雰囲気が大分違うのが面白いところです。でもこの録音、ハムノイズが耳についてちょっと苦しいです。
The Last Giant Step

- Convenience
- All Through The Night
- Free Hand
- Memories Of Old Days
- On Reflection
- Playing The Game
- Number One
- Giant For A Day
- Inside Out
- Is Not Imagination
- Underground
- For Nobody
- The Advent Of Panurge
New York 24/05/1980
これも発売時には驚きの、解散直前時期のライブです。曲も最新アルバム"Civilian"からのものが大半です。
最近Road Goes On Foreverからの再発CDに、メンバーからの最新のコメントが収録されており、
この頃にはセールス狙いで、しかもうまくいかず、やってることにも欲求不満という苦しい時期だった
というのがあきらかになりました。ほんとになあ、いきなりアルバムが別の会社から出たと思ったら
「解散したらしい」という噂が伝わってきてそれっきりだったものなあ。当時とっても寂しかったです。
ところでこのライブですが、GGはどこまでいっても見事です。でも最新アルバムの曲は曲自体がいま一つ
なので、全体としては、やはりファンの方にしかお勧めしません。
LINK
Yahooで検索すると出てくるGentle Giantのページです。内容充実!!
Gentle Giant Home Page
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