●WINDS CAFE 29●

【リコーダーによる20世紀音楽とバロック音楽】

倉林靖・中川つよし(リコーダー)、石川悦子(電子ピアノ)、渡辺玲子(チェン バロ)

1999年5月29日(土)14:30開場
入場無料(投げ銭形式) 差し入れ大歓迎!

14:30  開場
15:00〜 第1部 リコーダーとピアノによるライトな20世紀音楽
16:30〜 休憩
18:00〜 第2部 2本のリコーダーとチェンバロによるバロック音楽
19:30〜 オークション+パーティー
22:00  終了

▼川村からひとこと

2年前の WINDS CAFE 06 【リコーダーによるバロック音楽コンサート】で結成されたアンサンブル「カルモジン」のメンバーに、ピアニスト石川悦子氏を迎えて開かれるコンサートです。リコーダーという楽器のもつ楽しさを演奏者の至近距離で味わう妙味を、豪華2本立てのプログラムでたっぷり計3時間、堪能していただきます。倉林さんはもう半年もこの日のために準備をしています。楽しみ楽しみ。

▼倉林靖さんの手紙

 私は本当は古楽って好きじゃないんです。だってほら、音が古臭いじゃないですか?(当たり前か。) モーツァルトやハイドンだってモダンオーケストラで聴く方が気持ちいいです。そのほうが現在につながっている音楽っていう感じがしてきますものね。

 で、リコーダーなんですが、これは古楽器なんでしょうか現代楽器なんでしょうか? たしかにこの楽器はルネサンス・バロック時代にひとつの全盛期を迎え、その後すたれていったん消滅し、20世紀になって教育楽器として復活しました。だから古楽器だともいえるし、現代楽器ともいえます。私にとっては、リコーダーというのは、古楽オタクがウンチクを垂れながらバロック音楽を演奏するよりも、小学生が下校途中に歩きながら「トトロ」や「だんご三兄弟」を吹いて帰る、そのような姿がこの楽器にとってはるかに健全な感じがいたします。何か音楽をやりたいときにそこにいてくれるトモダチ、何でも吹ける、何でも吹いていい楽器、素朴でもなんでもいいから「いま、ここ」の生きてる証しを伝えてくれるような道具、そのようなものとしてリコーダーと付き合っていきたいという気がいたします。

 今回のライブはそのような観点から、まず第1部は現代楽器としてのリコーダーを吹いてみたいと思いました。20世紀のリコーダー復活の主要地は主にイギリスとドイツでしたが、そこでは、リコーダーのための新しい曲、しかもゲンダイゲンダイしていなくて優しくてアットホームでメロディアスですてきな曲、が、いくつもいくつも作曲されました。そんな曲のなかから幾つかと、編曲を何でも楽しめる現在の楽器としてのリコーダーのレパートリーを演奏してみます。

 第2部はそのような観点から逆にバロック音楽を演奏してみたいと思いました。また廣瀬量平はゲンダイゲンダイした曲の中では比較的アマチュアにもとっつきやすい曲で、しかもたいへんな名曲です。私も完璧に演奏しこなせるわけではありませんが、そのサワリの感じだけでもちょっとご紹介しておきたいと思います。というわけで、私たちの演奏を楽しんでもらえれば幸いです。

▼プログラム

第1部 リコーダーとピアノによるライトな20世紀音楽
倉林靖(リコーダー)、石川悦子(ピアノ)、中川つよし(友情出演・リコーダー)
 リー:ソナチネ
 アイゼンハルト:ソナチネ
 マリル:ソナタ
 休憩
 モーツァルト(廣田健編曲):フルート四重奏曲K.285
 久石譲(磯崎敦博編曲):宮崎アニメ名曲集
 デュアルテ:4つのアメリカのダンス
第2部 2本のリコーダーとチェンバロによるバロック音楽
倉林靖・中川つよし(リコーダー)、渡辺玲子(チェンバロ)
 サンマルティーニ:トリオソナタ ニ短調
 ウィリアムス:トリオソナタ イ短調
 パーセル:シャコンヌ
 休憩
 廣瀬量平:メディテーション
 オトテール:組曲 ニ短調
 サンマルティーニ:トリオソナタ ヘ長調

▼倉林靖(くらばやし・やすし)プロフィール

1960年群馬県生まれ。1986年美術出版社主催『芸術評論募集』に第一席入選。以後評論活動を開始。著書に『現代アートを聴く:20世紀音楽と今日の美術』(スカイドア)、『岡本太郎と横尾忠則:モダンと反モダンの逆説』(白水社)、『澁澤・三島・六〇年代』(リブロポート)等。現在、東京造形大学及び桑沢デザイン研究所非常勤講師。リコーダーは大竹尚之氏に師事、断続的に、時々思い出したように演奏活動を行っている。現在、宮地楽器国分寺センターリコーダー科講師。また音楽批評の分野では、現在、雑誌、雑誌『音楽現代』誌の「コンサート・クリティーク(演奏会評)」欄の一部を担当している。1997年に、中川つよし(リコーダー)、渡辺玲子(チェンバロ)、矢口麻衣(ガンバ)とアンサンブル「カルモジン」を結成、WINDS CAFE 06 に出演している。

それでは、5月29日(土)に吉祥寺でお目にかかりましょう。


川村龍俊ホームページには、WINDS CAFE の歴史や資料、感想文や写真などへのリンク集がございます。

http://member.nifty.ne.jp/tatsutoshi_kawamura/WindsCafe/Up.html

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