●WINDS CAFE 28● |
●WINDS CAFE 28●【経営に必要な知恵はすべてサンダーバードで学んだ】
川村龍俊
1999年4月29日(木・祝)16:00開場
入場無料 差し入れ大歓迎!16:00 開場
16:30〜 第1部 講演「ミッション経営のモデルとしての国際救助隊」川村龍俊
18:00〜 休憩
18:30〜 第2部 ビデオ「ザ・コンプリート・サンダーバード」構成:庵野秀明
20:00〜 オークション+パーティー
22:00 終了
私の人生におけるサンダーバードの影響は、いつ振返っても尋常ならざるものがありましたが、1997年に会社派遣で入学した産能大学大学院で経営情報学を学びはじめたときに、あらためてそのことに思い至り、三つ子の魂百までということわざの正しさに身震いする思いがしました。
サンダーバードの設定は、人類で始めて月に降り立った宇宙飛行士ジェフ・トレーシーが、宇宙から地球を眺めて世界平和への貢献を自らの使命と感じ、退役後に事業を起こして億万長者になった後、太平洋の小島に5人の息子と隠遁、しかしその実は科学の粋をこらした数々の装備を擁する国際救助隊を組織し、科学万能の時代における災害から政治国境を問わず人命救助を行なおうとしている、というものです。
現在私は父が経営する配電盤・配線器具メーカーグループの社長室長を拝命しておりますが、国際救助隊のコンセプトが企業経営における最も重要な部分を明確にモデルとして提示してくれていることに気がつきました。私の大学院での研究テーマである「ミッション経営(慶應ビジネススクール学長小野桂之介教授の命名)」を我が社で実践していくために、一度国際救助隊を企業経営という視点で分析してみようと考えていましたが、ここにその機会を得たわけです。
第1部では「ミッション経営のモデルとしての国際救助隊」と題し、経営分析の手法を用いながら、意思決定支援システム、エグゼクティブ情報システム、組織設計、人事・総務・経理・生産・開発・技術・営業・マーケティングといった業務、企業倫理、経営理念、利害関係者(ステークホルダー)満足、そして使命(ミッション)について、国際救助隊を例にとって私の考える企業像をお話しします。
第2部では、1995年に放映が開始されたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として有名になった庵野秀明氏が1985年に構成・演出を手がけたビデオ「ザ・コンプリート・サンダーバード」を上映します。以下にそのジャケット解説を転記します。
巧みなストーリー展開、魅力いっぱいのメカニック、精密なミニチュアワーク、愛敬あふれる人形達等で、圧倒的人気を誇る「サンダーバード」。その全32話の総集版であるこのビデオは、二部構成となっています。ミッション経営についてはこちらを第一部「定石編」は、災害発生→通報→救助の典型的パターンを踏まえ、サンダーバードのメカの出動、到着、救助、帰還の全パターン、およびサンダーバード2号の全コンテナメカを紹介。さらに、崩壊、火災、爆発のスペクタクルシーンをも満載。胸がときめく、バリー・グレイの名曲の数々に乗り、プロモーションビデオ風に展開します。
第二部「番外編」は、美人エージェント、ペネロープの活躍と、光る目が無気味な悪漢フッドの暗躍を中心に構成されています。
日・英双方のオープニングテーマが付き、クレジット抜きのエンドタイトルも収録。豪華な解説書付の文字どおりの集大成版。構成・演出は庵野秀明。
サンダーバードについてはこちらを
http://www.aichi-ele.co.jp/~amano/TB/index.html
▼川村龍俊(かわむら・たつとし)プロフィール
1964年、東京生まれ。1988年国際基督教大学教養学部人文科学科卒、音楽学、専攻「日本におけるサウンドスケープ研究の展望」。レジャー産業開発会社で超高額法人接待用ゴルフ会員権営業に従事した後、故祖父が創業者・父が社長を務める配線器具メーカーに就職、総務部を経て生産本部長を務めるも1996年秋に過労の診断を受け、療養を兼ねて1997年に産能大学大学院経営情報学研究科に進学、2000年3月修了見込、専攻「ミッション経営」。1999年4月より復職、グループ会社全体の社長室を新設、社長室長を拝命。
音楽・演劇・舞踏・美術・文学に親しみ、アメリカ実験音楽の雄ジョン・ケージのファンとしてプロジェクト多数。現代美術のコレクターとしては1998年に純心ギャラリーにてコレクション展を開催。日本サウンドスケープ協会では1997年度に理事を勤めた。現在毎月1回 WINDS CAFE を主宰。
ホームページ http://member.nifty.ne.jp/tatsutoshi_kawamura/
それでは、4月29日(木・祝)に吉祥寺でお目にかかりましょう。