| ●WINDS CAFE 20● |
【スライドショー「洋画家誕生」】芳野明
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17:30 開場(今回も、開場と同時に飲み始めます!) 18:30 レクチャースタート(自由に飲みましょう!) 20:00 パーティー+チャリティーオークション 23:00 終了
▼川村からひとこと芳野明さんは、私の最も敬愛する美術史家の一人。昨年の WINDS CAFE 05 では、木管楽器の魅力についてDJをしてくださいましたが、今回は彼の本領である美術の話なので、今から期待に燃えております。WINDS CAFE 立ち上げのときからなにかとお世話になっておりますが、今回は出演者として、思う存分美術家魂を解放してくださることでしょう。
▼芳野さんからの手紙今回のWINDS CAFEは、久しぶりに美術がメインです。高橋由一、この名前を皆さんはご存じでしょうか?幕末に武士として生まれ、激動の維新から明治期を生きた、日本最初の本格的洋画家の代表格と言える人物です。作画の傍ら、自らの、そして「洋画」の地位確立を目指し、私塾を開いて普及に努めるだけでなく、資金を求めて奔走したり、政治家に近づき大きな注文をとったりと、その生涯は明治という政治・社会・精神等々の大変革期に照応した、実に魅力に溢れたものといえます。 そうした高橋由一について、今回は二つのテーマを設定して紹介しようと思います。ひとつめは「イメージ戦略家としての由一」という観点から、彼が晩年に表した『高橋由一履歴』という自伝の文章と彼の初期作品を検討し、伝統の継承と革新との問題について、美術家一般に見られる「伝説」をまじえながら、ちょっとしたお話をいたします。 そしてふたつめは、ややワークショップ的に、『山形市街図』、『宮城県庁門前図』、『酢川にかかる常盤橋』などの由一後期の風景画を見ながら、雑談風に意見を交わしてみたいと思います。 風景画に関しては主に空間表現について考えることになると思いますが、恒例の川村コレクションからの展示は、あれっと思えるほどわずかな線的表現のみで空間を自在に作り出す、そして川村コレクション中でも私のもっともお気に入りである、細井篤氏の作品になります。 夏の終わりの週末、ちょっと硬めの話になるかもしれませんが、「芸術の秋」に向けての予行演習的気分でお気軽にご参加ください。
[文責:芳野明] ▼芳野明プロフィール1962年、新宿生まれ。生後直ちに茨城県水海道市に移り、以後19歳までを同地で過ごす。現在宮城県美術館学芸員、東北生活文化大学非常勤講師(美学)。職務の関係上、近代日本美術史に手を染めざるを得ず、西洋美術史研究で培ったノウハウをつぎ込んで悪戦苦闘中。専攻:イタリア・ルネサンス美術史、西洋彫刻史全般
▼参考文献「高橋由一」著者: 高橋由一 出版社: 新潮社 新潮日本美術文庫 #23 1998/04 NDC:723.1 20 cm (93p) \1,068 ISBN: 4106015439
「絵画の領分 近代日本比較文化史研究」 ▼レクチャー終了後は、楽しくパーティー。9時頃には恒例のチャリティー・オークションを行います。お帰りはご自分で終電を見計らってどうぞ。11時をめどに終宴とします。 ▼今回の川村龍俊コレクション展示は、芳野さんのリクエストにより、細井篤の新作立体です。作家自身による展示構成となります。
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