●日時:1997年5月31日(土)
昼の部 【木管楽器の楽しみ】
13:00〜16:00 DJ :芳野明
夕の部 【コンテンポラリー・マイム】
17:30〜18:30 マイム :シゲル
夜の部 【ブラッドリーとマックスの夕べ】
19:00〜22:00 お話と演奏:EV
川村龍俊です。WINDS CAFE 05 の準備が整いましたので、正式に告知いたします。 WINDS CAFE の前身であった「音楽オフ」から数えると、WINDS GALLERY を使用し はじめたのが昨年5月。というわけで、WINDS CAFE 05 は、1周年を記念して、豪 華な顔ぶれによる3部制でお送りします。昼の部:芳野明さん(宮城県仙台市)、 夕の部:シゲルさん(英国ロンドン)、夜の部:EVさん(滋賀県彦根市)という 全国展開・国際的な方々の企画です。どうぞご期待ください。 ------ ●WINDS CAFE 05● 昼の部 【木管楽器の楽しみ】 13:00〜16:00 DJ :芳野明 夕の部 【コンテンポラリー・マイム】 17:30〜18:30 マイム :シゲル 夜の部 【ブラッドリーとマックスの夕べ】 19:00〜22:00 お話と演奏:EV 日時:1997年5月31日(土)12時半開場 会費:無料(夕の部のみ、投げ銭を頂戴します) * ▼昼の部 【木管楽器の楽しみ】 13:00〜16:00 DJ:芳野明 さて、今回の WINDS CAFE 05 昼の部は木管楽器ばかりのアンサンブルによるプロ グラムをお届けしようと思います。弦楽アンサンブルの渋さとも金管アンサンブル の華やかさとも違った、サロン的楽しさに満ちた木管アンサンブルの名曲・名演奏 をお楽しみください。 今回の趣向は、たった1本の木管楽器から13本のものまで(どうしても見つからな くて、省略せざるを得ないものもあるのですが)、1本ずつ編成を増やしていって 合奏の醍醐味を味わっていただくところにあります。時代的にもなるべく偏らない よう、モーツァルトからベリオまで取り入れ、著名作曲家の作品から専ら管楽器の 作曲家としてしか知られていないようなマイナー(?)作曲家の作品まで、演奏も 超名演から「なにこれ?」というようなものまで、とにかくバラエティに富んだも のになるようプログラムしてみました。 オーケストラではソロ以外の部分では埋もれてしまってよくわからないような個々 の木管楽器の音色がくっきりと聞こえてきます。人間の呼吸がそのまま繊細な音に なる木管楽器の絶妙なニュアンス、そういったものを感じとっていただければ幸い です。 曲と曲との合間には、プログラムの話だけでなく、木管楽器全般にわたる面白そう な話をとりまぜるつもりです。優雅な午後のひとときになるよう、頑張ってみます。 芳野 明 :1962年、新宿生まれ。生後直ちに茨城県水海道市に移り、以後19歳まで を同地で過ごす。中学二年から大学三年までオーボエ演奏を趣味としていた。今は 団地住まいで音も出せず、何よりもリード削りの時間がないので、残念ながら吹い ていない。現在、一地方公務員。 [昼の部文責:芳野明] * ◆16:00〜17:30までお茶会をします。ティーカップをお持ちください。 また、夕食もこの時間内でとってください。場内飲食物持ち込み自由です。 * ▼夕の部 【コンテンポラリー・マイム】 17:30〜18:30 作・出演:シゲル 1) Waltz Experence [ワルツ・エクスペリエンス](約10分) マイムでふだん扱われがちな「視覚的なイルージョン」のテクニックを使って、 聴覚的な「音や音楽のようなイルージョン」をつくりたいと思いました。さらに 動きに連続性を持たせて視覚的な音楽をつくるというのがこの作品のテーマです。 3つの「節」が出てくるのでタイトルをワルツ・エクスペリエンスにしました。 2) Puppet [操り人形](約5分) 大きな自分に操られている自分と、自分の操る小さな自分の中間に自分が存在す る、なんてことをもやもやと考えていたらこの作品になりました。 休憩15分 3) Tale of the Spider Woman [蜘蛛女](約30分)音響構成:樋口亨・シゲル 純粋で一生懸命に生きているキャラクター(雌蜘蛛)と世界共通の「演歌の心」 みたいなものをテーマにしてこの作品をつくりました。 前半の [ワルツ・エクスペリエンス] と [操り人形] は、私が1994年にロンドンで 行った "Music for Imaginative People [想像力豊かな人のための音楽]" という 公演の中で演じたもので、ムーブメントをベースにした作品です。後半の物語形式 の作品 [蜘蛛女] は、1996年にロンドンとエジンバラ・フェスティバルで公演した "Spiral Tales [スパイラル・テイルズ]" からのものです。このときには大きな反 響を呼び、ドラマ・演劇業界誌である『ザ・ステージ』から、「21世紀のゆがんだ 『オズの魔法使い』の世界」と評されました。 今までヨーロッパでの活動を主体にしてきて、日本で公演をするのは今回が初めて なので、自己紹介の意味で違うスタイルのものを準備しました。ご覧になった後で 是非皆さんの意見や感想をお知らせください。なお、[蜘蛛女] はテープに吹き込 まれたナレーションと共に進行していきますが、全て英語で語られています。前もっ てストーリーを理解しておきたい方は当日ナレーションの日本語訳をお配りします ので参考にしてください。 シゲル:マイムアーチスト。1969年、千葉県生まれ。高校卒業後1988年に渡英し、 ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにて美術課程を卒業後、デズモンド・ジョー ンズのもとでマイムを習得する。また、在英していた梅若流能楽師、梅若猶彦氏か ら能の「動き」の手ほどきを受け、1993年から主にソロとして、英国、ヨーロッパ などで活動を開始する。能などの東洋のエッセンスを取り入れた身体の動き(ムー ブメント)に注目したマイムの作品をシアター、ギャラリー、ナイトクラブなどで 発表、ポップビデオなどにも出演する。「テクノ時代のマイム」をテーマにミック スメディア・アーチストとの共同製作や、デジタル・テクノロジーを使った演出を 手がける。なお、昨年行われた英国博物館のガラ・ナイトでは、アジア人パフォー マーの代表としてマーガレット王女に呼ばれ、マイムのデモンストレーションを行 う。今年は柴田恵理子・J.A.シーザー演出、寺山修司原作「青ひげ公の城」英国 ・ギリシャ公演に参加。 [夕の部文責:シゲル] * ◆18:30〜19:00までシゲルさんを囲んでお茶会をしましょう。 * ▼夜の部 【ブラッドリーとマックスの夕べ】 19:00〜22:00 お話と演奏:EV みんな大好きトムとジェリー。でもその音楽を作ってた人は? と聞かれて答える ことができる人は少ないんじゃないでしょうか。 彼の名前はスコット・ブラッドリー。アニメの創世期にディズニーのスタジオでア ニメ音楽の仕事をはじめ、後にMGMに移り、トムとジェリーをはじめ、数多くの カートゥーン音楽を手掛けた彼の作曲は、12音技法からカットアップまでありと あらゆる手法の宝庫。それでいてこむずかしいことをてんで感じさせない恐るべき 映像とのシンクロ率。 というわけで前半は、アニメ素人のわたくしEVが、ない知識を総動員しつつ、脱 構築をめざしながら崩壊する新建築とばかりに、彼のさまざまな魅力に迫ります。 後半は、カートゥーンの節操のないサンプリング精神を受け継ぎつつ、最近とくに 自分で興味を抱いているサンプリング音楽を実演いたします。 タイトルの「マックス」っていうのは、ぼくが使ってるコンピューター音楽用の環 境 [MAX] のことなんですが、コンピューターのことなど御存知なくてもぜんぜん 大丈夫ですのでお気軽にお越し下さい。 EV:1990年ごろよりパソコン通信にハマりはじめ、月10万以上を通信費に貢ぐ ことも。当時はチャットの人数が増えるほどその実力を発揮したが、現在その面影 はない。この頃より MS-DOS 用のフリーウェアを制作、「京姉妹シリーズ」「ラヴァ ーズ」「チャット用歌謡曲アダプタ」などプログラム技術を感じさせない作風で一 部で話題になる。1993年よりHyperCardをベースにした作品に移行、「国際バカス タック協会」で活動、「Dr. Burroughs」「Texture time」などを発表、作者であ りながら、最も熱心なユーザーとなる。現在はその拙い技術を生かし「Alter Ego」 「Labyrinth of Links」など自動作文プログラムを中心としたページ「The Beach」 を開設し、これまた自ら熱心なユーザーとなっている。1997年、MAXを用いたオプ ティカルユニット「Planet Muu Muu」の演奏活動開始。もっかの課題はハングアッ プへの対処である。ネットワーク上に駄文多数。 Homepage: http://ux01.so-net.or.jp/~ev-net/ [夜の部文責:EV] * ◆22:00以降は、お時間が許すまでお酒でも傾けながらゆっくりお過ごしください。