●WINDS CAFE●
 

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【公開リハ:シャンソンから『ルクソン』へ】

福田ワサブローとMont Paix Taux Quoi?
福田ワサブロー(ボーカル)、鈴木厚志(ピアノ)、湯浅丈一(ギター)、西嶋 徹(ベース)、野村おさむ(パーカッション)

2001年7月8日(日) 14:00開場/スタート

入場無料 差し入れ大歓迎!

14:00開場/スタート
20:00パーティー&オークション
21:00閉場

▼川村からひとこと

  野村おさむ君には、98年7月の WINDS CAFE 19、99年8月の WINDS CAFE 32 と2回の ARGO ライブに出演していただきました。彼とは15年のお付き合いをさせていただいていますが、ハートウォーミングなパーカッショニストとしていつでもああ、聞いてよかったなあ、と思わせてくれます。その彼が今最も力を入れているのが福田ワサブロー氏とのジョイントで、当初福田氏のコンサートとして企画されていたのが、信じられないような内容にチェンジしてしまいました。正直なところ、これはイベントなのだろうかと、主宰である私も半信半疑ですけれど、集合するハイパーなミュージシャンのやりとりを同空間で覗くなどというめったにない時間になりそうで、楽しみというか心配というか……。けれど、ある曲ができあがっていく過程に立ち会えるというのはこれまた魅力的。うん、そうね、だらだらとお集まりくださいませ。
 
 

▼野村おさむ君からの手紙

 日本で「シャンソン」というと、ノスタルジーとかブルジョワ趣味といったイメージを持つ人が多いようです。私も福田ワサブローと知り合うまではそう思っていました。それが偏見に過ぎないことを教えてくれた彼との仕事は、私にとって新しい世界を引き出してくれるものでした。最初は「ギャラのため」と思って出向いた彼との仕事も、もう6年目になります。彼が歌う曲の多くは、フランスではとてもポピュラーな曲です。私たちの仕事は、多くの場合、その曲をいったん徹底的に壊して作り直すところから始めます。この作業を私たちは「ルクソン」(ルクレアチオンド・シャンソン:歌の再構成)と呼んでいます。

 今回の WINDS CAFE に於けるテーマは「公開リハーサル」です。ステージをお見せするのではなく、私たちのリハーサル、あるいは他愛無いおしゃべりの中でシャンソンがルクソンに変化していく過程をお見せしたいと思います。具体的には、ワサブローに新しい曲を持参してもらい、その場で Mont Paix Taux Quoi? 流にアレンジしていくという方法を取ろうと思いますが、正直いって私自身もどうなるかわかりません。駄作しか生まれないかもしれないし、御来場いただいた方々に時間の無駄だったと思わせるかもしれません。あくまでも「リハーサル」に過ぎないことをご了承いただいた上でご来場いただければと思います。
 私たちのリハは「だらだら」とやるのが通例です。普段のリハーサルもたいてい午後1時くらいに集まって、音を出したりお茶を飲んだり無駄話をしながら午後8時くらいに終了という形にしています。今回もそんな理由で早い時間からのスタートになりますが、気の向いた時間に気楽に来ていただけるとうれしいです。長丁場のため、メンバーの休憩時間などもかなり長くなると思います。間が持たなくなることは目に見えているので、その間にビデオ(2000年3月に東京で開催し、同年6月に彼がフランス芸術文化勲章シュバリエ章を受賞するきっかけになったコンサート)の上映をするつもりです。もちろん新作CDも持参しますので、こちらもよろしくどうぞ。
 

▼福田ワサブロー氏からの挨拶

 フランス語を自分の楽器として選んで以来、フランスを中心にベルギーやスイスなどフランス語圏の国で歌って来ました。
 僕は自分のために書かれた唄を歌うことと同様に、人が歌った唄をあたかも自分のために書かれた曲のように変えて歌うことが好きです。
 フランスでは「良い歌」であることを指して「美味しいカクテルみたい」という表現を使います。良い詩に気持ち良い曲が付き、個性的にアレンジされ、これに加えて歌い手の素晴らしい表現方法が巧みな調合でミックスされたカクテルということです。このカクテル作りが日本でもできる、僕にとって素晴らしい出会いを得ました。それが今の「Mont Paix Taux Quoi?」のメンバーです。
 数年前に今のミュージシャン達と出会って日本で歌う機会が増え、ついに、昨年「福田ワサブロー+Mont Paix Taux Quoi?」を結成。同メンバーで作ったアルバム「マルセル通り38番地西入ル」が2001年3月に出来上がりました。自分自身の中にある「パリと京都がフュージョンしている世界」を最も表現しやすいグループが「Mont Paix Taux Quoi?」であり、これからしばらくは、新しい「シャンソン」のジャンルを一緒に作るために日本に帰ることが多くなりそうです。
 コンサート以外では知らない人の前で歌ったことがないので、7月8日は楽しみな反面、ちょっと不安な気持ちです。どんなカクテルができるかわかりませんが、フランスのスパイスもいっぱい入れてみようと、明日の日本への出発を前にして、知らない吉祥寺の街のことをあれこれ想像しています。
 
 

▼プロフィール

福田ワサブロー(ボーカル)
 京都市出身、フランス在住。フランスでのキャリアはすでに20年を越す。ソルボンヌ大学への留学を経て、1973年3月、ミレイユのコンセルヴァトワールのオーディションに合格。79年、詩的シャンソンの第一人者ジャック・ドゥーエに認められ、彼のテレビ番組に出演。81年より5回に渡り、フランス最大のシャンソンフェスティバル「プランタン・ド・ブルージュ(ブルージュの春)」に出演。88年にはフランス国営放送が1時間半の特別番組を組み、話題になる。92年、夏最大のフェスティバル「フランコ・フォリ」に日本人として始めて出演。ピアフも歌ったシャンソンの殿堂、オランピア劇場にも出演し、パリ・サンチュデアール劇場の2週間に渡るソロ・コンサートでは連日満員の盛況を博す。93〜94年:京都、東京、浜松で公演。95年:ベルギー、ブリュッセル2週間コンサート。96〜97年:京都、広島、倉敷、フランス各地で公演。98年:初のCDをフランスでリリース。東京六行会ホール、大阪フェニックスホールでコンサート。フランス国営放送で再度ワサブロー特集が組まれ、フランス語圏の世界数十カ国で放映される。99年:大阪Hepホール、新神戸オリエンタル劇場でコンサート、コリューシュ・シリーズコンサート(フランス)。00年3月:東京六行会ホールで3日間連続コンサート、6月:フランス政府から芸術文化勲章シュバリエ章を受賞、12月:倉敷リーデンローズ、新神戸オリエンタル劇場でコンサート。01年3月:セカンドCD「マルセル通り38番地西入ル」をリリース、六本木オリベホール・京都府立芸術文化会館での受賞&発売記念コンサートは、どちらも超満員札止めの盛況となった。その他、リーガロイヤルホテル京都、ホテルグランヴィア広島などでディナーショーを毎年開催している。
http://homepage1.nifty.com/ARUMON/wasaburo/index.html

鈴木厚志(ピアノ)
 4才よりピアノを始める。子供時代は練習曲やクラシックの課題曲よりもフォーク、ロック、ポピュラー音楽に強く興味をしめす。その後14才の時ドビュッシーを知り、フランス近代音楽に目覚め、取り付かれたように研究に没頭する。高校時代にはジャズ(特にフリージャズ)、ラテン、フュージョンなどとも出会い、バンド活動なども行う。進路や音楽ジャンル選択に悩みながらも国立音楽大学ピアノ科に入学し、4年間はおとなしくクラシックの勉強に専念し、首席で卒業。矢田部賞受賞。 読売新人演奏会出演。 卒業後、全国各地を初めとして、ワルシャワ、ミュンヘン等での演奏活動とともに作曲活動を開始。ラテングループのピアニストとして活動している時にブラジル音楽と出会う。中でも特にサンバに強く引かれ、傾倒。パーカッション等の経験を通じてブラジルのリズムの研究に没頭する。現在、日本では珍しいブラジル音楽専門のピアニストとして各地ライブハウス等で演奏活動を行う。2001年5月にレコーディングの為ブラジルに渡り、ボサノヴァのCDをプロデュースする。作曲家としては、数々の室内楽曲、ピアノ協奏曲、コマーシャルソング、ラジオ番組のテーマソング等を手がける。また、他人を笑わせることが大好きで、持ち前のアイディアを駆使したパロディー音楽には熱狂的なファンも多い。ピアノ曲集「ピアノの為の画集」、CDブック「ピアノ・で・アミーゴ」を出版。
http://www.win.ne.jp/~as312617/

湯浅丈一(ギター)
 武蔵野音楽学院にてティム・ドナヒュー氏に師事。ジャンルにとらわれない自由な発想でテクニックや理論を学んだ後、自己のバンドを結成する。同バンドの活動中にセッションワークを始め、以来ライブでの演奏に加えて、音楽CDやコマーシャル、CD-ROMなどの音楽制作にも参加。また、一度消滅してしまったサイレント映画用の音楽復刻と制作など活動も多方面にわたり、これらは現在NHK衛星第2およびNHK総合にて年間数本のペースで放送され、1998年に放送された「ローレル&ハーディー爆笑短編集」は同ビデオ・タイトルで発売中。
http://www.gendaiguitar.com/Salon/YuasaJo1.htm

西嶋徹(ベース)
 1973年東京生まれ。5歳よりバイオリンを始め、高校の頃ヴィオラに転向し、この頃からエレキベースを弾くようになる。日本大学工学部を卒業後、コントラバスに転向する。主に都内のジャズクラブでライブ活動を行いながら、1999年から始動した、作曲家野崎良太のプロジェクト『Jazztronik』に於いて、アルバムや、クレモンティーヌ、bird、SOUL BOSSA TRIO、LONDON ELECTRICITY、K.といったアーティストのリミックスなどに参加する。その他、DJ須永辰緒のアルバムや、Misiaのリミックスに参加するなど、クラブミュージックの分野の録音に多く携わるようになる。2000年にはミュージカル「Closer than Ever」「big」での演奏や、バンドネオン奏者小松亮太、ヴァイオリンの葉加瀬太郎のコンサートサポートを行う。2001年より、葉加瀬太郎バンドの正式なメンバーとなり、ツアー、レコーディングに参加する予定。ジャンルを選ばず、アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで、シーンを軽々とまたぐフットワークで、自己のスタイルを追求中。好きな言葉:高解像度。嫌いなもの:半角カナ。
http://www.jazztronik.com/profile/toru_nishijima.htm

野村おさむ(パーカッション)
 1965年名古屋市生まれ。国立音楽大学教育音楽学科卒業後、ポピュラー界には珍しいマルチパーカッショニストとして、パンクバンド「ばちかぶり」、ポピュラーバンド「おぐちゆきことおともだち」、ボサノバグループ「BAHIA」、即興音楽グループ「ARGO」、現代音楽グループ「Emsemble Craft」など、様々なスタイルのグループに参加。並行して、川平慈英、片桐麻美などのサポートを務める。現在までに20枚前後のCDレコーディングに参加。昨春、台湾の友善的狗有限公司に招かれ、初の海外レコーディングを経験。同社の経営不振によって一時はお蔵入りかと思われたが、2001年4月にレーベルを移籍して発売された。
http://www.tcr.com.tw/title_display.asp?cd_no=030281
マック専門誌のライターという別な顔を持ち、鉄道旅行と廃線跡探訪をこよなく愛する子煩悩な愛妻家。
http://www.alles.or.jp/~makiba/index.html
http://listen.to/ARUMON
 

それでは7月8日(日)に吉祥寺でお目にかかりましょう。

WINDS CAFE 58【サイレント映画+音楽】
柳下美恵 2001年10月20日(土)
http://www.ltokyo.com/yanasita/miespick.html

WINDS CAFE 59【ギター】
本木盛夫 2001年11月18日(日)
http://www2.neweb.ne.jp/wd/classical/motoki01.html
 

出演決定:
藤本隆文(パーカッション) http://www.sphere.ad.jp/kanaphil/menu/gakuin/timpani.htm
平松洋(ドラキュラ研究) http://www.anna.iwate-pu.ac.jp/~takasima/readings/dracula.html
柳下美恵(サイレント映画+音楽)http://www.ltokyo.com/yanasita/miespick.html
本木盛夫(ギター)http://www2.neweb.ne.jp/wd/classical/motoki01.html
大島豊(ディスクジョッキー)http://www.linkclub.or.jp/~soyo/
細井篤と仲間達(人形劇)http://www.nsc.co.jp/social/art/06/04.html
曽我部清典(トランペット)http://www.jade.dti.ne.jp/~ebakos/
谷川賢作(キーボード)http://www.taniken.net/
三浦浩(ギター)http://homepage1.nifty.com/ARUMON/argo/index.html
佐藤芳明(アコーディオン)http://www.din.or.jp/~stysak/
 
 

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