第二章  ウクレレを買いましょう

 さあ、ウクレレを買いにいきましょう。習うより慣れろです。まずはマイウクレレを入手して、なでたりして可愛がりましょう。そのコンパクトなボディのとりこになるもよし、お父さんのレミーの横に置いて大人の時間を過ごすも良しです。
 気になるお値段ですが、これが、ピンからキリまであります。下は1200円から、上は30000円は優に越えるという代物まであるので、ご自分の予算と相談して買って下さい。

1200円〜7000円ぐらいのもの
おもちゃとの見極めが難しいところです。ちゃんとした楽器屋でも1250円程度のワゴンセールで売っていたりするので、衝動的に買うのにはいいかもしれません。このクラスのものを買うのにじっくり吟味をしたり、楽器屋の長髪の兄ちゃんにしつこく質問したりすると、とても嫌がられるので、いかにも「あっ、こんなものもあるんだなあ、ちょっと洒落で買ってみようかな」などという雰囲気を漂わせつつお会計をすませる演技力が必要でしょう。ただし、このクラスですと、一曲弾くごとにチューニングをしなおさなければならなかったり、結局ちゃんとしたチューニングが出来ずじまいの物があるので、覚悟しなければならないでしょう。まあ、ウクレレとはそういうものなのよーん、と思えば腹もたたない人ならいいでしょう。なお、値段に関係なく、ウクレレというものは、ちょっと油断するといつのまにか、弦がのびていたりするので、弦もこまめに換える事をおすすめします。500円ぐらいですから、たばこをちょっと我慢すれば買えますね。

8000円〜20000円ぐらいの物
私が最初に購入したのがこのクラスです。国産品が充実しています。日本で一番有名なメーカー「FAMOUS」は自分で「有名」と名付けるくくらいの気合いが示すとおり、やっぱり一番よく見かけます。初心者は一万円前後のものを買ってみてはどうでしょうか。

30000円以上のもの
ギターの世界でも最高峰のマーチンのウクレレなどがこの辺になります。さすがに高いだけのことはあって、作りもしっかりしていて、音も狂いにくいです。以前私の知人が退職金で買ったというマーチンを弾かせてもらったところ、軽いタッチで素晴らしく音が出たため、長時間弾いた時にまったく疲れ方が違ったのには驚きました。疲れるほどウクレレを弾くのも考えものですが、いつかはこの一本と誰しもが思うでしょう。


ukulele column

ノーマル

パイナップル型

ウクレレのかたち

ウクレレには二つの形があります。一番オーソドックスなのが、腰の窪んだノーマルタイプのものです。もう一つはパイナップル型、下膨れのボディがかわいいやつです。ノーマルタイプより音はマイルドになります。ちなみに僕が最初に買ったのもパイナップル型で、あまり乾いた音がしません。

 



questionnaire