先日、ずっと乗ってなかったっていうバウンテンバイクをただでもらって来ました。
ところがこのサドルが高さが高くて(私の足が短い?)だけでなく下げられないんです。調整のボルトをゆるめても動かないんで、隙間にCRCをちょっと入れて、ハンマーでたたいてみましたが、横にも回りません。サビちゃってるんですかね。他の部分もけっこうサビてるから。何か良い方法は無いでしょうか?

かなり重症です。クロモリフレームにアルミのシートポストだったりすると、腐食してほとんど合体状態になっている可能性があります。そーするとほぼ絶望的ですが、やるだけのこと(荒療治)はやってみましょう
 CRCはちょっとじゃ駄目です、すき間にガンガンCRCを吹き込みましょう。しばらくしたら、プラスチックハンマーなどでガンガンいきましょう。親の敵をとるみたいに叩くとこわれますから、ソフトSMぐらいがいいでしょう。さて、それで抜けないときは次のプレイです。
 前後のホイールをはずしてサドルをどっか丈夫な電柱とかにヒモでくくりつけます。そして、反動をつけるようにしてフレームをえいやっと引っ張るといいでしょう。このとき、いきなりスッポンと抜けると、アメリカのアニメみたいで愉快ですが、頭を道路に強打すると痛いので注意してください。ヘルメット着用もおしゃれです。
 さあ、このくらいでどうでしょう。何とか抜けると思いますが…。もし抜けないようなら もらった友人に、ハンダ付けしてないか聞いてみましょう。たぶんしてないと思いますが。
 ともかく、運良く抜けたら。フレームの中にたっぷりCRCをかけた後、ふき取って、できる限り奇麗にしてやりましょう。シートポストは使えるようならきれいに磨けばいいですが、おそらくさび付いているので、買い替えてしまった方がいいでしょう。安くて錆びにくいアルミのシートポストが3000円ぐらいからあります。買いに行くとき、抜いたシートポストの根元の方に書いてある数字を控えていくのをお忘れなく。たいてい27.2とかそのくらいの数字が書いてあります。シートポストは0.2mm刻みと、けっこう刻みが微妙なので、近い数字でいいやあなどと思って買うと当然入らないので注意してください。あと、付けるときにグリスを薄く塗っておくのをお忘れなく。

タイヤとリムの隙間あたりから、繊維みたいのがはみ出してきてるんですが、もうタイヤが限界なんでしょうか?よろしくお願いいたします。
限界です。このままでは非常にやばいのでこの状態で乗るのは絶対にやめてください。バーストする可能性大です。
 とりあえず、どんなんでもいいやあと思えば、タイヤセット前後で3000円ぐらいからありますから、これは絶対に買い替えましょう。チューブは特に不都合がなければそのまま使えますが、気分一新するなら買い替えもよし。一本800円ぐらい。バルブの形が3種類あるので間違えないように。

MTBに倒立サスペンションはありますか。あるなら、普通のと比べての利点・欠点を教えて下さい。
おお、倒立サスが出てくるとは、もしかしてオートバイ乗りの方でしょうか。
 実はあります。倒立サス。何社からかリリースされてますが、主にというか、完全にダウンヒルモデル専用です。
 利点としては、ストローク量が長いサスの場合、自重でプリロードが稼げというか、まあそんなところでしょうか。わかりません。
 欠点は、倒立サスにこだわらないのですが、自転車用としてはかなり重たいという事でしょうか。
 あと、ブレーキ台座が構造上つけられないので、ディスクブレーキしか付けられなくなります。まあDHの世界ではディスクブレーキも常識となりつつありますから、それはそれでいんでしょうけど。倒立サスをつける段階で、自転車の世界からは足を踏み外しているといえますが…

私のMTBはHGの対応です。クランクを交換したいのですが,シマノの新しいパーツはIG対応しかありません。IGチェーンオンリーと書いてるクランクセットだけを、 付け替えて問題ないのでしょうか?
HGはスプロケットに面取り加工&ガイドを設定して上り変速性能(フロントだとインナーからアウター、リアだとローからトップ)を向上させたシステムのことです。
 IGはHGの機能に加えさらに下り変速性能も向上させたシステムのことです。
HGに比べIGのほうが下り変速ショックが当然少なくなります。
したがって、クランク交換に合わせてチェーンもHGからIGに換えたほうがよろしおます、変速性能気にしなきゃHGチェーンでもOKだと思うけど、クランク代に比べりゃチェーン代なんて屁みたいなもんなんだから、買い替えた方がよいでしょう。
つまり、リアのスプロケは必ずしも交換する必要はない、ともいえましょう。
クランクとチェーンを換えるだけでとりあえずは大丈夫ななずです。ただし、スプロケも変えたほうがより「ベスト」であるということでしょう。

サイクロコンピュータの購入を考えているのですが、サイクロコンピュータは本当に正確に走行距離や走行速度等を計測出来るのでしょうか?構造等は、本で調べたんですけど、どうも不安で・・・。
大丈夫です。

前のシフターの感触が後ろと違って「カチカチ」って決まりません。私の少年時代の(20-30年前)やつみたいでギヤとギヤの中間でも止まります。 こんなんでおかしくないいんでしょうか?もし調整で直るんでしたら教えて頂けないでしょうか?
30年前はまだMTBないですよ(笑)
 それはですね、そういうモノなのです。インデックスシステムといって、フロントギアがカチカチするようになったのは確か90年代前半です。これは、フロントギアの場合、あいまいなところで止まるようにしておく事で微調整のように使えるからという事でしたが、現在では、フロントもインデックス仕様になっていて、カンタンにシフトできるようになりました

アルミフレームのカラーリング塗り替えるというのは素人(というか個人)でも可能なのでしょうか?カンスプレーなんかでかまわないんでしょうか?
自分で塗るのが無理なら専門の業者に頼むことも考えています。

自転車の塗装に関しては、結論からいえば可能です。
しかし、「素人」というクラスだとちょっと難関が多いです。
まず先に、塗装方法、という点ですが、

  1. ショップにまかせる
  2. 自分でやる
という事です、ショップに頼んだ方が焼き付け塗装というきれいな仕上がりになるのでオススメですが、ショップによっては、パーツを全部外して、フレームだけの状態でないと受け付けてくれない所も多いです。
  したがって、ショップに頼むにしろ、個人でやるにしろ、いずれにしろ、まず、フレームだけにバラす事ができないと駄目です。これはまず第一関門といえるでしょう。
次に、自分でやるという方向で考えてみますと、本格的な焼き付け塗装は個人では難しいので、スプレー缶を利用するのがベストといえましょう。
 ただし、スプレー缶といえども、あなどれません。慎重に、かつ丁寧におこなえば かなりの仕上がりになります。ポイントはきちんと下地処理をすることと、前塗装の剥離を徹底的にやることです。
 もしかしたらショップによっては、個人で分解しなくても全て引き受けてくれるところもあるかもしれませんが、あまり期待できないでしょう。
 自転車雑誌などで広告をチェックして、できればショップオリジナルのバイクを扱っている店などが狙い目とは思いますが、上記の理由により、なかなか快くやってくれる店は少ないと思います。

リアのシフトが7番目(一番小さいやつ)に入らなくなってしました。どのように調整すれば元に戻せますか。
 まず、リアホイールがきちんとはまっているか確認してください。
 次に、シフトワイヤーに丹念にグリスを吹き込んでみます。ワイヤーが錆びて、ケーシングの中でひっかかってしまっているのかもしれません。
 それでも駄目なときは、まず、シフターからワイヤーがにゅうっと突き出している部分の根元にダイヤル式のアジャスターがあるので、まずこれをいろいろいじくりまわして、うまくいくか試してみましょう。うまくいけば儲け物です。ちなみにこのアジャスターはリアディレーラー本体側にもありますので、そっちをいじくってみてもようでしょう。
 次にディレーラー本体を見ると、調節用のネジが見えます。これをドライバーで右や左に動かすことで。ディレーラーのガイドの位置が変えられますので、うまく変速できる位置を慎重にさぐってみましょう。
 どーしても駄目なときは、もしかしたら、フレームのハンガーが曲がっているか、ディレーラーが壊れている可能性があります。アーメン。

3×8 のMTBで,チェーンを インナー×ロー にかけた時,フロントディレイラーの内側のプレートがチェーンと軽くすれて,音がします。他の組み合わせでのギアチェンジは正常にいくので,これ以上再調整はかえってしない方がいいのでしょうか。
 いや、したほうがいいんじゃないでしょうか、いらいらするし。
といっても、他が問題ないんなら微調整でいけると思います。微調整は、シフター側のワイヤーの根元にあるアジャスターをちょいとくるくるまわしてやるだけでOK、工具も必要ないっす。

ビンディング対応のシューズを買いたいんですが、注意すべき点はありますか。
 ビンディング(SPDなど)対応シューズは基本的に歩くことよりもバイクをこぐ事を前提として作ってありますから、スニーカーのように、爪先に余裕をもたせないのがポイントです。すきまがあるとこぎづらくなるからです。スニーカータイプはレース用よりもルーズですが、それでもややタイトなものを選びましょう。したがって買いにいく前に足の爪をちゃんと切っておきましょう。