泥よけはどんなのがありますか。
泥よけとカゴは馬鹿にされるのでやめろといっておきながら、こういうのもなんですが、雨の日の快適なライディングには有効でしょう。良く見かけるのはがきんちょ仕様のMTBについているプラスチックの、びよーんとしたやつです。いわゆるプロショップよりも、ディスカウントショップや、街の自転車屋さんでよく見かけます。
 もうひとつはダウンチューブにとりつけるタイプのもので、顔に跳ねが上がるのをともかく防げるし、ばたばたしないので、レーサーとかにはこのタイプの方が人気があります。また、このシステムならば、わざわざ買わなくても段ボールやペットボトルの切れ端(ペットボトルの方が耐水性に優れているうえ、リサイクルに貢献できるような気がする。)とビニールテープで簡易泥よけを作る事ができます。

左のやつなら、ペットボトルで作れるよね

GTのアバランシェを買いました。バーエンドの角みたいなヤツを取り付けたいと思うのですが、(単純にカッコ良いから。) どのような物を選んだら良いのでしょうか? (お店で見ると安価でカッコ良い鋳造のものとアルミパイプを溶接したものがありましたが…)
 また、本来の使用目的とセッティングの角度等も教えてください。

実は…本来の使用目的は。

のではなくてですね、上り坂とか長いライディングの時にハンドルポジションを変えて、疲労をおさえるためにあります。昔はドロップハンドルをつける人もいましたが、最近はこのバーエンドグリップが主流です。
 個人的には鍛造のものの方がたわまなくて好きですが、今はアルミパイプの方が軽くて主流になってるような気がします。
 取り付けは、ブリップのエンドをカッターでカットして、さらにレバー類を1cm程中に寄せてとりつける事になるので、ハンドルの短い人は気をつけて。
 それから、今はやりのDH用のアップハンドルにこのバーエンドをつけると、馬鹿にされるのでやめましょう。

ハンドルの高さはどの程度がベターなのでしょうか。いろいろ試しましたがしっくりいきません。
ハンドルバーの高さですが、MTBの場合は、シートの高さから割り出して 行く感じになると思います。また、最近のアヘッド方式のステムですと 高さというのはスペーサーで調節するしかないので、フォークのコラムを長めに切っておかないと調整がほぼ不可能です、かと言って、スレッドタイプのステムでもほんの数センチ上下できるかというぐらいしか調節できません。ステムの長さと角度でベストフィッティングを探していくことになります。スレッドのほうが調整の自由度が大きいから初心者さんはスレッドタイプで自分のベストポジションを見つけたほうがいいようですが、時代の流れからスレッドは滅びつつあります。


 まず、シートにまたがって、踵でペダルを踏みます。このときひざがほんの すこーし曲がるぐらいがベストです。
 次にクランクを前側上方45°の位置に回したとき膝がペダルの真上になるようサドルの前後位置をあわせます。これで、シートのポジションはできました。
 最後に、そのシートポジションで、ハンドルを握り、横から上半身を見てもらってください。上半身の水平線からの角度は35度から45度がいい、という事になっています。  ところで、35度から45度というのはあまりにもあいまいです。10度違えば かなり感じは違うはずですからね。
 しかし、MTBというのは基本的なライディングフォームがスタンディングスタイルになりますから。このあたりは、走っているコースやポジションによって常に変化するのは仕方ないと思います。また、コースによってもシートの高さを変えますから、ハンドルの高さだけで単純にはかれない所があると思います。
 ハンドルの高さというよりも、乗っていて、ハンドルが遠く感じられるようであれば ステムを短いもの、あるいは、角度のあるものに変えてやってください。  また、長距離を乗る場合は身体が起きたほうが一見楽に感じられますが。体重がサドル側にかかりすぎると、今度はおしりが痛くなってきます。
 ステムには一定のルールがあって、

 今乗っていて、ハンドルがどうもふらつく、おしりが痛い、あるいは上り坂で力が出ない。という場合はステムの角度を少ないものにしてやるか、長いものに交換してやるといいようです。  また、どうもハンドルが遠くて、乗っていて背中が痛い。腕が疲れる。 ハンドリングの反応がいまいちである。という場合はステムを短めのものにしてやるといいでしょう。つまり、ポイントは自分の体重をいかにハンドルとサドルに均等に振り分けられるかがポイントというわけです。

ツーリングが好きなので、フルサスのMTBにキャリアを付けたいと思っているのですが、キャリアを付けるためのネジの留めの穴がフレームにないので、キャリアを付けられません。
自転車屋に聞いても、これは、キャリアを付けることを想定していないので、付けることができません、とのことでどうしたらいいのか困っています。

フルサスはキャリアを固定した部分が可動するわけですから、構造的にしんどいと思います。ツーリング用のバイクを新しく買いましょう。
 え、そんな贅沢はできない。
それでは、あえて方法をあげるとすれば

  1. 簡単なキャリアをつける。
    A&Fのカタログで見たことがありますが、シートステー一カ所留めのキャリアがあります。

    しかし、これだと泥よけの親玉みたいなもんですから、一応17kgまでOKということになってますが、大して重たいものは乗せられないでしょう。
  2. フレームの加工をする。
    フレームの加工をしてくれるショップにもちこめばなんとかなるかもしれません。可動するユニットの方にダボを溶接すればいいいわけです。
    雑誌の広告などを見て、フレーム加工をやってくれそうなショップにあたりをつけてみるべし。
  3. キャリアから自作する。
    これは究極ですが、結局フレームの加工と合わせてやることになるでしょうから、結局2との合わせ技ということか。

サス付きフレームのMTBが有りますが、どの様な利点が有るのでしょうか。
(素人考えでは重くなるだけのような気がします)

はっきりいって、重くなります。しかしですね、それは3年前までの常識ででして、今はなんとフルサスモデルで 11Kg台というのも珍しくないのです。(11Kgというのはそうとう軽いです。ちなみにママチャリは20kgを越えるものもあります。)
ですから、一概に重たいとはいえないのです。
 実は、フルサスモデルも細分化の傾向にあって、クロスカントリー向きの軽量なものと、別に軽さを必要としない競技、ダウンヒルモデルはとても重たいです。
 まあ、ダウンヒル一筋でいくのではなければ、軽量なものを選んだ方が無難でしょう。最近の競技用はレースが過激になるにつれて、オートバイさながらのずっしり感です。最近のダウンヒルバイクでは平地を走るのも一苦労します。
 フルサスのメリットとしては、疲労度が全然違います。ただし、登りでは当然フレームがたわんでしまうので、昇りにくくなりますが、下りの乗りやすさは素晴らしいものがあります。
 金さえゆるせば、チャレンジしてみてもいいと思いますよ。20万円あれば買えちゃうしね。

町のディスカウントショップで売っているMTBもどきと本物のMTBはどんな違いがあるのでしょうか。(構造、パーツ、価格等)
フレームが違うでしょう。ハイテン鋼が使われているのがほとんどで、 弾力性、強度、重さのどれをとってもよくないです。
 パーツにも、またまた耐久性にも疑問があるものが多いようで、何回か山にいけば、壊れはしなくても、キミがイライラしてきそうなものばかり。やはり操作レバー関係は、グレードのいいものと低いものとでは、疲労度が違ってきます。
 唯一の魅力といえば値段ですけど、将来的にパーツとかを交換しながら長く乗るのにはフレームがお粗末なのでかえって無駄金をつかう羽目になるんじゃないかしら。(なぜかおネエ言葉)

MTBの日常のお手入れはどうするの。
 ともかく「まず洗う」の一言です。洗えば細かいパーツやキズに目がいくし、修理するにしても泥がついてたらできないでしょ。
 ママレモン(別にチャーミーグリーンでもいいけど)をつけて、ごしごしやりましょう。自動車洗車場にいって、車もろとも洗ってしまうのもいいかもしれないけど、細かい部品の間は落ちないから、手でごしごしやるべし。
洗ったら、あとは乾拭きして、オイルをさしてやればOK。 
 オイルの差し方ですけど、一番ものぐさな方法は、CRC5-57をともかくバンバン振り掛ける方法です。特に音がしないようだったら、こんなもんでいいでしょう。あ、わかってると思うけどブレーキシューにつけちゃ駄目だし、BBやハブなどのグリス充填してある部分も、CRCでグリスが溶け出してしまうので拭くぐらいにしておいた方がいいでしょう。
その他のグリスアップは、ギイギイとかギコギコとか音がするようになったら、その時に考えましょう。それから、ブレーキとかシフトチェンジを渾身の力を込めなきゃできないようだったら、ワイヤーにもシュッシューとね。
 最後にチェーンだけはチェーンオイルを差しましょう。自転車屋にいってチェーン専用のオイル(グリス)をくださーいといってお金を払えば買えます。これは、チェーンに薄ーく塗るもので、べたべたにしないように。あんまり塗ると埃がつくだけです。

Vブレーキに付け変えてよろこんでいたのも束の間。ペダリングするとブレーキワイヤーにかかとがぶつかってしまいます。
わたしのプロファイリングによると、ブレーキにかかとがぶつかる人は、足がでかい人、そして背が低い人です。まあつまり、フレームサイズが小さいとこういう事になるわけなんですけど。
で解決法ですが、ワイヤーガイドのパイプを短いものに換えてしまうと、でっぱりが多少小さくなっていいでしょう。
また、このパイプはヒジョーに折れ易くて、フロントはフロントでダウンチューブに当たってぽっきり折れてしまうらしいので、フロントも替えてしまいましょう。おそらくシマノもこの辺りの問題は解決してくるでしょうから、ちょっと辛抱しておきましょう。

シクロクロス競技で主に使われている自転車のタイプを教えて下さい。
シクロクロス用の自転車というのは、完成車として売っているのは殆どないと思います。競技人口が少ないので量産はしてないと思います。
 見た目はロードバイクと同じでドロップハンドルに700Cのタイヤがついています。ロードと違う所といえば、タイヤがオフロードパターンなのと、ブレーキがMTBと同じようなカンチブレーキということでありましょうか。
 国産でもシクロに強いビルダーがいたと思いますが、忘れました。ALANというビルダーが有名だったような気がします。
ちょっとシクロ気分を味わいたいなら、クロスバイクというやつを買ってきて、ハンドルをドロップハンドルに換えてやると気分が盛り上がることでしょう。
  最近のシクロのレースはMTBも参加できるのが多いので、とりあえずMTBで参加してその道の達人に教えを請うというのもいいでしょう。

自転車で半日〜数日程度の旅行をしてみたいと考えております. どのようなことに気をつけて自転車を選べばいいのでしょうか教えてください. 多くは舗装路で林道などを走ることは少ないと思います.
林道を走ったりしないのなら、MTBよりも、いわゆるランドナーという ツーリングモデルが楽でいいと思うのですが、MTB人気に押されて、最近は あまり作られていないというのが現実です。
 「あまり距離が長くない=荷物が少なめ」という解釈でしたら、ロードレーサーでツーリングというのも速くて快適だと 思いますけど強度にちょっと不安も。MTBの場合は、頑丈で荷物も相当積める というメリットもありますが、タイヤが太いので、やや軽快さに欠けるいうと ころもあります。
 チェックポイントは ●いわゆる、レースモデルというのは買わない。
 なぜなら、キャリアなどを固定するためのダボ穴がなかったりするから。
●MTBだったら、タイヤをスリックにしてやると軽快 。 MTBにドロップハンドルをつけたものなんぞもいいですね。 MTBのハンドルポジションというのは、実はロングツーリングではしんどいです。

SPECIALISEDのCross Road(s)(ちょっとはっきり覚えてないんですが)というのを見かけました。フレームはMTBによく似て居るんですが、タイヤのサイズが少し大きく見えました。多分27インチなんだと思います。いまのMTBに27インチのタイヤをとりつけることはできるのでしょうか。あんまり意味のないことなんでしょうか。
これは、クロスバイクというしろもので、オフロードもちょっと走りたい、 だけど、ほとんど舗装道路しか走らないという、はっきりしない人のために 作られたバイクで、見た目はMTBだけど、良く見るとタイヤが700c(27inch) という代物です。
 今のMTBは26インチが当然ですが、ブレーキの位置があわなかったりするので MTBのフレームに27インチをつけることは無理です。
クロスバイクのメリットは

デメリットは クロスバイク自体はどこのメーカーでも今でも用意してあると 思いますが、最近は人気がないので、あまり気合が入ってないような気がします。

MTBにはレース用と,ツーリング用,その他と分けられるそうですが, どの様な点がそれぞれ違うのでしょうか?
最近のMTBの細分化はすごいものがあります。
レース用といっても、競技によって全然違うんですよね。
レース用
●クロスカントリーや耐久レース
オーソドックスなフレームに、5〜10cmぐらいのストローク量の軽いフロントサスがついてます。 ハンドルにはバーエンドがついてます。リアサスがついているものも最近はありますが、 やはり軽さ重視のモデルです。10〜12kgぐらい。
●ダウンヒル
アップハンドルに、ディスクブレーキ、もしくは油圧ブレーキというのが定番です。 最近の常識では前後サスペンション付きです。
 もうダウンヒル以外やらないもんねーというバイクはチェーンリングもアウターのみという徹底ぶりです。チェーン脱落防止用のパーツをつけている人も多いです。
 ダウンヒルモデルなので、重量はそれほど 問題ではありません。リアサスは下りでは非常に乗りやすいのですが、登りはサスが沈み込んで力が逃げてしまうので、クロカンで乗ると大変苦労する事になります。昔、宮田でアップハンドルにバーエンドをつけたモデルがありましたが、あれは一体なんだったんでしょう。

ツーリング用
スタイルとしてはクロカンレースモデルとほとんど同じで、レースとツーリング両方に使って いる人もかなり多いはずです。  注意すべき点は、キャリアをつけるダボ(穴)がフレームにないと、なにかと苦労しますので、 ツーリングをしたいなら必ずチェックしたほうがいいでしょう。USA製のバイクは、廉価版でも レース用、となっているバイクはこの穴がないので、注意したほうがいいでしょう。

今度フロントサスペンションをつけようと思ってます。 私はTrek7000に乗っていて、月一で林道を下るくらいです。  仲間がみんなサス付きで、彼らのスピードについていくと手が破壊されてしまうのです
おお、なんと私と同じバイクではありませんか。
 もし、あなたがダウンヒラーでないなら、RockshoxJUDYのXCなどどうでしょうか。エストラマー(マニトウと同じ) なので、メンテも楽だし、いいと思いますよ。
 最近は単純にショックフォークといっても、DH用とXC用ではまったく違うものになりますから。 自分がどの程度の走りをするかによってチョイスも違うでしょう。DHをガンガンいくならストローク量が10cm以上のの過激なモデルがいいでしょう。ただし重たいです。
 素材的にはオイル&スプリングのものが、細かい調整ができて、乗り心地もデラックスなんですが メンテをこまめにやってやらないと、宝のもちぐされになるので、ものぐさで、ダウンヒラーじゃなければ、エストラマー (早い話しがゴム)のものがいいでしょう。日本ものぐさライダー連盟会長の私もエストラマーのマニトウ4をつけてますが、クロカン レースでは充分です。エアサスも軽くて人気があります。
 で、そこまでお金をつぎ込むのはどうも、という人には、ずばりROCKShoxのINDYでしょう。 これは、確かエストラマー&スプリングで、メンテも楽なうえ、返りが速いので追従性もいいみたいです。使ったことないけど。
INDYっていう語感もなんかかっこいいし、確か3万円台で買えるはず。

 フレームの材質についての質問です。クロモリとアルミの 長所と短所をそれぞれ教えて下さい。ほかの材質があればそれについ ても教えて下さい。また材質以外にフレームの性質を決めるものが あればそれについても教えていただけるとうれしいです。

といったところでしょうか。僕は、軽さと錆びないという点でアルミが好きなんですが、クロモリにこだわるリッチーさんという人もいます。
 人の好みに関してはとやかく言えることではないですからねえ。

 非常に乱暴な言い方をすれば、ラグがないフレームの方が重量的には軽く作れます。 ラグというのは、フレームパイプとフレームパイプを繋げるジョイントの部分です。 外見ではラグレスでも、中にジョイントを持っているフレームもあれば、本当に パイプ同士を直接溶接してあるものもあります。最近の流行りはやはりラグレスの溶接フレーム です。これはクロモリでもアルミでもありますから、じっくりカタログを読む事が 大切です。

ちなみに、他の素材は。
チタン
長所**錆びない、軽い、弾力性、耐久性がある 短所**加工が非常に難しい。したがって値段が高い。
カーボン 長所**錆びない、軽い、弾力性はある。 短所**横からの衝撃が心配。加工は不可能。

 リムから炭化したシューをディグリーザーで落とそうとしていたのですが なかなか落ちません。結構ついてしまっているのでどうしたら落とせるのでしょうか。

あれは、なかなかおちるもんじゃないですね。コツは、ディグリーサーをけちらずに沢山ふきつける事、吹き付けたらしばらく置いておいて、おもむろに擦ることです。

 錆びた部分はどうしたらいいんでしょう。
最近のMTBはアルミとかのパーツが多いからあんまり錆びるようなところはないんだけどなあ。もしかしてMTB以外のママチャリの質問してませんか、まあいいでしょう。特別にお教えしましょう。
 気にしない事
これが、まあ一番楽な方法です。多少錆びてようが気にせず乗りまわせばいいんです。
 まあ、しかしそれじゃあいやだ、という人も多いでしょう。あとは錆びたネジやパーツは全て取り換えてしまうというのも気持ちのいいものです。その際、錆びにくいパーツに換えていくと、おのずから上のグレードのパーツを選ぶようになりますから、アップグレードタイミングとしてはいいかもしれません。
 最後の方法は、市販の錆び落しを使うか、真鍮のブラシでこするといいでしょう。しんちゅうのブラシは本当に不思議で、こいつで磨くだけでかなりの錆がおちてぴかぴかになります。これはなぜか 真鍮のブラシでないと駄目みたいなので注意しましょう。