ミニマムplamoインストール

ここはPC110にPlamoをインストールしてKonベースのフルソリッドPDAにしようという大いなる野望のページである。

plamoのインストール

さて、PC110にplamo(に限らないが)を入れるにあたって次の事を決定しなければならない。 今回は 事とした。

フロッピーからのブート

まずPCMCIA用のブートディスクを作る。BIOSで起動順をFDD/HDD1/HDD2/PCMCIAの順にしておいてPCMCIAカードをHDDとして扱う様に設定。下スロットに40M Type-II Flashを差し、ポトリにつないだFDDにブートディスクを入れて起動する。プロンプトが出たら

bootdsk hdb=noprobr hdb=xxx,x,xx disk=/dev/hdc bios=0x80

のおまじないで起動。もちろんxxx,x,xxのトコはDOSのQCONFIGで確認しておく。

多分DOSからbootする方法ってのも可能だろう。その場合ポトリとFDDは不要。PCMCIAカードを使える母艦があればYD1(S)でもLinuxがインストールできると思う。

260M Type-III HDDからのインストール

他のマシンで260M Type-III HDDにplamoをコピーしておく。これを上スロットに差すのだが、pcmcia-csはこれを/dev/hde1として認識する。しかし/dev/にはhde1が無いのでこのままだとmountできずにハマる。

mknod -m 640 /dev/hde1 b 33 1
で/dev/hde1を作成しておいてからHDDを差し、
mkdir /hdd
mount /dev/hde1 /hdd
の実行で/hddにHDDがmountされる筈である。

40M Type-II Flashへのインストール

Plamoはミニマムインストールしても40M Type-II Flashに入り切るわけがないので自分で入れるpackageを選択する。Plamo1.3より

a1 aaa_base basebin baseutil bash devs e2fsbn elflibs etc getty gpm grep gzip hdsetup jbase kbd konbin konfnt ldso less modules pcmcia pcurses ps sh_utils shadow sysklogd sysvinit tar tcsh txtutils zoneinfo
ap1bc diff fdclone
cn1canna cjvim

これ全部入れて約25M。/usr/docとか/usr/manとかを削れば約22Mまでになる。入れるパッケージを自分で完全に決める事のできるexpertでインストールする。ブートカーネルの設定やliloの設定はすっとばす事(無いから)。

jvimチュートリアルとかinfoとかゲシゲシ削っていけば20Mは切る。圧縮ファイルシステムとかgzexeとか使えばもっともっとへる。でもそんなにデータを入れる予定はないので私はこの辺で止めておいた。

loadlinの設定

kernelはスマピコに置き、loadlinで起動する事にする。

[MENU]
MENUITEM=DOS,DOS
MENUITEM=LINUX,linux
MENUDEFAULT=LINUX,3

[COMMON]
BUFFERS=10
FILES=30
DOS=HIGH,UMB
DOSDATA=UMB
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS

[LINUX]
SHELL=d:\loadlin\loadlin.exe d:\loadlin\vmlinuz root=/dev/hdc1 ro hdb=noprobr hdb=xxx,x,xx disk=/dev/hdc bios=0x80

[DOS]
省略。

とりあえずこれでkonが動いてjvimでcannaを使えるという環境が完成。

PDAとしての110

ソリッドで使うと軽いし熱くならないし静かだし電池はもつしでいいことずくめ!

SVGAlib(04/10/15)

1.3を入れ直したらなぜかSVGAlibが320x240x256が限度になっていたのですが、svgalibを1.4.3にしてlibvga.configを以下に変えたら640x480x256が使えるようになりました。

#svgalib 1.4.3
mouse PS2
HorizSync 10 40
VertRefresh 15 80
Modeline "640x480" 15.00 640 672 728 816  480 489 496 526
Clocks 15.00
TextClockFreq 15.00
VideoRam	512

謝辞

yamatori@ab11.yamanashi.ac.jpさん:mknodの御指導ありがとう。
鎌田さんMunemasaさん:いろいろ参考にさせて頂きました。謝々。

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