なぜ、私がPDAとしてPalm IIIではなくPC110を選んだか、なのだけど、結局は微妙なストレスの積み重ねがあったからなんですよね。
#私がPC110新着情報をやっているから、という政治的理由も否定はしません。
日本語入力の操作性がやっぱ問題ありでした。特に訂正の為にバックスペースを入力していて間違ってリターンと認識された場合の「変換候補文字列いきなり全確定」はストレスたまりました。今PC110ではCannaを使ってます。頭いいとは言えませんが、ずっとマシです。
そーゆー意味ではWPJを見たときはぐらぐらきました。日本語入力がずいぶん楽になってますからね〜。
なにか操作していてハングする/リブートがかかる事があるのがどうもね。Hackを入れなきゃいいんだろうけど、それじゃ使い物にならないし…Palm IIIはMac系ユーザが多いせいか、この程度の不安定さは全然平気なんだろうけど、僕には辛かったですね。
10年以上unix使っていると、少々の事はsedやawkで処理できる様になります。問題解決に際し、私はunixで考えているのだと思います。で、なにか解決したい時、専用アプリを入れるしかない、というのはもどかしかったです。
僕は会社でもlinuxで生活しています。するとHotSyncっつーたって、linuxでやってるとBackUp/Restoreって感じなんであんまりメリットがない。WindowsやMacの人はいいのかもしれませんが、OSがサポートしているキャラクタコードがSJISだけというのもどうも…。
私にはPalmOS用のアプリは作れませんでしたが、unix用なら作れますしね。
ま、こういった理由でPalm IIIはMy PDAの地位から転落しました。
私はPalm IIIの悪口が書きたいワケじゃない。というかむしろ褒めたいくらいなんだけど、じゃあなんでこんな欠点あげつらっているのか、というと、そのPDAがしっくり来るか来ないかは人による…そこが良いトコであり、難しいトコでもあるって話がしたかったワケ。
しっくり合わないから悪いマシン、という訳じゃない。逆に完璧なマシンってのがあるって訳でもない。ここに挙げた様な例は結構特殊な事例で、私にしか適用されないかもしれない。
でもPDAなんてそんなモノ。
Webを漁っていると「PC110はキーボードが小さいから問題外」って人が時々いますが、きっとそういう人もどこかが合わなかったんでしょうね。
Palm IIIはいいマシンなんだよね…練れたコンセプトとかいろんな機能のトレードオフ具合とか。はっきり言ってお勧めです。一度しばらく使ってみる事をお勧めしたい(PDA/ノートPCには一ヵ月くらいのクーリングOFF期間があってもいいのに)。
あと、PC110には望むべくも無い熱気がある/勢いがある。そういった点は実に羨ましい限りだよなぁ。