世界遺産ベルサイユ宮殿と庭

 遺産リストには、Palace and Park of Versailles として登録されています。
 ベルサイユはパリ南西の郊外にあります。17世紀の建築で、フランス絶対王朝の頂点にあったルイ14世から16世までブルボン王家の居城となりました。
 宮殿は、入り口正面に向いて、左右対称になっています。有名な「鏡の間」は、中央の建物の2階奥にあり、庭園に面しています。宮殿内部は、各部屋や回廊に時代を反映するさまざまな彫刻や絵画がならびまた壁をおおい、見ていて飽きることがありません。
 庭園は、宮殿の西側の広大な敷地を占めています。この中に、グラン・トリアノン、プチ・トリアノンなどの離宮が点在しています。豪華絢爛なベルサイユ宮殿と庭園は、その後、ヨーロッパ各国やアメリカなどで宮殿建築のお手本となりました。

 私は、時間がなかったせいもあり、宮殿を中心に見て回りました。ナポレオンの戴冠の絵や、歴代ローマ皇帝の胸像などを見ることができ、十分楽しめました。 入り口から右側は、宝物館になっており、ここも見逃せません。ロイヤルパーティに使われた食器や調度品、宝飾品が陳列されており、その美しさに圧倒されます。ただし、ここは写真撮影は厳禁です。