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Last-modified: Friday, 24-Sep-2004 22:31:08 JST

"Mobile Mac Users Japan"発足記念
Expo アピール

「軽量(2kg 以下の)PowerBookを!」

── 私たちの願いをシンプルに表わせば、この一言に尽きます。


●私たち"Mobile Mac Users Japan"(モバイル・マック・ユーザーズ・ジャパン)は、 1999年2月3日に申請を終えたばかり、できたてホヤホヤのユーザグループです。

●Appleの復活、そしてSteve Jobs iCEOの基調講演で盛り上がる今回の幕張 MACWORLD Expo/Tokyo'99。 私たちがこのExpoで、なぜこのようなアピールをすることになったのかに ついてお話ししたいと思います。

●私たちは自宅やオフィスはもちろん、移動中、旅行先でもMacを携え、使い続けた いと願っています。
しかし、現行ラインナップのPowerBookG3シリーズの重量は3kgを超え、残念ながら 気軽に持ち歩けるものではありません。

●日本では、働く人々の多くは電車を利用しています。そして、iMacの成功に象徴 されるように、女性や幅広い年代のユーザがますます増えてきています。
このことを考えるとき、軽くて使いやすいノートパソコンの重要性はますます増 してきているのではないでしょうか。

●さらに、意外に思われるかもしれませんが、私たちは「モバイルにこそMac OS」 であると信じています。OSのユーザビリティ、安定性、復旧の容易さなどは「ど こでもパソコンを使いたい」という条件に適うものです。
したがって、日本製の精度の高いボディにその優れたOSを包んだPowerBook2400c を、現時点で手にし得る軽量ノートパソコンの理想形である、と考えています。

●Windowsユーザならば1.5kg以下の軽量ノートパソコンを選ぶことができます。 しかし、Macユーザである私たちに残された現実的な選択肢は、(現在では製造中 止となってしまった)PowerBook2400cシリーズしかないのです。

●日本におけるPB2400ユーザコミュニティは、製造中止になった今もなお、燃え盛 っています。
Appleが公式サポートしていなかったにも関わらず、ユーザの願いによりメーカー が開発した96MBメモリモジュール。 よりよい使い心地を求めて、ショップが制作したこだわりのオリジナルキーボード。 そして、コアユーザたちとの強力なコラボレーションによって完成した「Power Book 2400c Perfect Guide」の異例の売れ行きなども、記憶に新しいところです。 さらに、実売7万台程度であるPowerBook2400cのG3アップグレードカードに、サー ドパーティ2社が参入し、現在でも一部は品薄の状態が続くなど、活況を呈してい ます。

●これらは、何を意味するのでしょうか。
現行のPowerBookG3に満足できないユーザが、PowerBook2400cいう一世代前の機 種を使い続けるため、声を上げ、多大な投資をし、サードパーティや熱意あるシ ョップがそれを支えているのです。

●MMUJはPowerBook2400のメーリングリスト上での呼びかけによって誕生し、発足 時点でのメンバーは2400ユーザです。活動内容としては、2400を快適に使う為の ノウハウ交換や、2400ユーザの為のFAQの制作などを始めています。
しかし2400ユーザである私たちが、なぜストレートに"PowerBook2400 UserGroup" と名乗らなかったのか。
それは私たちの願いが、2400のコンセプトを受け継いだPowerBookシリーズの登場 にあるからです。"Mobile Mac Users Japan"、この名称には、名機PowerBook100 シリーズや、先進的なコンセプトを持っていたDuoシリーズ、そして今2400を使い 続けているユーザの願いがこめられているのです。

●私たちは、ひとつの強い希望を持っています。
それは、この夏にも登場するといわれる新しいPowerBookです。この新しいマシン が、PowerBook2400cの卓越したコンセプトを受け継いでくれること、私たちはそれ を願ってやみません。
軽くて(2Kg以下で)、速くて(最速チップを積み)、Mac OSの走るPowerBook。 それは既存のパワーユーザ層や日本のみといった特殊性を超えて、ひろく世界で 受け入れられる優れたマシンなのではないでしょうか。

●MMUJは2400を共通項に、多様な個性やスキル、そして熱い志をもった集団です。
「Mac OSが走る軽量のPowerBook」の素晴らしさを広くアピールすると共に、微力な がらAppleやサードパーティ各社への協力も惜しみません。

Apple関係者、デベロッパ・サードパーティ各位、そしてMacを愛するすべての皆さ んに、私たちの思いが届くことを願って──

1999年2月20日 MACWORLD Expo/Tokyo'99 幕張にて


以下、旧役員名および参考リンク(リンク切れ)は削除しました。(2004-09-24)