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Long Lib. Linux!

Libretto30 & Linux2.0.0 & X11R6
クリックすると SONY Cyber-shot による原画が表示されます。

Copyright (C) 1996 きむらかずし , All rights reserved.
初版 Nov 30 1996
第二版、第三版 Dec 7 1996
第四版 Dec 28 1996


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メモなので<PRE>にて失礼つかまつる。


●インストール

○用意したもの

TOSHIBA Libretto 30 (20MB memory) それなりの SCSI PC card (Adaptec SlimSCSI) 任意の SCSI CD-ROM その他(?)

○『Walking Linux』

「フロッピーレスインストール」のバッチファイル SETUP, SETUP2 の 両方、失敗。 そもそも、Linux 用のパーディションを切り直す必要に気づく (^^;

○フロッピードライブ( PC カード)を追加購入

Libretto は、内蔵ハードディスクあるいはフロッピードライブからしか ブートできないそうだ。 つまり、内蔵ハードディスクのパーティション分けには フロッピードライブが必要なのだ。 (ただし、ハードディスクを取り出して、Dynabook シリーズ等に 突き刺せば別の展開がある。Linux のインストール自体も、 その方が楽らしい。) Window95 を残したまま、Linux のパーティションを切る 方法があるらしい。 まず、一応、内蔵ハードディスクを MO にバックアップ。 Window95 起動ディスク用意。 起動ディスクでいらんプログラムを消しまくる。 代わりに FIPS.EXE をコピー。 スタート−プログラム−システムユーティリティ−デグラフ。 起動フロッピーディスクで起動。 FIPS で Windows95 用パーティションを縮小。 リブート。Windows95 を立ち上げ。 DOS プロンプトにて FDISK で確認。

○『Linux 入門』(トッパン)は偉い

フロッピーレスインストール( LOADLIN を使う)に挑戦。 必要なファイル: (CD-ROM Vol.1)¥tools¥loadlin¥loadlin.exe (CD-ROM Vol.1)¥aha1542_¥zimage (CD-ROM Vol.1)¥slackwar¥kernels¥pcmciax.gz Windows95 にて、内蔵ハードディスク C:¥ のどっかにディレクトリを作り、 上記 3 つのファイルをコピー。 スタート → Windows の終了 → MS-DOSモードでコンピュータを再起動する。 C:> us C:> loadlin zimage root=/dev/ram initrd=pcmciax.gz rw (あとは、本の通り) Linux 用ファイルシステムを作る。 ハイバーネーション用の 2x MB の余地を残すこと!!! /hda 内蔵ハードディスク /hda1 250MB VFAT (Windows95) ... Linux 側からマウント可 /hda2 12MB Linux Swap /hda3 180MB Linux FS (残りはハイバネ。ちょっと余らせすぎた?) ただし、たった 180MB ではフル環境は入らない。

○インストール

SETUP 180MB では、とても全部入らないので、 (たぶん)使わない TeX 、 Tcl/Tk やゲーム等はもちろん、 開発環境やカーネルソース(巨大)にも遠慮していだだく。 JE に含まれる、日本語対応したものも抜かす。 適当にシステム設定。 LILO (Linux Loader) で、Linux と Windows95 を 切替ブートできるようにした。

○やっぱり日本語

JE インストール

●カスタマイズ

○X-Window System

XFree86 の設定 Walking Linux 著者のページの <http://www.st.rim.or.jp/‾adats/WL/> 設定ファイルをそのまま活用。ありがたい。 <http://www.st.rim.or.jp/‾adats/WL/XF86Config/XF86Config_Libretto20>

○PC カード: ATA フラッシュカード

『 Linux 入門』の pcmciax.gz を使うと、カーネルの再構築を しなくても、(インストールに使った SCSI カードはもちろん) それなりの PC Card なら使える。 フラッシュノーブランド Flash disk (HITACHI製) を挿すと、 ピッ、ピッと認識。 ( # mkdir /mnt ) # mount -t msdos /dev/hdc1 /mnt 抜くときはアンマウントすること。 # umount /mnt さらに /etc/fstab に下記の登録をすれば、一般ユーザも 自分のユーザ&グループの持ち物として、マウントできる。 # mkdir /flash # vi /etc/fstab ・・・ /dev/hdc1 /flash msdos rw,noauto,user 0 0 カードを挿す。ピ、ピと音がする。 % mount /flash 抜く前に。 % umount /flash 挿したまま、ハイバネすると、最悪の場合、リセットを 余儀なくされてしまう。ちょっと困る。

○Windows95 側も丸見え

msdos としてもマウントできるけど、せっかくなので 長いファイル名な vfat としてマウント。 でも、シンボリックリンクを張れないので注意! しかしこの、/disc と DOS をひっかけた /dosc ってえのは シャレてますな (^^; と思ったら、その後、「 DOS の C ドライブ」という意味 であることが判明。そのまんまやないけ。 # mkdir /dosc # vi /etc/fstab ・・・ /dev/hda1 /dosc vfat defaults,uid=501,gid=6 0 0 デフォルトのままだと root の持ち物になってしまうので、 某一ユーザ(自分しかおらんわ)のモノとしてマウントする。

○ hello, world!

某ソフトをコンパイルするために C 言語をインストールすることに。 find . -size +1000 -print とかしながら、使いそうもない大きい ファイルを消しまくる。 開発環境( gcc, gcc++ )だけに絞ってインストール。 まずは動作確認。 main() { printf("hello, world!¥n"); } これは OK だったが、肝心の某ソフトウェアは... システム関連のインクルードファイルを使っているのでダメ! インクルードファイルから、カーネルのソースコードに シンボリックリンクが出まくっている。 内蔵ディスクは残りがないので、SCSI MO へ、カーネルソースを インストールすることに。

○ MO に Linux ファイルシステムを!

SCSI PC カード( SlimSCSI )経由で 230MB MO ドライブ (と CD-ROM ドライブ)を接続。 MO ドライブは(一台だけなら) SCSI ディスクの一台目として、 として /dev/sda となる。 『Linux 入門』を参考に... # fdisk /dev/sda ... フォーマット コマンド p ... パーティションを覗く。 新品なのに、正体不明のパーティション 4 つ発見。 d ... パーティション 1 〜 4 を順番に削除。 n ... 新規パーティション 1 つ(シリンダ 1 〜 217 )作成。 t ... 種類。 L を入力し、 83 (Linux native) を入力。 w ... 結果を書き込んで、終了。 # mke2fs -c /dev/sda1 ... 第一パーティションにファイルシステム作成 # mkdir /mo # mount -t ext2 /dev/dsa1 /mo ... マウント成功!

○ カーネルのソースコード

ターゲットを /mo にして、カーネルソースをインストール。 巨大だ。英知の塊とも言える。

○ インクルードファイル

(/mo)/usr/src/linux-2.0.0/include (うるおぼえ)から、 システム関連で必要なディレクトリ(とは何だったか?)を 内蔵ハードディスクの /usr/src/linux-2.0.0/include (うるおぼえ)にコピー。で、 /mo は切り離し。 某ソフトウェアのコンパイルを、本体(内蔵ハードディスク) だけでできるようになった。

めでたしめでたし

これで、歩きながらでも、満員電車の中でも、公園のベンチでも、 X-Window の上で mule したり、 gcc したりできるようになりましたとさ。

STUFF

SONY Cyber-shot, サイバーショットパソコンアルバム, TOSHIBA Libretto30, Linux 2.0.0, Windows95, ADAPTEC SlimSCSI PC card, No-brand flash disk PC card (HITACHI製), Apple Macintosh PowerBook520 + PowerPC upgrade + PCMCIA extension module, 13inch Color monitor, Graphics Converter, Adobe Photoshop 3.03, Nitemacs
Long Lib. Linux! / ♪きむらかずし / kimu@st.rim.or.jp