2005/03/04(Fri) わたしをたどるものがたり

今日は金八をみた。
パート6もおもかったが、パート7も重い上に前半が輪をかけて重かった。
言葉が通じない生徒達、全く相手にされないきんぱっつあん。
やっと気持ちが通じたと思ったら、生徒の親は捕まるわ、生徒が自殺未遂するわ、ヤクに手出すわで。
重い上に脚本はぐだぐだだわ、生徒達に感情移入できないわ、「え?そんなシーンでそんな曲流すの?」というくらいジュピターが合わないんだこれが。

困ったなーライフワークなのに金八がおもんない!
と思いかけてたら、年明けて脚本変わってだんだん見れるようになってきた。
車掌がメガホンを手放した理由はよかったよ。あー金八でこーゆー息が抜ける話は必要なのよ。
車掌もよかったけど、ぽっかぽかのあすかちゃんがおっきくなって生徒やってるの。かわいいなー。
やっぱ金八は年越すと生徒が化けはじめるんだよなー。
とか思いながら今日を迎えたわけだ。

今日の冒頭、顔をまっかにしてくしゃくしゃにして自分を責め、同僚達に「最後の授業がしたい」とうったえかける金八、教室の床にこぼれた水を床にはいづりまわってなめるしゅう、そのしゅうにつかみかかって「なんでドラッグなんかやったんだ」と詰め寄る伸太郎。
前半はよかったんだよ。
金八、なんで自分の言葉で語りかけないんだ。谷川俊太郎の詩ではなく。
あそこでたとえつたなくても自分の言葉で語りかけるのが金八じゃないかよ。
これは脚本のミス。
最大のミスは演出。
しゅうが捕まるシーンで、スローモーション、パトカーを見送る同級生と金八、懸命に走る母。デジャブだよ。この道はいつかきた道。
シーンは一緒でも演出ひどかったなぁ。カットがどうとかいう話よりもだ、音楽だよ。音楽。
ジャイさんは事あるごとに「パート2を越えたい」というけれど、同じシーンをやって越えようとするのは無理でしょう。
というかさ、リスペクトするならすればいいけど、なんでそれにこだわるんだろう。
一度そこから離れた方がいいんじゃないかな。

それにしても相変わらず伸太郎はすごいなー。シリーズ通して金八を立派にささえてるよ。濱田岳、ひさしぶりに見たけど相変わらずいい役者だ。金八第1話で見た時、あんまりにも火野正平そっくりに育っててびっくりしたけど。

今日は「わたしをたどる物語」聞きたかったなぁ。

back