久川綾全国ツアー「お年始回り」開始。
というわけでこれはほとんどWIZで書いてるぞ。さて、ものを知らないってことはコワいもんで、羽田に2:00とかに車でむかう。するってーとぜんぜん空港が開いてない(あたりまえだ)。仕方ないんでその辺のファミレスで時間をつぶすことにしたんだけど、ファミレスの直前で今度はいきなり車がエンコしてしまった。電装系は生きてるし、ガスもあるのになんで?
悩んでいても仕方ないので、車を置いてファミレスに入る。てきとうに時間をつぶし、5:00になったらどうするか考えることにして、コンビニで買ったNEW TYPEとか読む。5:00頃店を出て、いちおう車に戻って何回か試したら突然エンジンが動き出した。いやはや、出発前からこれでは先が思いやられる。
そんなわけでなんとか羽田にたどりつき、飛行機の座席に着いたらすぐ眠る。はっと気づけばもう福岡。九州といっても冬はやはり寒い。とりあえず目的地の確認をしに地下鉄に乗って天神へ。イベントホールの場折を探してちょっとうろうろ。まだ9:00なもんで店はほとんど開いておらず、確認した後西鉄に乗って太宰府天満宮に行くことにする。
心字池にかかる三つの赤い橋は、一つ目が過去で、二つ目が今だ。三つ目の橋を渡り、手を合わせた後でみくじを引く。中吉だった。裏庭を技けてお石の茶屋ヘ寄って梅ヶ枝餅を食べる。完璧だ(なんのこっちゃ)。おみやげを物色して、天神へ戻る。
駅の近くにあった食い物屋が入っているビルでラーメン。場所からしてヌルめなところだったが、可もなく不可もなく。でもチャーハンは殺す。
まあそれはおいといて、会場に行くといつもイベントにくるメンツがやっぱりいるわけだ。とはいえさすがに例のガイジンさんはいなかった。会場は小さなホールで、56番とかのわりには席がちょっと後ろのほう。
さて、とうとうイベント開始だ。新春なメロディーに載せて口上があって、久川綾が濃紺に赤模様をあしらった留袖で登場だぁっ!ひょ〜。
ステージ上には演目が書いてある、あれなていうんだっけ、とにかく衣紋掛けに和紙がぶら下げてあるようなやつがあって、これがまた全部日本語でかいてある。曲目「Sunday」も「さんでぇい」だし。ほんでもって「青い空を抱きしめたい」、ときてから「愛(エール)をあなたに」なんだけど、これがまたとんでもない。
「振り付けをします」
あの。久川綾が踊るのではなく。見ている我々が踊るための振り付けをその場で考えてるんだこれが。曲の1番と2番のあとにある大サビのとろこで、観客全員があやしいおどりをおどったにも関わらず久川綾の方ががマジックポイントを吸収してるカンジですな。
ここであの学園祭でおなじみのアコギコンビが登場、「金木犀」「この遊歩道がおわるまでに」。何度聞いてもいいこの曲、今回はラストを一味違った聴かせ方をしてくれて大満足。さらにこれまた学園祭で大好評、久川綾の料理を食べさせてもらっちゃうコーナー。うひ〜。割烹着。いや〜、なんですか。おかあさんって感じ(笑)。今回は「おにぎり」。ステージでは火が使えないし、時間もないんで、作れるメニューがごく限られてしまうのが悲しいところ。ついでプレゼントコーナーがあってから、このツアーでの特別メニュー、アコギで毎回違う歌を歌っちゃおう、ではなんと「大きな古時計」。ここから最後の盛り上がりに向かって、赤いタスキをかけて「Wait for Me(うぇいとふぉおみい)」「Take It Easy(ていくいっといぃじぃ)」「人生、祭りやっっ!」でシメ。
ほえほえっと福岡アニメイトまで行って帰ってくるとすぐ夜の部。進行はほとんど昼の部と同じで、お料理のコーナーが「キムチ」になって、作っている間にお題をあみだくじで決めた内容のトークが「井上喜久子」について。もーこれがバカみたいにおかしい。なにしろマネが上手いし、ネタがおいしすぎる。留守電の話なんだけど、
(井上喜久子の声で読んでください)
「はい、問題です。私は誰でしょう?
1番、ドラえもん。
2番、……(10秒くらい沈黙)……いぬ。
3番、井上喜久子。
あやちゃ〜〜〜ん!ライブの準備とか大変そうだけど、がんばってね〜〜。
わたしはね、いついつのいつにいくことにしたからね、
あっ、正解は3番の井上喜久子です〜〜」
おいおい。
それはおいといて、今回のアコギはプレイディアVの曲、「ため息が眠らない」だ。ひえぇぇ。私、初めて久川綾と握手したのはこのプレイディアのイベントでした。西脇唯作曲のかなりいい歌なんで、思い入れもひとしお。
ところで、僕はこのときひどいカゼをひいていて、これが困ったことにノドにくるカゼだったりして、とりあえず咳止めの薬を飲んではいたんだけど、突発的にぶり返したりする。それを押さえるためにクララ(ハイジの登場人物にあらず)まで持っていってライブの途中で飲んだりしてたんだけど、それでもやっぱりなんともならないこともある。アコギでやってる静かな曲のときにこれが襲ってきて、なんとか意思力で咳を押さえこんだりしていたんだけど、これは苦しかった(笑)。
最後はよくファンが勝手にやってる三本締めを久川綾が音頭を取ってやってくれて、気持ちよく終わることができた。
ライブ後はまず寝床を探してうろうろ。2800円のカプセルホテルを見つけてから、今度は屋台のラーメン屋を探してうろうろ。川沿いの屋台に入ってラーメンを頼むと、たしかにけっこう濃い豚骨なのだが、スープ自体は澄んでてなんか不思議な気分。もちろんうまかったのだが。
カプセルホテルに行って風呂に入り、さて明日も早いぞと寝ようとすると頭に異変が。
久川綾の声の幻聴が聞こえるのだ。
これはちょっとシャレにならない。マジでず〜っと久川綾の歌が、しかも俺の知らない歌が聞こえるのだ(笑)。一体なんで。これでは寝られないではないですか。とはいってもさすがに疲労のため、いつのまにか気絶するんだけど。採譜しておけばよかったな(笑)。