1998.12.31 McCoy Tyner & The Latin Jazz All-Sters <Blue Note>
受付開始時刻の15時に到着するが、すでに長蛇の列ができている。しかし、なんだって23時からのステージの受付をするのに、15時に並ぶんだ? 結局、入場番号は48番。一度引き上げることにする。
セカンドステージの入場開始時刻の22時に到着。ファーストステージが大幅に長くなり、やっとファーストステージの客が出るところ。入場できたのは、予定の時刻を20分以上過ぎてから。しかし、演奏の質に期待を抱かせる状況。
メンバーは、リーダーのMcCoy Tynerのほか7名。
Dave Valentin(Fl)
Claudio Roditi(Tp)
Steve Turre(Tb)
Gary Bartz(SS、AS)
Avery Sharpe(B)
Aaron Scott(Ds)
Giovanni Hidalgo(Perc)
Blue Bossaでスタート。リーダーは控え目に、ホーンセクションはそれぞれ熱演。デイブ・バレンティンは例のごとくダイナミックな演奏、クラウディオ・ロディティはロータリーバルブのフリューゲルでなめらかな演奏、スティーブ・トゥーレはまだ法螺貝に持ち替えず、ゲイリー・バーツは70年代の頭でっかちのフリーの片鱗もないオーソドックスかつ気持ちのよい演奏。リズム隊も負けずに熱演。
2曲目のスローナンバーが終ったところでスクリーンに映し出された時計を見るが、まだ数分ある。すかさず、ピアノトリオがスタート。時計を見ながら演奏が終了し、さっそくカウントダウン。10、9、・・・3、2、1。そして、クラッカーの音。シャンパンで乾杯し、演奏が始まる。最後の曲で、トゥーレの法螺貝が登場。トータルで1時間50分。アンコールはなし。しかし、大満足のステージであった。
1998.12.12 Manhatan Transfer <Blue Note>
移転後初めてBlue Noteへ行く。以前の倍くらいのキャパシティになった感じ。
バックバンドの登場に続いて4人が登場。肩の力が抜けた実にスマートなステージを展開。ピアニスト兼音楽監督のYaron Gershovskyがバンドのリーダーシップをとっている。ちょっとR&B色のあるサックスは、Larry Klimas。途中で、ルー・ソロフが飛び入りで参加。
アンコールの2曲目は、「バークリースクエアのナイチンゲール」でアカペラ。アンコールが終っても拍手は鳴りやまず、ステージ終了のアナウンスで、やっと拍手が終る。ミュージックチャージの12,000円が、決して高くはないと思えた1時間30分だった。
1998.11.22 TAKE6 <Blue Note>
予約が一杯のため最終日の第1部で聴く。テーブル席は完全に満席で、カウンター付近の立ち席も限界まで詰め込まれている。定刻より5分の遅れでスタート。メンバーは、客席を通らずステージ裏から登場。最初の曲は打ち込み(?)の伴奏。メンバー全員が、インナーヘッドホンを目立たないように着けている。その後も何曲か打ち込みの伴奏があったが、あまり感心できない。しかし、歌唱の方は抜群で、あっという間に60分のステージが終ってしまった。演奏がよいのは当然として、観客を楽しませようという姿勢が非常にすばらしかった。
1998.11.20 Emmanuel Pahud <すみだトリフォニーホール>
22歳にしてベルリンフィルの主席フルート奏者を務めたパユとピアノ伴奏はエリック・ル・サージュ。大ホールがほぼ埋まるほどの入場者。それにしてもフルートを持っている入場者が多い。なぜだ? 出演の2人は、普通のスーツで登場。第一部は、モーツァルト:ソナタ ホ短調 K.304、シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802。パユの音は芯がしっかりしている。第2部は、ジョリヴェ:リノスの歌、フランク:ソナタ イ長調。鳴りやまぬ拍手の中、3曲のアンコール。やや集中力が欠けているように感じられたが、芯のある音と端正な演奏に、ほぼ満足できた。
1998.11.7 Cassandra Wilson <Blue Note>
まずは、バックのP、G、B、Dsが登場し、音を出し始める。しばらくすると、Cassandraがウェイターに手を引かれて登場。「New Moon Doughter」のジャケ写で見た姿より肉付きがよくなっている。
深く静かに官能に働きかける声で魅了する。後半になって「On green dolphin street」や「'round about midnight」を唄う。もちろんスタンダードをそのまま唄うようなことはしない。ひねりのきいたアレンジと歌唱で独自の世界を創り出す。
アンコールは、ブルース。それまでとは違いフルヴォイスも使い、異なる一面を見せる。
大変満足のステージであった。
1998.9.19 Michael Brecker <Blue Note>
笑顔で登場。98年3月のライブで見たときより、額と頭髪の境界線がだいぶ後退した様子。前回同様に耳栓をしている。
98年3月のライブは時差ぼけっだたのか(初日のセカンドステージだった)、体調が悪かったのか、リードミスが多く、演奏にも生彩がなかった。今回は、笑顔や冗談が飛び出し、熱気あふれる演奏だった。リードミスをしないという噂も今回は実証された。さらにジェフ・ティン・ワッツのドラムが、ブレッカーを奮い立たたせたようで、大変満足できる演奏であった。
1998.9.5 James Carter <Blue Note, 2nd Stage>
SS、TS、ASの3本を抱えて登場。最新アルバムにあわせたライブということで、ほとんどが最新アルバムの曲。JCは、1曲目のイントロから早吹き、循環呼吸、ハーモニックスでアクセル全開状態。それに比べてバック陣は地味目。もう一人のホーン(AS)は3歩位引いた演奏だし、Pも自分のアドリブ部分以外では抑えた演奏。しかし、JCのSAXを満喫するには文句なしの状況。最後の曲では、他のメンバーが退場し、JCだけが会場の手拍子をバックに延々とソロを続ける。
一聴すると大胆に聞こえるJCの演奏ではあるが、生の演奏に接すると繊細で神経質とも言えるような演奏をしていることがわかる。SAXのテクニックに不満はなく、ダイナミックスコントロールもいわゆるジャズミュージシャンのレベルを超えている。現在のスタイルをいつまでも続けられるとは思えないので、どこで、どう変えるか(変わるか)が彼の将来を決めるように思う。しかし、日本での人気が今ひとつなのは、納得できない。
1998.7.18 Lincoln Center Jazz Orchestra <横浜みなとみらいホール 大ホール>
第2夜 エリントン&マルサリス
開演を知らせる合図はドラの音。オープンして約1ヵ月のできたてホール。2,020席の大ホールはクラシック向きという感じで、残響も長く、ビッグバンドジャズには、やや不向きか。ホールの特性を意識してかPAも控え目で、全体に音量不足の感。
2部構成の第1部は、やや地味なエリントンナンバー。演奏のレベルは高いが、お上品にまとまりすぎ。しかし、聴衆の年齢層が高いこともあって受けはよいよう。休憩をおいて第2部はWynton Marsalisのオリジナル「Big Train」だけ。と言っても約1時間の大曲。中だるみが感じられた部分もあったが、バンドの能力を最大限に発揮する内容だった。弱音での繊細な表現はベースにクラシック音楽があることを感じられたし(Wyntonはクラシックの名門ジュリアード音楽院の出身)、持ち替え楽器の幅広さ(ピッコロ、フルート、ソプラニーノサックス、ソプラノサックス、クラリネット、バスクラリネット、スーザフォン)が音のカラフルさを演出するのに大きな役割を果たしていた。
プログラム終了後、聴衆はスタンディングオベーションで賞賛し、アンコール3回という大サービス。1回目のアンコールは予定通りという感じであったが、2回目のアンコールはブルースでメンバー全員のソロ回し、3回目のアンコールはWyntonとEric Reedのデュオでラグタイム。それまであったWyntonに対する「お高くとまったヤツ」というイメージが氷解。いつからそんなにサービス精神旺盛になったのという疑問が涌く。最後には、ホールの音響に対する不満もどこかに消えていた。
1998.6.27 Sprituals to Swing <Blue Note, 2nd Stage>
巨漢サイラスの背中を見ながら聞く。グレッグ・ハンディが循環呼吸を披露。ちょいとワンパターンが惜しいところ。ドナルド・ハリソンはイマイチ元気がなかったが、アンコールのブルースでブルースフレーズをキメまくり。後半は Swing というより Blues という感じ。
1998.6.23 The Smashing Pumpkins <武道館>
1日だけの来日公演。Vo.(G)、G、B、Key、Ds、Perc×2というリズム重視の編成。腹に響くこと。開演前にビールを飲んだのもあり、演奏中に無念のトイレ中座。
メンバー全員が黒の衣装。特に D'ARCY は、素肌にスケスケのブラウスで、ほとんどトップレス。アンコール後、BILLY CORGAN がステージ下に降りるが、あっという間に警備員に連れ去られる。
1998.5.1 Branford Marsalis Group <Blue Note, 2nd Stage>
なんと、「至上の愛」でスタート。最初からアクセル全開で飛ばしまくり。息つく暇なく最後の曲まで駆け抜ける。
Branford Marsalis (sax)
Kenny Kirkland (p)
Eric Revis (b)
Jeff"Tain"Watts (ds)
1998.3.16 Rolling Stones <東京ドーム>
サティスファクションでスタート。自分の周りは立って踊るおじさん、おばさん。
サックスのおじさんがなかなかの演奏を繰り広げる。アメリカ公演ではジョシュア・レッドマンが吹いたとのこと。
1998.2.9 村田陽一オーケストラ <新宿ピットイン>