川村渇真の「知性の泉」

対象内容の基本原理をもとにして考える[削除理由]


本サイトの読者が内容の間違いを指摘

 このページに記述してあった「高密度プラッタHDDが必ず高速とは限らない」の内容に間違いがあると、本サイトの読者がメールで知らせてくれました。その指摘が正しかったので、内容を削除するとともに、間違った理由を簡単に説明します。

 結論を間違った原因は、思考材料として用いた知識「HDDはシリンダー単位で読み書きできる」を、正しいと信じていたためです。どこで得た知識なのか覚えていませんが、かなり深く信じていたため、間違っているなどとは思いもしませんでした。しかし実際には、「一度に1つのトラックしか読み書きできない」が正しかったのです。
 間違った知識をもとに思考すれば、結論が間違うのは当然です。完全に私のミスでした。正しい知識をもとにした思考結果は、「高密度プラッタHDDは必ず高速」となります。この思考結果では、本サブコーナーの「世間の各種説を適切に評価すると」に該当しなくなり、話題としての価値がなくなってしまいます。もちろん、シリンダー単位で読み書きできるHDDが開発されれば(すでに存在するかは不明)、この正しい思考結果は当てはまりません。

失敗から改善案を求めることが重要

 このようなミスをしたときに重要なのは、どのように改善するかです。今回の場合は、そう簡単でありません。自分が信じている知識、それも強く正しいと思っている知識だと、あまり疑うことができません。仕方がないので、全部の知識を疑うことにしたら、その数は非常に多くなり、全部を確認しきれないでしょう。
 それでも、改善する手はあります。すべての知識が正しいか調べるのではなく、思考結果に大きな影響を及ぼす知識を選び、それだけは慎重に確認するという方法で。どのレベルまで確認すべきか判断するのは難しいですが、最適なレベルを見付けながら行うしかないでしょう。また、内容によっては確認に時間がかかるでしょうが、努力しようと思います。

このページの今後

 このページの今後ですが、説明の目的である「対象内容の基本原理をもとにして考える」に該当する話題を見付けて、新しく書き直そうと考えています。適した話題が見付かるまでの間は、このままにしておく予定です。
 以上のように、本サイトでは、間違った内容が発見されたとき、内容自体に価値がなくなるなら全部を削除し、一部を修正すれば良くなるなら該当箇所を直します。このように、読者からの重要な指摘によって、悪い内容が削除または修正されながら、良い内容が増えていくのも、私が狙っていることの1つです。インターネットならではの利点でしょう。
 もし他のページで間違いを発見した場合は、メールにて知らせてください。指摘内容に納得すれば、該当箇所を修正します。

 最後になりましたが、指摘していただいた方に深く感謝します。また、間違った内容を信じて、困った状況に陥った方には、深くお詫びします。今回の件に懲りず、今後とも本サイトをご利用下さい。

(2002年5月24日:作成、2002年7月11日:内容削除と理由説明)


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