MMVARIでサウンドカードのクロック補正

サウンドカードのクロックずれは、PSK31などのデジタルモードを運用するのに、文字バケ
の原因になったり、 相手の周波数に合わせるのが難しいなど、いいことがありません。

以前と違い、最近のソフトはみな サンプリング周波数が11025Hzで、 MMVARIから求
められるクロック補正値が利用できますので、 その補正方法を書いてみます。

MMVARIを現在運用できる環境であることが前提ですので、 これからMMVARIをDLする
人や、 MMVARIの操作方法は、そちらのサイトを参考にしてください。

受信時のクロックあわせ

(2) MMVARIを起動し、 オプション(0) → MMVARI設定画面(M) → その他 で
   Clock RX 11025.00  Hz
   TXOffset      0.00  Hz    であることを確認する。 


(3) 次に 
オプション(0) → サウンドカードの較正(C) をクリックし、 
   「
サウンドカード(11025Hz系)の受信クロック値の較正」 画面を出す。

   左下の Clock−RX が 11025.00 Hz であることを確認する。

   黄色の巾広の帯が表れ、 画面が下に流れだす。 黄色い線が画面下まで
   伸びるまで 7、8分間かかります。
  

(1) 10MHzのBPMで 1秒チックを受信する。
    私は FT-1000 の AMモードでした。 夜間にFBに受信できる。
    

    

(4) 黄色い線が下まで伸びたら、ここからが大事・・・。
   
   黄色い巾広線の
 一番下の左端を慎重にクリックして ドラックしながら、
   一番上の左端を慎重にクリックする

   その時の 下のステータスバーに表示された Clock−RX の値を記録する。


(5) 画面はそのままに、 さらに受信を継続する。
   今度は、 真っ直ぐな線になっていますが、 念のため、 (4)を数回繰り返す。
   その時の 
Clock−RX の値が このサウンドカードの受信クロックです。
   その値を記録して画面を閉じます。

(6) オプション(0) → MMVARI設定画面 → その他で、 先程の数値を Clock−RX に
書き入れ、 
OKを押して、MMVARIを一旦閉じ、 再起動します。

送信時の TXOffsetの求め方

(1) オプション(0) → MMVARI設定画面 → 送信 で、 ループバックを 外部ループ
    バックにチェックを入れ、 
OKを押す。

(3) 送信機の電源を OFFにし、 TX(F12)ボタンを押して送信状態にします。 

(4) MMVARI画面で ATCボタンの左にある ボックス内の数値がクルクル変化します。
    この数値が変化しなくなったら、 マウスを そのボックスに持っていきます。
    その時、 
MMVARI画面 一番下のステータスバーに  同期タイミング [  ppm, RXOffset= ]と
    数値が表われますので、 その数値を記録します。 落ち着かない場合は平均値を取ります。


(5) ここまでくれば、もう直ぐですhi。 

   TXOffsetの計算は
   TXOffset = 最初のTXOffset値 − 記録したRXOffset値
   すなわち
   
TXOffset =     0        − (+0.60)

    TXOffset = −0.60 Hz  となります。

(6) MMVARI画面 オプション(0) → MMVARI設定画面 → その他 で
   TXOffsetに 求めた数値を書き入れ、 
OKボタンを押す。

(7) 送信タブで、内部ループバック へ戻し、 一旦MMVARIを再起動させます。
   先程の設定が反映されていればOKです。





MMTTY、 RTCLにも同じ数値を書き入れ、 それぞれ再起動すれば 全て完了となります。

これで、自信を持って 
デジタルモードQRVできます。


FB DX 73

de JR1BAS /Fuku           May 27. 2007






クリック開始 →

クリック終了 →

この数値を記録する

(4)の数値がすでに入力されている
     ↓

(2) パソコンのサウンドカードの IN と OUT を接続(ショート)する。
   この時、 MMVARI画面で 
Modeは bpsk
   
AFC ON、 NET OFF、 ATC ON にしておく。

 
   マウスをここに


この数値を記録しておく

11025.00を確認

←クロックずれの為傾いている

( クロック調整 )