一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL) 2024年社員選挙 立候補にあたって 

選挙公報に記載しきれない経歴、所信を表明いたします。

所信
JARLに貢献できることを含む。
JARLは日本のアマチュア無線を代表する団体ですので、
その施策は「会員のために何をするのか」の前に「日本のアマチュア無線のために何をするのか」が在ります。
「何をするか」についてはアマチュア無線普及促進、法整備のための陳情、会員増強など多岐にわたります。

1:アマチュア無線普及
「アマチュア無線でしかできないこと」の発掘と、その楽しさのPRが必要です。

 電波法施行規則のアマチュア業務の定義に「社会貢献」が追記されてから、
 JARL、JARDともに社会貢献での活用を勧誘材料にしている例が在りますが、
 「社会貢献活動での連絡用」という視点に立つと「アマチュア無線機でなくても良い」ものが在ります。
 具体的には特定小電力、デジタル簡易無線、デジタルコミュニティ無線で十分用を成す場合が多いと思います。
 勧誘された側が「特定小電力、デジタル簡易無線、デジタルコミュニティ無線で十分だ」と判断したら、
 「資格を取って「社会貢献活動用に」アマチュア局を開局する」ことは無いです。
 ですから、「アマチュア無線でしかできないこと」と「その楽しさ」を如何に発掘してPRするかが肝心だと思います。
 端的に言うなら「アマチュア無線の新たな価値の創造」です。理事にいろいろ提案していきます。

2:法整備
 令和5年3月と9月のアマチュア局関連規則、告示、審査基準の改正により
 アマチュア局開設や変更の手続きが大幅緩和されました。
 原状では「空中線電力200ワット以下ならば、使用する送信機を工事設計書に記載して総合通信局に提出し、
 到着・受理されたら運用可。空中線電力200ワット超は登録点検事業者や総合通信局による工事落成検査の合格が必要」
 という状況です。
 これは私が2期目社員だったときの社員総会で、私を含む複数の社員が提案していた
 「せめて200ワット以下の技適機なら所持資格の操作範囲で自由に」に近い形です。
 さらに条件緩和として、まずは
 「空中線電力200ワット以下ならば資格の範囲で自由。送信機の届は不要」
 を目指すべく、理事には陳情素案を提供していきます。

3:会員増
 会員増強については「会員で在ることの利点」は重要です。
 非会員からも意見を募り、特に「なぜ入会しないのか」という声には、
 会員からの声と同等に耳を傾け、施策を策定し実施することで会員増をするべきです。
 入会後の会員継続を如何にするか?も重要です。

4:財政
 財政健全化のために各種積立金取り崩しは早急に止めさせるべきだと思います。
 入会者数に関しては予算と現実が大きく乖離しているのはだめです。
 見積もった入会者数に届かない理由の精査は必須です。

5:電子QSL
 電子QSLについては、既存のシステムにJARL会員団体枠で便乗するのが早道です。
 日本独自仕様のガラパゴス仕様では意味がありません。

6:違法局・不法局対策
 電波法第4条違反の不法局は、145MHz帯と435MHz帯で顕著です。
 若年層への啓蒙で免許取得、開局者が増えても、特に大学生以下が
「学校から帰ってきて塾等も無いから夕食まで電波を出そう」と思っても
 不法局(免許が無い。電波法第4条違反)や違法局(コールサインを言わない。目的外通信等)による
 無軌道な通信が横行しているようでは嫌気が指して短期間で止めてしまう状況です。
 これは何としても打開策が必要です。
 公共事業等ではJARLから事業主体への
 「事業に関わる車両等においてアマチュア無線機器の不適切な利用が無いこと。
 理想はアマチュア無線機器搭載車は一切関わらせないこと」を申し入れする体制は必須でしょう。

7:レピーター
 レピーターの免許人は、個人・社団でも可能です。
 「バンドプラン告示で「レピータの区分を使える」のは「JARLが免許人のレピータだけ」」ですが、
  それ以外ならば、他局との混信防止策等をきちんとすることで、個人・社団でもレピーターの設置は可能です。
  (実際に個人で開設申請して許可された例が有ります。(免許表記は「ATR」ではないですが。)
  いわゆるシンプレックス帯域をアップリンク、全電波型式帯域をダウンリンクにしています。)
 また、DV系では「D-starに限定する法規制・審査基準規制は無いのでC4FM系も可能」なのです。
 C4FMレピータをJARLとしても設置するべく、理事に働きかけます。

8:理事と監事の要件
 どんな団体(各種法人(会社、社団、財団、公的問わず)でも、そのトップ(取締役や理事、監事、幹事等)は、
 「自分のイエスマンの意見だけを聞く。自分に反論してくる者の意見は排除する。」は不適任です。
 JARLの場合は「異を唱える者が支部役員,地方本部役員、各直轄委員ならば、理事、監事、事務局職員は、
 支部長、地方本部長、委員長に罷免を強要し、罷免させる」は絶対に在ってはならないのです。
 要は「JARLで何らかの役職に在る者、特に理事・監事は、自論に異を唱える方であるか否かを問わず
 幅広く意見を聴取して組織運営ができる方」であることは絶対条件です。

3期目に当選した際には、今任期に引き続き、会員で有るか否かを問わず意見要望を収集し、
42年目になるアマチュア無線活動(アマチュア無線家目線)、
30年務めた東京都支部監査指導委員(JARL支部役員目線)、
27年目になる電波適正利用推進員(総務省目線)
の、それぞれの目線で多角的にJARLの施策を分析して必要な提案を行っていく所存です。

当選後の社員総会では全ての総会で準備書面を出し、当日発言も行っています。
「準備書面(事前質問書)を出さない」かつ「当日の質疑応答にも手を挙げない」で
「社員総会では座っているだけ」にはなりません。

2017年の準備書面PDFはこちら
2018年の準備書面PDFはこちら
2019年の準備書面PDFはこちら
2020年の準備書面PDFはこちら
注:社員総会で配布されたものには、JARL事務局の一方的な判断で削除されている部分があります。

よろしくおねがいいたします

コールサイン JO1EUJ
氏  名高橋 俊光
戸籍上は「はしご高」(シフトJIS EEE0)の「橋」ですが、文字化けする場合が有るので「口高」にしています
年  齢59歳(JARL公示日 2024.Feb.21現在)
職  業LSI(ASIC)、FPGA回路設計技術者
無線局常置場所東京都練馬区石神井町
exJA1AKA 故荒川OMのご自宅とは直線距離で100m少々です。
グリッドロケータPM95TR
無線関係の資格取得時期 昭和53年(1978) 4月期 電話級アマチュア無線技士
昭和57年(1982)夏   特殊無線技士(無線電話甲)  (現在は 「二陸特と二海特を両方持っている」と見なされています。)
昭和59年(1984)夏   電信級アマチュア無線技士
平成 4年(1992) 4月期 第一級アマチュア無線技士
平成 9年(1997) 7月期 第一級陸上無線技術士
無線関係略歴 昭和53年11月: 市民ラジオ ねりまN99、ねりまN100 開局(この頃は無線局免許必須)
昭和56年11月: JO1EUJ 開局
平成 3年 4月:JARL東京都支部 監査指導委員を令和3年9月まで活動
平成 6年 6月:「あまちゅあがいだんす かんとう」(現在の「あまちゅあがいだんす1」) 運用者に選任
平成20年度に増設された「あまちゅあがいだんす11」にも選任されています。
年に何日かは、どちらかの運用を担当していました。

平成10年4月: 電波適正利用推進員の委嘱を受ける。
平成15年度から 東京都電波適正利用推進員協議会 幹事(副会長)
平成18年度から 同協議会会長を13年。
令和元年度から 同協議会 幹事就任中

平成28年6月 JARL関東地方本部区域社員 1期目
平成30年6月 JARL関東地方本部区域社員 2期目

平成25年 2月 6日:テレビ朝日系「ナニコレ珍百景」に「電波の専門家」として数分出演しました。
平成28年〜令和5年: 4期とも10月の「ねりままつりイベントエフエム」の送信機管理者に従事しました。
令和2年と3年はコロナ禍でまつり自体が中止でした。
令和4年は「ねりままつり」で実施した「ねりまりんさいじっけん」に従事しました。
令和5年は微弱電波としての送信ですが、専門的な質問等に備えて練馬区に協力しました
平成29年 6月 1日:電波の日を記念して関東総合通信局長表彰


平成29年      CQ Ham Radio 4月号 原稿執筆
平成30年      Ham world誌 Vol,10〜12 原稿執筆
平成31年(令和元年) Ham world誌 2月号、8月号、11月号 原稿執筆
令和 2年      Ham world誌 3, 5, 7, 9, 11月号 原稿執筆
令和 3年      Ham world誌 1, 3, 5, 7, 9, 11月号 原稿執筆
令和 4年      Ham world誌 1月号 原稿執筆

第三級アマチュア無線技士,第四級アマチュア無線技士 養成課程講習会 講師経験有ります。

「総務省・電波適正利用推進員協議会」で作成、配布している「アマチュア局向けリーフレット」の作成者の1人です。
運用はCWが多く、最近は FT8やFT4にも出ています

ハムクラブZ(JA1ZOH)理事
Team7043 #261
KCJ #553
SKCC #22809

無断転載、引用は禁止いたします。
特に責任者不明サイトでの引用は断固としてお断りします。
アマチュア無線関連ですから管理責任者の実名とコールサインの双方の明記は必須です。

JO1EUJホームページに戻る

Copyright (C) 2024 JO1EUJ T.Takahashi

Modify 2024. Feb. 16