インターネット制民主主義と地域活動としての町のホームページ

オンブズマンネットワーク(略称オンブズネット)とは、市民による行政、政治、企業、マスコミ、司法に対する監視ネットワークを目指す機構です。 インターネットを駆使し、地域に根ざした情報発信、情報交換サービスの役割も荷ないます。(なお、この設立の事情にふれた記事が「ネットワーク社会の教育を考える」グローバルエジュネットという雑誌に掲載されました

 議会制民主主義からインターネット制民主主義へ

 この機構は、現状の政治システムでは、なかなか社会の改革が行われないことに業を煮やして考えられました。例えば、選挙での政治家選びは4年おきというテンポの遅さ、閉ざされた委員会や審議会での密室政治、族議員と呼ばれる官僚・企業となれあった政治家、などなどで、この国のシステムでは緊急に解決を要する問題に対して方向性も見いだせなくなってきています。少なくとも、グローバルで世界レベルの問題ですが身近な生活から見直す必要のある環境問題解決への政策決定や、何十年も前に決めた国の事業計画を見直すことさへなかなか困難な状況なのです。


 インターネットでリアルタイムに世界の人々と情報交換できる世の中になったというのに、審議会での議論になぜ市民も参加できないのでしょうか?

提案1 政府の委員会・審議会などの意見はすべてインターネット上に発言者名とともに掲載する。そして必ずインターネットの電子掲示板(電子会議室、フォーラム)を設置し、一般からの意見も書き込みできるようにする。また、インターネット端末はアメリカのように図書館、学校などの公共の場所には必ず設置しておく。もちろん情報弱者のために電話、手紙などからの意見も掲載できるような変換サービスも整備していく。

 何で数年ごとの選挙でしょうか? また、あの無意味に近い連呼を繰り返すのでしょうか? もっと、ひるがえって、そんな形で選ばれる政治家そのものも必要なんでしょうか?

提案2 従来の議員の役割を市民一人一人が分担していく。具体的には、インターネット上の電子掲示板(電子会議室、フォーラム)上で法案の提案が行われ、審議され、採決されていく。ただ、その法案の市民生活に対する意味などを市民にわかりやすく説明してくれる座長・世話人は必要なので、その人も掲示板のアンケート等で決めていく。そしてその人に対して報酬を支払うとともに、発言してくれた人や法案を提案した人にも報酬を支払うようにする。

 有権者の30分の1の署名で条例を制定したり、3分の1で首長や議員を辞めさせたりできるのはいいのですが、何で紙に書かれた本人の署名やハンコがなければ署名として認められないの? 1998年2月にインターネット利用人口が1000万人を越え、インターネットを通じての商取引も可能になってきたというのに。また、ロシアへの経済支援のひとつに電子投票システムを日本が開発、納品するっていうけれど、それって、私たちが先に欲しいシステムじゃないの?

提案3 電子投票システムを早急に制度化し、もっと、スピーディでかつ簡単に住民投票や電子署名を行えるようにして、ダイナミックに体制を変えられるようにする。


 改革のポイントはインターネットという階層性のない通信手段を利用して、この時代にあった社会システムの再構築(リストラ)を行っていくことにあります。そして、現状の政治システムが自己改革できない以上、そのリーダ役は第3者的な立場にある市民オンブズマンの手で行っていこう、ということです。

 当面の目標は、

・密室政治のオープン化とその支援(情報公開制度の確立:自分に都合の悪い情報はすぐ隠すか、極端な場合は焼却してしまい、責任を逃れようとします。これからは公開を原則にし、それらは紙だけでなく、インターネット上にどんどん公開させていくようにします。また委員の発言も電子掲示板に残すようにして、責任の明確化をはかるような制度も盛り込むようにします。)

・地域に密着した草の根レベルからのオンブズマンのインフラづくり(各地域で行政上の不満などを吸い上げる仕組みをインターネット上に作成し、その各々の組織が、また横の連絡をとりあって情報を共有できるようにしていきます。) 

 そのために、行うことは

・地域レベルでのオンブズマンの活動、支援、協力(地域オンブズマンのホームページ作成支援など)

練馬区上石神井オンブズネット★(無料のメイリングリストあり:町の知恵袋)

ねりま区政ウォッチャーズ

市民の手による練馬区役所のホームページ作成

なお、経済的にサポートさせていただく意味でもオンブズネットニューズと株主オンブズマンとしての意味をもつオンブズネットファイナンスも立ち上げました。

・インフラづくりのための技術支援団体の組織化日本コンピュメンタ

アメリカでは既に「コンピュメンタ」の組織がありますが、その日本版の仕組みを考えます。(コンピュメンタの説明

掲示板システムの作り方 ベスト&フォーラム

 あなたにも地域オンブズマンとしての活動ができます。

また、あなたの町のホームページもWordなどのワープロで作れます。

 この活動を始められたい方はご連絡ください。できる限り、お助けします。jhattori@st.rim.or.jp

提案者:1997年9月6日 服部 


なお、具体的なインターネット上でのベスト&フォーラムの活動は下記の東京都練馬区上石神井を拠点にして行っております。上石神井にお住まいの方が生活の基本情報のホームページとしてアクセスしていただけるように工夫してあります。また、ここでは無料のメイリングリストも設けています。町の中の格付け機関、町の知恵袋と呼んだりもしています。

練馬区上石神井オンブズネット

 また、全国へ広げる第一歩として東京都の他のエリアでも下記のとおり行っています。

練馬区豊玉 練馬区大泉学園 

●ITを中心にした地域オンブズネットの組織の一例

 地域オンブズネットは、技術的には全国のオンブズネットの会員(原則として会費は無料)や地域のCATV局、インターネットのプロバイダなどに支えられますが、運営の主体は飽くまでも市民です。(ただ、金融部門、行政窓口の代理業務に関しては民営化後の各地の郵便局やコンビニなども考えられます。また、インターネットの端末などを公共の図書館などに置き、地域オンブズマンネットワークの運営は情報公開、市民の相互通信などを主な業務主体とすることを前提にした場合、図書館の司書が行うことも考えられます) 

 オンブズマンは公平な立場に立って、行政、政治、企業、マスコミの行動を監視し、勧告します。 ただ、現在のところ、公式のオンブズマン制度が確立されていないため、下記のようなサービスをボランティアで始めた人たちが、”市民オンブズマン”と呼ばれているのが現状です。

 ただ、将来的には、オンブズマン同士でお互いをチェックする機構が用意され、認定制になるものと思われます。

 

●地域オンブズネットのインターネットサービス例

目的のサービスの趣旨に近いリンクで構成されています。

オンブスネットファイナンス:金庫番(個人の財産を管理・運営する金融、証券、保険部門です。特に株式の運営に関しては株主総会の議決権行使を各会員から委託されることを利用して、企業、マスコミを制御していきます。ただし、その制御する意向はあくまでもオンブズマンによるアンケート結果に依存します。この部門はオンブズネットバンクで運営され、NPOの組織形態を目指します。)

オンブズネットニューズ(週刊誌の見出しのような記事がいくつか掲載され、興味のあるものを取り出して読むことができます。ただし、一つの記事はたとえば1回アクセスすると5円徴収される有料のサービスです。この各々の記事に関して、徴収された料金の7割は執筆者に支払われ、また、この記事の内容に関しての責任はあくまでもこの執筆者にあります。そのため、記事ごとに執筆者とそのメイルアドレスが明記され、その執筆者のフォーラムもオープンにされています。この部門はオンブズネットニューズにより運営され、政府、企業に干渉されない、本来の意味でのフリージャーナリストを育てる、新しいメディアとなります。また、市民からの寄付を受けるコーナーも用意されており、この組織もNPOを目指します。)

激安ベストリンク&フォーラム(エネルギー消費コストを下げるには、その地域で一番安くていいものを、会員情報などから掲載していく必要があります。ただし、リンクをはる場合は、その推薦した会員のメイルアドレスを明記します。これは、他のリンク集に関しても同様の原則です。)

街角テレビ(その地域の町の中心をリアルタイムに映し出します。カメラを操作して、その時の町の様子や天気も知ることができます。)

メーリング代行サービス(インターネットの操作が難しい人や、特にお年寄りや障害者のためのサービスで、電報のような形で口頭で伝えたことを手紙や電子メイルの形で配達したり、逆に電子メイルで届けられた文書を手紙や音声で伝えるサービスです。)

売ります/買います/届けます(その地域内での流通コストを最小限に押さえるための掲示板で、合意を得た品物はその人のところまで届けられ、料金の徴収も代行します。郵便局、宅配便とコンビニの連携事業)

地域天気予報(その地域の時間帯ごとの天気の予報です。)

地域マップ(その地域の地図で、その中に市民からの情報によるグルメマップ、行政の防災マップなど、地域の住民生活に根ざしたマップがあります。)

地域のイベント情報及び話題の掲示板と地域情報のリンク集

 

以下のサービスはその地域オンブズネットの代表が地方支部となり、運営します。

地域行政サービスベスト&フォーラム(その地域内での行政サービスに対する評価を行い、どこがよいかを発表し、また議論する自由でオープンな電子会議室です。役所や学校、警察、清掃業者など身近な組織及びその構成員である公務員、その出入りの業者を評価する場を提供していきます。また、各ベストを決める場合もあくまでもメイルアドレスのはっきりした個人からのアンケートにより決定します。)

地域の政治家弁護士ベスト&フォーラム(上記の政治家、弁護士版です。)

地域の商店・病院・企業ベスト&フォーラム(上記の商店、病院、企業版です。)

バーチャル地域議会&政策・法案ベスト&フォーラム(既に議会で論議されていることをこのフォーラム中で公開し、重要な法案などが採決される前に会員にアンケートを取って、採決の先取りを行い、圧力をかけていきます。 また、誰がどういう意見で、どういう立場をとったかも掲示していきます。ただ、これらの実現は、本来は行政側によるインターネットへの情報公開が原則ですが、その先駈けとして、このフォーラムが暫定的に代行していく形をとります。)

バーチャル地域裁判&判決ベスト&フォーラム

(上記の裁判所版です。)

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