Newsletter: 日本音韻論学会

第2巻第2号 (通巻5号)1998 年 8 月 10 日発行
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◆ ご挨拶

7月中旬には、ニューズレターが発行される予定でしたが、種々の理由により
発行が遅れてしまいました。申し訳ございません。

今回は、以下の資料等を添付いたしましたので、お確かめください。
「日本音韻論学会会員名簿」
「音韻論フォーラムプログラム」
「郵便振込用紙」

総会にて会費の値上げが承認されました。会費納入額などに関してのお知らせを
良くお読みになって、お支払いくださるようお願いいたします。


◆ 春の大会の報告

1998年6月19日(金)青山学院大学(青山キャンパス)[東京・渋谷]
総研ビル3階第10会議室において、春の大会(日本音韻論学会第3回研究発表会
及び第2回総会)が行われました。

[研究発表会] 深澤はるか氏(メリーランド大学大学院)と田島和彦氏(Sony Corp.)、
米山聖子氏とKeith JOHNSON (ともに Ohio State University)、及び、
吉田昌平氏(横浜国立大学)による3論文が発表されました。話題は、最適性理論に
よる日本語の分析、実験音声学、コーランの朗詠学の音韻論と多岐にわたりました。
コーランの朗詠の実演も行なわれ、それぞれ、活発な議論と質疑応答が行われました。

[総会] 総会では、次の議題が取り上げられました。
  (1) 1997年度事業報告・会計報告
  (2) 1998年度事業計画(案)
  (3) 会費の値上げについて
  (4) 『音韻研究』 の配布について
  (5) その他

まず、1997年度事業報告(資料1)および会計報告(資料2)が、事務局よりなされ、
承認されました。次に、1998年度事業計画(案)(資料3)が事務局より示されま
した。(事業報告、会計報告、事業計画(案)は、下に資料1、2、3として示
しました。ご覧ください。)さらに、事務局より、会費値上げについての理事会
での議論の結果が示され、質疑応答の後、以下のように、承認されました。

#対事務局コメント 資料は、巻末とか切れの良いところとかを探して
#レイアウトする予定です。

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Newsletter 前号(通巻第4号)にてお知らせしましたように、理事会で
は現行会費の見直しを進めておりました。これは機関誌『音韻研究』の定
期刊行化や近年の事業の拡大によるものであります。6月19日の理事会
にて新会費が決定し、同日の大会後の総会にても了承が得られましたので
ご報告申し上げます。新会費体系は次の通りです。
   通常会員  5,000円(常勤,非常勤など)
   学生会員  4,000円(学部生、院生など)
   維持会員 10,000円(会長、副会長、理事など希望者)
   賛助会員 10,000円(出版社など)
6年間(2003年度まで)はこの体系を維持し、その後改めて適切な会費体
系の検討に入るということになりました。なお、この体系は本年度(98年
度)から適用されますので、これに従って会費納入されるようお願い致し
ます。既に旧会費体系(一律 2,000 円)にて御納入の方は不足分をお納
め下さい。
===== ここまで罫線で囲みます =====


次に、『音韻研究』の配布について、事務局より次のような説明がありました。

===== ここから罫線で囲みます =====
1997年度分の会費を1998年3月31日までにお納めいただいた会員には、
Newsletter第2巻第1号(通巻4号)と共に『音韻研究 第1号』をお届けいたし
ました。上記期日まで会費を納めていただいた方で、お手元に届いていない方は、
事務局までご連絡ください。

今年度以降、本機関誌は、原則として、当該年度の会費を会計年度中
(つまり、3月31日まで)に納入した会員1人につき1部を無料でお送りいたします。
ただし、第1号(=1997年度)については、1998年 8月31日までに1997年度の会費を
納入いただければ、無料にてお送りいたします。(郵便振替の場合、郵便局での
受け付けが1998年8月31日またはそれより前になっていればよい。)1997年度以前
の会費(2000円)を未納の方は、この機会に是非、下記の口座まで郵便振替にて、
お納めください。各年度2000円です。

  口座番号: 00180-6- 402077
  加入者名: 日本音韻論学会
===== ここまで罫線で囲みます =====

その他として、本学会の活動を広く知らしめるためにも、是非、『音韻研究』を
会員の皆さんの所属機関の図書館、研究室などで、できるだけ継続できるように、
定期購入(無理であれば、単年発注)してもらえるように働きかけていただくよう
に学会から提案がなされました。『音韻研究』の売り上げの一部が印税として、
本学会の収入になることもあり、ご協力お願いいたします。

★ 資料1 -- 1997年度事業報告
1997年
5月23日(金) 音韻論研究会の総会(於東北学院大学)で日本音韻論学会発足を決議
5月23日(金) 第1回理事会(於仙台、東北学院大学)
5月23日(金) 第1回研究発表会(於仙台、東北学院大学)
7月15日(火) Newsletter 第1巻第1号(通算1号)発行
8月12日(火) Newsletter 第1巻第2号(通算2号)発行
8月22日(金) Steriade 博士講演会協賛(於神戸大学)(関西言語学会主催)
9月4日(木)〜6日(土) 音韻論フォーラム 1997(於神戸大学)
9月26日(金) Newsletter 第1巻第3号(通算3号)発行
11月22日(土) 第2回理事会(於東京都立大学)
11月22日(土) 第2回研究発表会・公開講演会(於東京、東京都立大学)
12月13日(土) Prunet 博士講演会、PAIK 月例会(於神戸大学)(PAIK との共催)
12月20日(土) Prunet 博士、Iverson 博士講演会(於明治学院大学)(TACLとの共催)
1998年
3月21日(土) 本音韻論学会メーリングリストの開設
5月5日(火) Newsletter 第2巻第1号(通巻4号)発行
5月8日(金) 『音韻研究第1号』配布


★ 資料2 -- 1997年度日本音韻論学会会計報告(1998年3月31日)
I. 収入
・前年度(音韻論研究会)からの繰越し  797,452円
・会費                 349,000円
・印税(『音韻研究--理論と実践--』)  107,991円
・寄付                 10,000円
・その他                 2,500円
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 小計                1,266,943円

II. 支出
A. 会員配布物(Newsletter等)
 ・郵送料                 72,560円
 ・文具(封筒/宛名シール)            11,130円
 ・人件費(発送アルバイト)           25,000円

B. 研究発表会・講演会等
 ・講演料(のべ10名)             200,340円
 ・ハンドアウトコピー代             32,000円
  (非専任発表者のべ16名) 
 ・人件費(アルバイト)             10,000円
 ・その他(茶菓子など)          4,280円

C. 事務局関係
 ・通信費                    5,200円
 ・文具(事務局印など)                20,979円
 ・その他                     590円

D. その他                   18,541円
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小計                   400,620円

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差引残高                   866,323円
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うち、郵便貯金定期                     600,000円
   郵便貯金普通                      10,630円
   郵便貯金センター          196,691円
   現金                 59,002円

会計監査 田端敏幸(監事)
報告作成 横谷輝男(事務局会計)


★資料3 -- 1998年度事業計画(案)
1998年
6月19日(金) 第3回理事会(於東京、青山学院大学)
6月19日(金) 第3回研究発表会・総会(於東京、青山学院大学)
7月中旬 Newsletter 第2巻第2号(通算5号)発行(研究発表会・総会の報告、名簿他)
8月中旬 Newsletter 第2巻第3号(通算6号)発行
                                             (音韻論フォーラム1998プログラム他)
9月3日(木)〜5日(土) 音韻論フォーラム 1998(於神戸大学)
9月中旬 Newsletter 第2巻第4号(通算7号)発行
11月6日(金) 第4回理事会(於仙台)
11月6日(金) 第4回研究発表会・公開講演会(於仙台)
1999年
3月下旬 『音韻研究第2号』発行


◆ 音韻論フォーラム1998

恒例になりました音韻論フォーラムが,今年の秋も下記の要領で開催されることにな
りました。今回の招待講演には,現代音韻論の第一線でご活躍されている皆様ご存じ
の Junko Ito, Armin Mester, Jeroen van de Weijer 各氏をお迎えしただけでなく
,OT の創始者のお一人である Alan Prince 氏にも連続講演をしていただけることに
なりました。11件の研究発表の方も,活発な議論が予想されます。みなさまお誘い
合わせの上,ぜひともご参加ください。

【日時】9月3日(木)〜5日(土)
【会場】神戸大学文学部文化学棟3階会議室(3日)・瀧川学術記念会館(4,5日)
【参加費】会員:無料(ただし,懇親会の費用は別途申し受けます)
 なお,今回から本学会の会員以外の参加者からは、参加費を徴収させていただく
ことになりました。今回は、一般2000円,学生1000円の参加費となります。
(この費用で,3日間の内いずれの講演・発表にも参加できます。)
【招待講演】各60分(+質疑応答30分)
 3日16:05 Alan Prince 1:  "Foundations of Optimality Theory"
 4日14:35 Junko Ito and Armin Mester:  "Faithfulness and Syllabification"
   16:20 Alan Prince 2:  "Current Directions in Optimality Theory"
 5日15:30 Jeroen van de Weijer:  "Analogical Change in Optimality Theory" 
【研究発表】11件:各40分(+質疑応答15分)
【懇親会】4日18:00-20:00
 懇親会の参加費は,一般3000円,学生2000円を予定しています。

なお、研究発表の詳細については、同封の「音韻論フォーラム 1998」をご覧くださ
い。このプログラムは,下記の URL でも公開しております。

http://www.st.rim.or.jp/~honmat/forum-98.html

万が一プログラムに変更があった場合は,上記の URL でお知らせします。

◆ 秋の講演会について

今年も秋の日本英語学会(於東北大学)の前日(11月6日(金))の午後に公開講演会を
計画しております。現在のところ、最近博士論文を書き上げられた次の二人の方に
講演を依頼しております。

鈴木 慶一郎氏 (名古屋商科大学)
松井 理直氏 (神戸松蔭女子学院大学)

演題やその他の詳細は、次回のニューズレターにてお知らせいたします。

◆ 日本英語学会のワークショップ

11月7日に日本英語学会のワークショップの一環として、本学会員の立石浩一氏に
よる「大母音推移と音韻理論」をテーマとしたワークショップが企画されています。

◆ 会費納入のお願い
 「春の大会の報告」で述べましたように、本年度(98年度)より下記の
会費体系が適用されます。お早めにご納入下さるようお願い申し上げま
す。今年度中(1999年3月31日付まで)に完納されないと、『音韻研究第
2号』の無料配布を受けることができませんので十分ご注意下さい。
   通常会員  5,000円(常勤,非常勤など)
   学生会員  4,000円(学部生、院生など)
   維持会員 10,000円(会長、副会長、理事など希望者)
   賛助会員 10,000円(出版社など)
 納入方法には基本的に次の2つがあります。
⇒A 郵便局で下記の振替口座に振り込む。
  ・口座番号:00180-6- 402077 ・加入者名:日本音韻論学会
⇒B 講演会などの会場で担当者に直接手渡す(領収証を発行します)。
海外からの送金方法については事務局の横谷までお問い合わせ下さい。
 なお、会員の皆さんにご自分の会費納入状況を知っていただくために、
封筒の宛名シールの下部に会員個人の会費納入状況を示した記号列を印字
してあります。(インターネット版では、詳細略。)会費に関する
お問合わせは事務局会計担当の横谷輝男までお願いいたします。


◆ 『音韻研究』の購入方法

『音韻研究』は、年度内に会費を納めた方には、無料で一部配布いたしますが、
学会から配布される一部以外に希望する会員は一部定価(本体) 3619円のところ
3000円(+送料)の会員特別価格で購入できます。また、日本音韻論学会の前身
である音韻論研究会による編集の『音韻研究--理論と実践』についても、
定価(本体) 3495円のところ3000円(+送料)の会員特別価格で購入できます。
ともに、御自身で直接開拓社にお申し込みください。この際、送付先、氏名、
必要部数と共に日本音韻論学会の会員であることをはっきりとお示しください。
折り返し、開拓社より、出版物と振込用紙が送られることになっています。
上記会員特別価格は、変更される場合もあります。ご注意ください。
詳しくは、開拓社にお問い合わせください。
   開拓社『音韻研究』係
   〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5
   電話 03-3265-7641  FAX 03-3265-2989


◆ 日本音韻論学会メーリングリストの開設

日本音韻論学会では、会員間の情報交換のための電子メールによるメーリング
リストを開設しております。今年(1998年)3月の中頃から運用開始いたしましたが、
現在のところ、利用が滞っています。参加をご希望の方は、電子メールで日本音韻論
学会事務局(本間猛honmat@st.rim.or.jp)まで、お知らせください。その他ご質問
なども上記のアドレスにご連絡ください。以前、参加を申し込まれた方で、事務局
からの返答が得られなかった方は、事務局の手違いで、登録が済んでない可能性が
あるので、申し訳ございませんが、お心あたりの方は、再度、ご連絡お願い
いたします。


◆ Phonology Calendar について (お願い)(再掲) 

事務局では、Phonological Calendar
(http://www.st.rim.or.jp/~honmat/phoncal.html)
をより役に立つものにするために、皆様から
の情報をお待ちしております。学会の規模を問わず、音韻論に関連のある国内外の
学会、集会、講演会などご存知の方は、事務局まで御一報ください。 
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here to e-mail me. E-mail:honmat@st.rim.or.jp