Newsletter: 日本音韻論学会

第4巻第2号 (通巻10号)2000 年 7 月 21 日発行
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ご挨拶

種々の理由で、 Newsletter の発行が遅れました。申し訳ございません。今回は、以下の資料等を添付いたしましたので、お確かめください。

「音韻論フォーラム2000プログラム」

「ホテル喜良久のパンフレット」

「山口市観光案内図」

「山口観光マップ」

「住所等変更届けのお願い及び振込用紙について-会費納入のお願い」(両面印刷)

「振替用紙」

(一部の資料は Internet 版からは参照できません。ご希望の方は、是非、本学 会に入会ください。)

また、前号から、PDF 版も用意いたしました。会員の方には、 お配りします。必要な方は、事務局、本間 e-mail: honmat@st.rim.or.jp (or.jp のままなのでくれぐれもご注意を)までお知らせください。)

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春の大会の報告

2000年6月16日(金)千葉大学西千葉キャンパス(千葉市)けやき会館3階において、春の大会(日本音韻論学会第6回研究発表会及び第4回総会)が行われました。 [研究発表会]

「フット依存の語形成とそのアクセント」田端敏幸(千葉大学) 菅野亜紀(千葉大学院生)

"Spanish definite article allomorphy:A correspondence approach" 菊池清一郎 (東北大学大学院/日本学術振興会特別研究員)

"What do 'Phonemic' Writing Systems Represent: Arabic, Japanese kana, and the Moraic Principle" Robert R. Ratcliffe (東京外語大学)

"Morphological Opacity and Chaha Impersonal" Kurisu Kazutaka (Univ. of California, Santa Cruz)

以上、4論文が発表され、それぞれ、活発な議論と質疑応答が行われました。

[総会] 総会では、次の議題が取り上げられました。

(1) 1999年度事業報告・会計報告

(2) 2000年度事業計画(案)

(3) 音韻論フォーラムの会場について

(4) その他

まず、1999年度事業報告(資料1)および会計報告(資 料3)(インターネット版では省略)が、事務局よりなされ、 承認されました。次に、2000年度事業計画(案)(資料2)が事務局より示されま した。(事業報告、事業計画(案)、および会計報告は、下に資料1、2、3と して示しました。ご覧ください。)

次に、音韻論フォーラム2000 の会場に関して、昨年度実施したアンケートの結果と合わせて、本年度は、山口市で開催されることに理事会により決定されたことが報告されました。

その他として、本学会の活動を広く知らしめるためにも、是非、『音韻研究』を 会員の皆さんの所属機関の図書館、研究室などで、できるだけ継続できるように、 定期購入(無理であれば、単年発注)してもらえるように働きかけていただくよう に学会から提案がなされました。『音韻研究』の売り上げの一部が印税として、 本学会の収入になることもあり、ご協力お願いいたします。

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音韻論フォーラム2000

恒例になりました音韻論フォーラムが,今年も下記の要領で開催されることになりました。今回は、原口庄輔会長とJohn Harris 氏 (University College London) に基調講演をしていただけることになりました。さらに、最近博士論文をお書きになった4人の方に講演をいただきます。また、6件の研究発表が予定されており、活発な議論が予想されます。また、今年は、会場では温泉がご利用いただけます。みなさま、お誘い合わせの上,ぜひともご参加ください。

【日時】8月27日(日)〜29日(火)

【会場】ホテル喜良久

山口市湯田温泉4丁目4−3

電話 083-922-0333(代)

【参加費】会員:1,000円(一般学生一律)

非会員:一般 3,000 円

学生 2,000 円

(この費用で、3日間の内いずれの講演・発表にも参加できます。ただし、懇親会の費用は別途申し受けます。また、宿泊費については、下をご覧ください。)

【宿泊】是非、会場のホテル喜良久にお泊まりください。学会参加者用にお部屋を確保しております。なお、宿泊料金は、一泊あたり、お泊りのみの場合\6,000、朝食付きの場合、\7,000 です。それぞれ、別途、消費税および入湯税\150(一泊)がかかります。遠方から参加いただく方のために前日からお泊りいただけるように手配いたしております。また、山口市内などの観光をなさりたい方のために最終日の夜もお泊まりいただけるように手配しております。例えば、山口市内を半日で回る観光バスがご利用いただけるようです。どうぞご利用ください。会場のホテル喜良久と山口市内の簡単な案内を同封しましたので、ご参照ください。

宿泊予約の取りまとめは、会場係太田 聡先生(山口大学)が担当致します。8月14日(月)までに下記にご連絡下さい。

 太田 聡

 e-mail: ohta@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp

tel/fax: 083-933-5283(研究室直通)

 郵便: 〒753-8540 山口市吉田1677-1

   山口大学人文学部

この際、お名前、連絡先、宿泊日(何泊何日)、朝食の要否をお知らせ下さい。あわせて、初日の懇親会への出欠予定もお知らせ頂ければ幸いです。なお、8月14日を過ぎましても空室がある場合には、予約を受け付ける可能性があります。

また、学生の方には、山口大学付属の宿泊施設「熊野荘」(シングル6部屋、素泊まり1泊2070円、近くに銭湯形式の温泉あり)も利用できるように手配しました。利用申し込みは、氏名、所属、連絡先、使用期間(何泊何日)を明記して、太田 聡先生(山口大学)(連絡先は上記参照)に8月14日(月)までにお願いします。

【プログラム】詳細は、同封のプログラムを参照。

【基調講演】

原口庄輔「連濁について」"On Rendaku"

John Harris "The Foot as a Segmental Domain"

"Information and Contrast in Output-oriented Phonology"

【博士論文講演】各60分(+質疑応答30分)

氏平 明(福岡教育大学) [大阪大学, 2000]
「発話の非流暢性に関する言語学的・音声学的研究」"A Linguistic and Phonetic Study of Speech Disfluencies"
広瀬 友紀(電気通信大学) [CUNY, 1999]
"Resolving Reanalysis Ambiguity in Japanese Relative Clauses" 「日本語関係節の統語処理における再分析時の曖昧性とその解消手段」
白勢 彩子(名古屋大学/日本学術振興会特別研究員) [東京大学, 2000]
「日本語におけるアクセントの獲得」 "The Acquisition of Accentuation in Japanese"
田嶋 圭一(ATR) [Indiana University]
"Speech Rhythm in English and Japanese"
【研究発表】6件:各60分

【懇親会】27日18:00-20:00(懇親会の参加費は、一般5,000円、学生4,000円を予定しています。) 和室に座って会席料理を頂く和風の宴会の予定です。

なお、研究発表の詳細については、同封の「音韻論フォーラム 2000」をご覧ください。このプログラムは,下記の URL でも公開しております。

http://www.st.rim.or.jp/~honmat/forum-00.html

万が一プログラムに変更があった場合は、上記の URL でお知らせします。

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『音韻研究』の購入方法

『音韻研究』は、年度内に会費を納めた方には、無料で一部配布いたしますが、学会から配布される一部以外に希望する会員は一部定価(本体) 3619円のところ3000円(+送料)の会員特別価格で購入できます。また、日本音韻論学会の前身である音韻論研究会による編集の『音韻研究--理論と実践』についても、定価(本体) 3495円のところ3000円(+送料)の会員特別価格で購入できます。ともに、御自身で直接開拓社にお申し込みください。この際、送付先、氏名、必要な号の番号、必要部数と共に日本音韻論学会の会員であることをはっきりとお示しください。折り返し、開拓社より、出版物と振込用紙が送られることになっています。上記会員特別価格は、変更される場合もあります。ご注意ください。詳しくは、開拓社にお問い合わせください。

開拓社『音韻研究』係

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5

電話 03-3265-7641 FAX 03-3265-2989

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会費納入について

会費に関しましては、下記の額の会費を納めていただくことになっております。お早 めにご納入下さるようお願い申し上げます。今年度中(2001年3月31日付まで)に完 納されないと、『音韻研究第4号』の無料配布を受けることができませんので十分ご 注意下さい。
・通常会員 5,000円(常勤,非常勤など)
・学生会員 4,000円(学部生,院生など)
・維持会員10,000円(会長,副会長,理事など希望者)
・賛助会員10,000円(出版社など)
納入方法には基本的に次の2つがあります。
⇒A 郵便局で下記の振替口座に振り込む。
・ 口座番号:00180-6- 402077
・ 加入者名:日本音韻論学会
⇒B 講演会などの会場で担当者に直接手渡す
(領収証を発行します)。
海外からの送金方法については事務局の横谷までお問い合わせ下さい。

なお、会員の皆さんにご自分の会費納入状況を知っていただくために、封筒の宛名シ ールの下部に会員個人の会費納入状況を示した記号列を印字してあります。7, 8, 9, 0 という数字は、それぞれ 1997, 1998, 1999, 2000 の各年度分の会費が未納である ことを表わします。例えば、「***0」は2000年度分が未納であることを、「*8*0」は 98年度分と2000年度分が未納であることを示しています。数字が括弧に入っている場 合は、その年度について不足があることを表わします(例:「***(0)」)。また、 「[5t]」などは未納金の総額です。t (= thousand) がゼロ3つの役目を果たします。 この場合、未納金の総額は 5,000円ということになります。従って、例えば通常会員 の方について「*8*0 [10t]」のように印字されている場合は、「98年度分と2000年度 分が未納で、総額が 10,000円である」ということを意味します。なお、この情報は4 月15日現在のものであります。御入金と行き違いになりました節はお許し下さい。会 費に関するお問合わせは事務局会計担当の横谷輝男までお願いいたします。

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日本音韻論学会メーリングリストの開設

日本音韻論学会では、会員間の情報交換のための電子メールによる メーリングリストを開設しております。1998年3月の中頃から 運用開始いたしました。参加をご希望の方は、電子メールで日本音韻論学会 事務局(本間猛honmat@st.rim.or.jp)まで、お知らせください。その他 ご質問なども上記のアドレスにご連絡ください。

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日本音韻論学会事務局

9月より事務局長の本間が研究休暇のため約一年間の予定で日本を離れます。その期間、岡崎正男(茨城大学)が、事務局長代理をつとめます。これにしたがい、9月からは、企画に関する提案、問い合わせについては、岡崎へ、会費納入に関する問い合わせおよび住所変更などのご連絡は横谷までお願いいたします。 (Internet 版では、個人情報保護等の目的で住所等を伏せました。ご連絡は、電子メールでお願いいたします。会員の方は会員名簿等をご参照ください。)

【局長】本間猛(ホンマタケル)東京都立大学(2001年9月まで海外研修) e-mail: honmat@st.rim.or.jp

【局長代理】岡崎正男(オカザキマサオ)茨城大学 e-mail: jinokaza@mito.ipc.ibaraki.ac.jp 【局長補佐】田中伸一(タナカシンイチ)名古屋大学(2001年2月まで海外研修) e-mail: tanaka@lang.nagoya-u.ac.jp

【会計】横谷輝男(ヨコタニテルオ)青山学院大学 e-mail:veb00317@nifty.ne.jp

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資料1 -- 1999年度事業報告

1999年
  4月20日 Newsletter 第3巻第1号(通算7号)発行
      (研究発表会・総会の報告、名簿他)
  6月18日(金)言語学会前日(於東京都立大学)
      第5回理事会 第5回研究発表会・第3回総会
   7月20日(火) Bruce Hayes 博士講演会
      (於慶応大学、日本音声学会との共催)
   7月28日(水) Newsletter 第3巻第2号(通算8号)
      発行 (音韻論フォーラム1999プログラム他)
   9月2日(木)−4日(土) 音韻論フォーラム 1999
     (於東京都立大学)(第6回理事会も行なう)
2000年
   2月20日(日) Newsletter 第3巻第3号(通算9号)
      発行 (研究発表会発表募集、音韻論フォーラム
      2000開催地、Davis博士講演会告知、他)
   3月16日(木) Stuart Davis 博士講演会
      (於筑波大学、筑波大学との共催)
   3月17日(金) Stuart Davis 博士講演会(於慶応大学)
   3月31日(金)『音韻研究第3号』発行
以上、事務局まとめ(2000年3月現在)
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資料2 -- 2000年度事業計画(案)

2000年
   4月25日 Newsletter 第4巻第1号(通算10号)発行 済
         (研究発表会・総会の報告、名簿他)
   6月16日(金)言語学会前日(於千葉大学)
         第7回理事会 第6回研究発表会・第4回総会
   6月下旬 Newsletter 第4巻第2号(通算11号)発行 
         (音韻論フォーラム2000プログラム他)
   8月27日(日)−29日(火) 音韻論フォーラム 2000
       (於山口市)(第8回理事会も行なう)
   9月中旬 Newsletter 第4巻第3号(通算12号)発行
2001年
   3月下旬 『音韻研究第4号』発行
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Phonology Calendar について (お願い)(再掲)

事務局では、Phonology Calendar をより役に立つものにするために、皆様からの情報をお待ちしております。学会の規模を問わず、音韻論に関連のある国内外の学会、集会、講演会などご存知の方は、事務局まで御一報ください。

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