DesKam2000
ポケット加工用Gコード作成時の注意点
ここでは、ポケット加工のGコードを作成するときに、もとの図面や切削条件によりおかしなGコードを生成する場合の対応方法を説明します。 | |||
1.サンプルデータ
説明用に図1のような図を作成しました。 選択されている線の内側をポケット加工で1mm掘り込む為の図面です。 |
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図1. サンプルデータ | |||||
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2.ポケット加工用のGコード作成(NGのときの例)
1のデータを図2の切削条件でポケット加工のGコードを作成したものが、図3です。 直線と円弧があるデータの場合、切削条件によっては、このように変なところに円弧のツールパスが出来上がることがあるようです。 |
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図2. ポケット加工の切削条件設定 | |||||
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図3. 生成されたツールパス(NGのときの例) | |||||
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3.対応方法
図2の切削条件は、2mmの刃でX−Yのピッチが1mm、Zは0.3mmピッチで掘り込んでいく設定となっていますが、X−Yのピッチを微調整する事で、正常なGコードを作る事が出来ます。 図4では、X−Yのピッチを1mmから0.9mmに修正したところです。この辺は、±0.1mmとかして正常になる値にしてください。 この条件で作成したのが、図5です。 |
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図4. 切削順序の指定直後の画面 | |||||
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図5. 再表示した画面 | |||||
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