従来は利用したい/接続したいと考えても限られた人/機関しか
利用できませんでした。しかし、今日ではIIJ等に代表されるインター
ネットプロパダイバが登場し、個人でも接続できるようになりました。
これはこれで喜ばしい事ではあるのですが、接続するための敷居と言う物は
NIFTYなどに代表されるパソコン通信と違ってなかなか高いようです。しかし、
それは
「接続するためのノウハウが入手しづらい」
「近くに接続経験を持った人がいない」
と言う事が原因のようなきがします。たしかにパソコン通信に比べると、
多少多くの知識を要求されるかも知れません。しかし、一つ一つの事は決して
難しい事ではありません。一つ一つこなしていけばいいのです。その先には
きっと明るいインターネットへの道が開けているでしょう!
nodename 貴方のノード名 # The UUCP name of this system spool /var/spool/uucp # The UUCP spool directory logfile /var/spool/uucp/Log # The UUCP log file statfile /var/spool/uucp/Stats # The UUCP statistics file debugfile /var/spool/uucp/Debug # The UUCP debugging file sysfile /etc/uucp/sys # Default "sys" portfile /etc/uucp/port # Default "port" dialfile /etc/uucp/dial # Default "dial" dialcodefile /etc/uucp/dialcode # Default "dialcode" callfile /etc/uucp/call # Default "call" passwdfile /etc/uucp/passwd # Default "passwd"
# # Phisical device type # type modem # Enable compression/error correction port compress device /dev/cua01 # 使用するTTYポート dialer hayescom # 使用するダイアラー speed 57600 # 使用するデフォルトの回線速度 speed-range 2400 57600 # 使用可能な回線速度 #Disable compression/error correction port nocompress device /dev/cua01 # 使用するTTYポート dialer hayes # 使用するダイアラー speed 57600 # 使用するデフォルトの回線速度 speed-range 2400 57600 # 使用可能な回線速度上記の例では、物理的には一つのポートを使用して、 2つのタイプのポートを用意しています。それぞれの ポート名はcompressとnocompressです。それぞれが使用する、 TTYポートは/dev/cua01です。また、デフォルトの回線速度 と使用可能な回線速度の設定は使うモデムに合わせて下さい。 上記の例では同一のTTYポートを2種類のポートとして 扱おうとしています。これには以下のような理由があります。
# This is a typical Hayes modem definition. # # Enable compression mode # dialer hayescom chat "" ATZ\r\d\c OK ATDP\T CONNECT chat-fail BUSY chat-fail NO\sCARRIER complete \d\d+++\d\dATHZ\r\c abort \d\d+++\d\dATHZ\r\c # # Disable compression mode # dialer hayes chat "" ATZ\r\d\c OK AT%C0\\N\r\d\c OK ATDP\T CONNECT chat-fail BUSY chat-fail NO\sCARRIER complete \d\d+++\d\dATHZ\r\c abort \d\d+++\d\dATHZ\r\cこの例では2種類のダイアラを設定しています。 2つの設定はほぼ同一の宣言を行っていますが、一点だけ 違いがあります。その違いはデータ圧縮機能の有効/無効 だけです。詳しくはモデムに付属しているマニュアルを 参照して下さい。
隣接サイトの設定はsysファイルに行います。 IIJのアーカイブサーバへ接続する場合の設定を以下に示します。
# # SYSTEM "iijnet" (Internet Initiative Japan) ...... UUCP archive server # system iijnet chat "" \r\c gin:-BREAK-gin:-BREAK-gin:-BREAK-gin:-BREAK-gin: \d \d\d\L call-login uucp call-password "" time any phone 0990603781 chat-timeout 50 port nocompress設定できたらiijからREADMEを取り寄せてみましょう。 取り寄せ方は以下のように行います。
uucp "iijnet!~/README" "~"
どうでしょうか?スプールにREADMEと言うファイルは転送されて来ましたか?
転送されて来ていたら、UUCPリンクは出来上がった事になります。
転送されていない場合、何らかのエラーが発生したいる事になります。
この段階でメールの設定が出来ている場合、
貴方の手元にエラーメールが届いていると思います。
それを元に、設定をしなおして下さい。
メールの設定が出来ていない場合、以下のようにしてもう一度試して下さい。
uucp -r "iijnet!~/README" "~"
/usr/libexec/uucp/uucico --debug chat,abnormal -s iijnet
この場合、/var/spool/uucp/Debugと言うファイルに、 エラーの発生状況などが記録されます。この情報を元に設定を見直して下さい。
system <リモートシステム名> alias <リモートシステムのエイリアス> chat "" \r\c gin:-BREAK-gin:-BREAK-gin:-BREAK-gin:-BREAK-gin: \d\d\d\L word \P call-login <UUCPのユーザ名> call-password <UUCPのパスワード> time any chat-timeout 50 command-path /bin commands rmail rnews port V110 phone 54897613 alternate port type tcp address remote.host.or.jpこのエントリーは前の例とは違う所が7箇所あります。それらの ほとんどはnews/mail等のフィード等を行うためのものです。 ですから、そういう部分はそういうものだと深く考えないで下さい。 で、ここで重要な点は
port V110 phone 54897613 alternate port type tcp address remote.host.or.jpという部分です。この部分の意味は、
を御覧下さい。
私の場合、以下のような理由でINNにしました。
大した理由ではありませんが、一応そういう事です。
では、INNを立ち上げましょう。まず、inn-1.4sec2.tar.gzを獲得して下さい。入手方法は幾つか考えられるので、以下の中から選択して下さい。
入手できたらそれを展開します。展開か終了したら、confと言うディレクトリへ移動して下さい。このディレクトリにconfig.DISTと言うファイルが存在すると思います。
このファイルをconfig.dataと言う名前でコピーします。
このコピーしたファイルはinndの動作/システムの仕様等を定義するファイルです。
貴方のシステム/望む動作に合わせて編集して下さい。FreeBSDの場合、変更する物はほとんど無いはずです。
編集は終了したら、inndを展開したトップディレクトリに戻ってmakeして下さい。
どうですか?うまくmake出来たでしょうか?出来なかった場合、lint関係を行おうとしているはずです。Makefileを編集してlint関係を削除して下さい。
では、出来上がったものをインストールして下さい。インストールは
インストールが終了したら、ニューススプールに指定したディレクトリ へ行って
うまくニュースサーバが起動できましたか?うまくできなかった 場合はSuperASCII/UNIXマガジンなどを参考にして下さい。
メールを発信したのですが、メールが送信させれません。
まず、1つ確認して下さい。
rmail Permittion deninedというエラーが発生してメールが送信できません。
貴方のsysファイルを確認して下さい。そのシステムに対して
/bin/rmailが実行可能になっていますか?なっている場合、
実行可能なコマンドを格納しているパスの設定を確認し直して下さい。
上位サイトからニュースが転送されて来たのですが、rnewsが異常終了してしまい、フィードに失敗します。
rnewsのオーナーとパーミッションを確認して下さい。デフォルトでは
-r-xr-xr-x 1 news 87445 Dec 18 23:44 /bin/rnews
等となっていると思います。これを
-r-sr-sr-x 1 root 87445 Dec 18 23:44 /bin/rnews
に直します。これを行わないとユーザIDの変更に失敗して 動作しません。