今週の新曲

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  • 宴の後・・

    コーラのペットボトルの栓をひねったら思ったより大きな音がした。

    リハーサルが始まるまで、店を出たところの道端で一休み。東京では今年一 番の熱さのなか、鎔けてたドラマーがボトルの音を聞いて人の形を取り戻す。 目が合って自然に笑いあって、一口飲んだボトルを渡す。
    リハーサルではステージにアルトの音がほとんど返ってきてない。ちょっと だけ注文をつけた。いい感じ。
    古い知り合いや友達が来てくれて、相変わらずなのをお互いに確かめ合った りする。悪くない。もっと友達呼べばよかった。
    1バンド目の演奏が始まると、楽屋では別のバンドのギターが練習を始めた。 緊張してるんだろうなあ。

    ステージでは、ヒップホップ系で踊りながらドリームシアターみたいなディ ストーションギターを決めてるニーチャン、ズボン半分ズリ落ちてンぞとか、 キャピ系ギャルボーカル、みんなー立ってくれなきゃイヤーってお前、立た ないモノを立たせるのはホットパンツから生えてるアンヨの仕事じゃないだ ろ、唄えーとか、壊れて暴れる痙攣系ギタリストとか、なんか、すげえブッ キング。わしらサーフだぞ。
    音楽の内容だけじゃなく、ジェネレーション、というか、こいつら日本語通 じんのかな、という不安と同時に、僕にも確実にそんな季節があったなあと いう懐かしさにもにた感慨。当時は、ちょっとだけど、僕も暴れれてたかも しれない。

    僕らの直前、直球、しかも豪速球だけみたいなバンドのボーカルがゴリラみ たいな声で、最後の曲です、って吠えたた時に便所に立った。手、2回洗っ て、鏡をみたら、オールバックでまる眼鏡のオヤジ顔が写った。ニヤけてや んの。今、俺が死んでも、パンクは死なねーのかなと思ったら、なんか嬉し くなっちゃって、そのままそこに裏口があったら某映画みたいに家に帰ろう かとも思った。

    でも、わしゃ、やるぞ。学生時代に高円寺のライブハウスでデビューしてか らブランクはともかく、芸能生活25周年(ちょっとサバ読み)記念ライブやら いでか。たしかに、若干年季は入ったかも知れないけど、やる。というか、 止めない。
    あんなにコーラス綺麗に響くように練習してきたのに、あの怒鳴ってるだけ みたいなコーラスに負けちゃうのかとか思いつつも止めない。あ、わしって ば、今だ、現役パンク?!ただのわがままオヤジ?

    ちょっと、サボったので今週は2曲、でも、どちらも未完成かな。
    http://www.st.rim.or.jp/~gaga/thisweek/beat.mp3
    レスポールジュニアのかみそりのようなディストーションが気持ち良い、か?

    こっちは、前の曲の焼きなおしに失敗したバージョン。サボってるように見 えても、実はやってるんだけど、なかなかうまくいかない。完成品を届ける のが目的ではなくあくまで近況報告ということで..
    http://www.st.rim.or.jp/~gaga/thisweek/remix.mp3

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    'This Week's tune' Copyright 2001, 2002, 2003 Motohiko Takeda, Crow Hill Laboratory
    Motohiko Takeda Mail:takeda@aleph.co.jp