「総合目次」にもどる |  「ブラウン管の花嫁の目次」にもどる |  最終修正:99-06-27(日)

「Cool Jamming」

第一興商 スターカラオケのオフィシャルホームページ:

タイトル Cool Jamming
放映年月日、時間 98年3月1日(日) 12:00〜14:00 24:00〜26:00
98年3月2日(月) 13:00〜15:00
98年3月3日(火) 21:00〜22:00
98年3月4日(水) 25:00〜27:00
98年3月7日(木) 20:00〜22:00
98年3月29日(日) 12:00〜14:00 24:00〜26:00
98年3月30日(月) 13:00〜15:00
98年3月31日(火) 21:00〜23:00
放映 パーフェクTV 267チャンネル
第一興商 スターカラオケチャンネル
備考 鈴木氏、和嶋氏、後藤氏のインタビュー、 97年12月16日の渋谷ON AIR WESTでのライヴの模様を放映。


番組司会者によるバンド紹介、ニューアルバムとライヴ・スケジュールのインフォメーションをはさみ、「メンバーの人間性」「いま最も気になっていること」「レコーディングについて」のメンバーによるフリートーキングと、ライヴ映像から構成されています。
以下、鈴木氏は[鈴]、和嶋氏は[和]、後藤氏は[後]と表記します。



トーク抄録


場所は渋谷のライブハウス ON AIR WEST。
横一列に並んでステージに腰掛けるメンバー。左から後藤氏、和嶋氏、鈴木氏。 服装は私服。

《メンバーの人間性》
一番手は後藤氏「みんなすごい真面目で。3人とも音楽、ロックしかやりようのない人間。みんなロッカーです。」 鈴木氏に「でも和嶋は真面目だと思う?」とツっこまれると、 「何だかんだいって、自分はソングライティングはしていないので、産みの苦しみがわからない。締切が迫っていて、産みの苦労があるんだろうな」とフォロー。

続いて和嶋氏から見たメンバーは「感服する、でもないけど…」「人間こうあるべきだなっていうことをしてますよ、二人は。時間守るとか」
和嶋氏と付き合いの長い鈴木氏は、「それは当たり前だ。和嶋もいつも30分くらい遅れて来るくせに、たまに自分が早く来ると、間違って来たのかもしれないけど、自分が早く来たって顔するでしょ。“いやー、今日は早く来ました”って。当たり前だって。(遅刻の)理由がすごいですからね。“雨降ったから”って。こっちは雨降っても来てるのに」と、“和嶋氏=遅刻”を強調。

しんがりは鈴木氏。「マスヒロは、これ以上ないってくらい人に気を遣う人で。例えば和嶋君が詞が出来てないと、自分は早く帰りたいのにリハを遅らせようよと自分を殺して和嶋君の詞を優先する。 和嶋君はどういう人かというと、人は気を遣っているのに(遣われても)あまり気がつかない人。 でもバンド以外ではとてもいい人。遊んでいる分にはとても。 何でもバイクでも教えてくれるし、美味しいラーメン屋にも連れていってくれるし。」
「一緒に仕事はできないみたい」という和嶋氏に対して、 [鈴]「音楽的には凄いし、詞のセンスもいいすがね。まあ、時間通りに作れよと。」
しかし和嶋氏は「結局、妥協できないですね。作ったものに時間かかっちゃうのは。」それに対して鈴木氏は「ワが言いたいのはよ、早めにスタートすればいい、ということなんだよね」と苦言を呈します。
「どっちかなんだよね。自分がそうするか、世の中がインドのようにするか」と譲らない和嶋氏に対して、「や、それは和嶋でしょう」ときっぱり返す鈴木氏。 日本がインドのようになってほしい、インドでバンドやるしかない、それだと10年かかってもCD出ないという二人のやり取りを「ボストンみたいだね」と締めくくる後藤氏。
《今、凝っているものや気になっていること》
鈴木氏「僕が凝っているのは“ポケモン”ということで。二人ともやってないからわからないか。 そのうち公園でポケモンやってるチビッ子さ、ワも混ぜろって対戦挑もうと思っている。」 と無邪気な鈴木氏に「警察に通報されるよ」と和嶋氏の一言。 「流行りものは、やってみないと」と鈴木氏の結論。

和嶋氏は「インフルエンザにかかってしまいましたよ。」 鈴木氏は「ホントに(ただの)インフルエンザか?」と他の病気を疑います。
[和]「これが最後のライヴになるかも」に対して 「じゃあ」と感染を恐れて和嶋氏から身を引く後藤氏。見習って離れる鈴木氏。

最後に後藤氏の気になることは「ラーメン?」と他メンバーに先回りされますが、「俺が金預けてる銀行、大丈夫かなってことかな」と、バンコな回答。
−司会者によるニューアルバム『頽廃芸術展』リリースのインフォメーション−

《レコーディングについて》
『頽廃芸術展』レコーディングは、鈴木氏と和嶋氏の地元・弘前で行われました。 知り合いのライヴハウスをタダで使用できたから、とのこと。
[鈴]「今まではデカいスタジオでプロのエンジニア付けて、ちゃんとした1時間何万円もするところで(レコーディングしていた)。今度は自分たちと手伝う人とで、一発録り。元映画館のデカいライヴハウスで、鉄骨にフトンかぶせてブースにして、A-DATでハイ!」

レコーディングのポリシーについて後藤氏が語ります。「今回はリハーサルも時間取れず、回数も録れなかったので、初期衝動を大事にしようと思って。ちょっとプレイが荒々しくて間違いギリギリかなってとこでも、勢いがあってバカ度が高いことが出来たら、それが一番いいテイクかなというつもりで採りました」「選ぶ基準は“バカ度が高い”かどうか」鈴木氏が再確認。

和嶋氏は「全部自分で判断するのが難しかった。」鈴木氏も「“ディレクター”っていうポジションの人がいないんで、OKを出す人がいなくて。演奏はもっと上を求めて、もっといいのが出来るっていうけど、唄はこれでいいんじゃないのって、消極的な後ろ向きなOKですよね。」
[和]「別にロックにルールはない、と思ってるんだよね。」 [鈴]「自分たちで作った曲を自分たちで唄うんだから、それが正しいものであるはずだよね。和嶋がシャープして唄えば、それがホントであって、それをカラオケで唄うのであれば、シャープして唄わなければならない。」

最後に、和嶋氏が音楽シーンにおける人間椅子の位置づけと抱負を述べ、トークを締めます。
「自分たちの音楽は、流行っているのとも違う音楽だし、かといってゴリゴリのロックとも違う部分であって、独特のものであると思うんですが、そういう音楽をこれからも続けていければいいな、と思ってますけど。」
−司会者による「頽廃芸術展」ツアー・スケジュールのインフォメーション−

ライヴ映像
97年12月16日の渋谷ON AIR WEST「歳末猟奇劇場」のライヴ映像です。
 ・「踊る一寸法師」(間奏のギターソロ終了まで)
 ・「暗い日曜日」 (間奏途中まで)
 ・「あやかしの鼓」(完奏)

※ 作成者注
放映スケジュールは、篁 紅緒氏よりいただきました。(98-02-22)

放映内容の情報は菊池氏よりいただきました。(99-06-27)

放送内容の抄録は、嘉象氏にいただきました。(99-06-27)


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