「総合目次」にもどる | 「演奏会報告の目次」にもどる | 最終修正:2003-07-27(日)

2003年6月20日(金) 赤坂 L@N Akasaka「放課後メタル・クラブ」(ゲスト:和嶋慎治)
19:00開演

【レポート】

※ うさねこ氏によるレポートです。多謝!

 和嶋氏がゲスト出演した「放課後メタル・クラブ」についての報告です。

 このイベントは音楽評論家の大野氏がDJを勤め、CDやDVD(ビデオ)をかけつつ合間合間でライヴが行われるもので、前半のDJの時間には様々な洋邦楽に混ざって人間椅子の「見知らぬ世界」のPVが流されました。

 入場時、誰を観に来たかを受付で訊かれるのですが「和嶋さん」と答えてる人が非常に多かったです。私も「和嶋さん」と答えたひとりですが。
 ドリンクメニューには出演者が考えたのであろうオリジナルカクテルもあり、和嶋氏特製とされていたのは「煩悩即菩薩」、鏡月にレモン果汁とオレンジ・カシスのお酒をを混ぜた紫とオレンジ色のグラデーションが綺麗で尚且つとても飲みやすく美味しいものでした。

 そして後半、夜叉のライヴの後、夜叉リズム隊と共に和嶋氏登場。衣装は大野氏に普段着でいいと言われたのを真に受けて(笑)、本当の普段着で来てしまったようでTシャツにジーンズにスニーカーというお姿(他の方々はちゃんとステージ用の衣装着用)。

 演奏曲目はブルース3曲。
1. The Sky is Crying (Elmore James) …Vo.和嶋氏
2. The Hunter (FREE) …Vo.山本氏
3. Sweet Home Chicago (Robert Johnson) …Vo.和嶋氏
 (※1と3は、誰のバージョンを元にしたかは不明です。)
 3曲目にはブルースハープ(荷造り用のビニール紐で首からぶら下げていました)も披露。これはリハでは持ち出さなかったもののようで、夜叉の山本さんに「いきなりそんなものを持ち出して!」と突っ込まれていました。
 演奏前にMCをしながらのチューニングでうまくいかず「もう一回…」とか(この後和嶋氏は無言でチューニングに取り組み、山本氏が「鈴木さんがMCで返事をもらえないってこういうことなんだね」、和嶋氏は「真剣にやると無言になっちゃうんだよ」)、ブルースハープを上下逆に口にあててしまい慌てて直すアクシデントも見られました(笑)。
 山本氏が「これから和嶋ブルースバンドを作ろうか」と言うと和嶋氏は「いいねえ!」と乗り気の返事をされていました。

 その後、夜叉全員+和嶋氏でキャロルの「ファンキー・モンキー・ベイビー」「針の山」
 夜叉の成田氏とは「Wシンジ」ということで(?)MCの掛け合いも面白く、10年ほど前に遡る椅子と夜叉との出会いについても和嶋氏が披露。なんでも初の対バンのときに和嶋氏は「怖そうだな」と思い、偶然トイレで成田氏と一緒になったときも身を小さくして用を足していたそうなのですが、そのときたまたま通りかかったミニスカートの女の子を見てふたりが「おぉ〜」っと振り向いたことから仲良くなったそうです(笑)。
 そしてメタル・クラブの会場にミニスカートの女の子がいないことを成田氏がぼやき、「これからはミニスカートで!男もミニスカートで!……嘘嘘(笑)」。
「針の山」(「ファンキー・〜」中だったかも……)演奏中には和嶋氏の眼鏡がずり落ちて焦って掛け直す仕草も(笑)。

 「針の山」終了後、夜叉のリズム隊と和嶋氏はステージに残り、成田氏と福島氏は退場。そして夜叉の山本氏が音頭を取って観客に「オジー!!」コールをさせて代わりに登場したのが主催の大野氏。大野氏がボーカルを取り、ブラック・サバスの「パラノイド」。これでライヴは終了です。

 最後にメタリカの新しいDVDを流して終わるとのことでしたが、何故かその後に田舎館村で行われた椅子のライヴフィルム(曲は「君忘れじの田舎館村」)も放映。その間、和嶋氏はDJ席で大野氏・山本氏らと歓談しつつも観客の写真撮影や握手の申し出に快く応えられていました。
 小さな小屋で観客人数もそんなに多くなかったせいか、終始アットホームな雰囲気でとても楽しいイベントでした。

 以上、まとまりのないものですが報告を終わらせていただきます。

作成者注:
うさねこ氏よりレポートをいただきました。(2003-06-29)
umi氏より補足情報(和嶋氏カクテル名、ブルース曲名、エンディングビデオ曲名)をいただきました。(2003-07-27)


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