「総合目次」にもどる |  「演奏会報告の目次」にもどる |  最終修正:97-09-23(火)

96年10月8日(火) 19:00 開演 新宿 日清パワーステーション

SEQ. 曲名 使用楽器
ギター ベース
<オープニング ホルスト『惑星』より「火星」>
晒し首 レスポール イーグル
人間椅子倶楽部
憧れのアリラン
<MC>
刀と鞘
りんごの泪
<MC> ダブルネック
無限の住人
<MC> メンチ
蛮カラ一代記
桜の森の満開の下
<MC> グレコ モッキンバード
黒猫
10 踊る一寸法師
<MC>
11 莫迦酔狂ひ
12 暗い日曜日
<MC> メンチ イーグル
13 天国に結ぶ恋
14 宇宙遊泳(中間トリプルドラムス)
15 あやかしの鼓
16 針の山
<アンコール1>
17 幸福のねじ
18 もっと光を!
<アンコール2>
19 ダイナマイト
●短評
予想どおり雨が降る。開演前はジェラルドの「THE PENDULUM」が延々と流れていたそうである(同行者談)。私は親族の葬儀後に駆けつけたのだが、いきなり1曲目が「晒し首」。「地獄」じゃなかっただけましか?
和嶋氏は和服の白装束。華奢な体格なので、フォルムは「るろうに剣心」の主人公、緋村剣心に似ている。いつものメンチSGではなく、ブラウンサンバーストのレスポールを弾いているのが意外。ドラムスは土屋巌氏脱退のため、後藤マスヒロ氏が叩いている。
「人間椅子倶楽部」を久々に聞く。ニューアルバム『無限の住人』の曲を中心に進行していくが、ドラムスの急な交代のせいか、旧曲は後藤氏在籍中の4枚目『羅生門』の曲が多いような気がする。
曲順9-12の「黒一莫暗」の重くて暗い曲4連発が印象的。「莫迦酔狂ひ」では、和嶋氏が千鳥足でリフを弾く。
舞台ソデにキーボードがあり、「宇宙遊泳」時にローディーの人が宇宙音を出していた。また、この曲の間奏部では和嶋氏、鈴木氏も専用ドラムスを叩き、トリプル・ドラムスとなる。
終盤、アンコールは定番曲で無難に締める。
全体的な印象としては、うまくまとまったいいライヴであった。照明も良かった。特に「桜の森〜」「踊る〜」は曲の雰囲気と合っていて効果的だった。
同行者によれば「目が離せないライヴでした」とのこと。
雨なのにたくさん人が入っていた。出口に向かう途中で、「無限の住人」原作者の沙村広明氏とおぼしき人物を見かけた。翌月の月刊アフタヌーンには、沙村氏のライヴ・レポートが載っていた。

●追記

TAKAGI ☆ ASAGAYA氏の情報により、オープニングの曲はホルストの『惑星』の「火星」であることが判明しました。(97-09-23)


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