「総合目次」にもどる | 「演奏会報告の目次」にもどる | 最終修正:2008-07-23(水)

2008年7月20日(日) 高円寺 Show Boat 【七月の猟奇歌〜Show Boat 15周年記念】
18:00開場 18:30開演

【チケット】

チケット
※開場/開演時間はミスプリント。

【セットリスト】

SEQ. 曲名 使用楽器
ギター ベース
<オープニング「Suspiria」(Goblin)>
爆弾行進曲 バット2 イーグル
九相図のスキャット
<MC>
羅生門
青年は荒野を目指す
のれそれ
<MC>
盗人讃歌
白日夢
マンドラゴラの花
<MC> グレコ イーグル
(茶)
痴人の愛
10 死神の饗宴
<MC>
11 黒い太陽
12 悪霊
13 どっとはらい
<MC> バット2 イーグル
14 猿の船団
15 賽の河原
16 恐怖!!ふじつぼ人間
17 天国に結ぶ恋
<アンコール1>
18 幻色の孤島
19 針の山
<アンコール2>
20 地獄風景
<備考>
 アルバム『真夏の夜の夢』収録曲

【短評】

 開演直前に入場、すでに場内は満員(230人くらい?)。チケットは人間椅子始まって以来の即日ソールドアウトだったのこと。
 恐怖映画『サスペリア』のテーマで入場。服装はいつもの感じだが、和嶋氏のみ夏を意識して浴衣、腰にはうちわ。場内の構造上、後ろの方だとステージはまったく見えず、横にあるモニター画面で確認しながらの参戦となった。
 東京では久々の「爆弾行進曲」「九相図のスキャット」で開幕。「九相図〜」では和嶋氏が手拍子(クラップ)を要求、聴衆もそれに応えて挙手。
 挨拶の後、初期の名曲「羅生門」。鈴木氏のベースはいつものイーグルだが、O-Westで聴くよりもまろやかながら芯のある太い音。アンプがアンペッグだったからか? 力強い「青年は荒野を目指す」、ダンサブルな「のれそれ」と変幻自在の選曲。
 MCでの話題は“人間椅子はなぜどこのサマーフェスティバルにも呼ばれないのか?”、“曲が多すぎて、メンバーも知らない曲がある。4時間のリハーサルが必要”、“菜食主義となり楽屋で納豆を食べる和嶋氏”、“刑務所ライヴをやりたい(「刑務所はいっぱい」が1曲目)”など。次回ライヴ予定は9月21日(日)下北沢CLUB Que(ナカジマノブ博'08)、11月8日(土)青森六戸町(町おこしイベント)が発表された。
 レパートリーを増やすための“ノブ強化曲”、今回は「盗人讃歌」。複雑な構成もばっちり消化。しっとりとした「白日夢」の後は、粘りつくような「マンドラゴラの花」。しかしテンポがやや速めで、夏でも“ねっとり感”が薄め?
 ローチューニング曲は最近の定番「痴人の愛」「死神の饗宴」「黒い太陽」に加え「悪霊」を演奏、最後は最新アルバムから「どっとはらい」
 終盤戦はナカジマ氏ボーカルの「猿の船団」で盛り上げ、和嶋氏の「賽の河原」をはさみ、高円寺にもやってくる「恐怖!!ふじつぼ人間」。最後は最近あまり演奏していなかった「天国に結ぶ恋」で締め。
 暑さにもめげず敢行されたアンコール、1曲目はBring It on Home(Led Zeppelin)イントロに続いて「幻色の孤島」を演奏。後半はキング・クリムゾン「突破口」か…と今さらのように気づく。2曲目はこれぞ定番「針の山」
 そして2回目のアンコール、Show Boat 15周年を記念して三・三・七拍子、「地獄風景」で暑いステージが終了。
 狭い会場のうえ夏の暑苦しさ満点だったが全20曲を完奏、一体感のあるライヴだった。メンバー、関係者、そして観客の皆さん、暑い中お疲れ様でした!

 以上


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