「総合目次」にもどる |  「演奏会報告の目次」にもどる |  最終修正:2000-07-26(水)

2000年7月20日(木・祝) 福岡 DRUM Be-1 【ツアー2000『怪人二十面相』】
17:30開場 18:30開演

※ 潤三氏によるレポートです。多謝! 読んだ人は、感想を送ってあげてくださいね。

【レポート】
7月20日(木・祝)福岡DRUM Be-1 
行って参りました。

仕事で遅くなり、18:45すぎに入場。既に「幸福のねじ」の終わりのほう。
続いて「りんごの泪」。「十五時五十四分〜」の前に少し長いギターソロ。

鈴木氏側のマイクの調子が悪く、調整中にMCが続く。
ワゴン車に5〜6人乗りでの移動の毎日で お互いの肩が触れ合うのにも嫌気がさし高速道路のサービスエリアでついに鈴木氏がキレ、
「もう車には乗らない!」と叫んだそうです。
しかしスタッフの川端さんに、「あと1時間ぐらいですので我慢して下さい」と励まされ、事なきを得たとのこと。人間椅子ちょっといい話。
その後も「九州に入っても 福岡まで結構時間がかかる、東北の人間は岡山の次は九州だと思っている」のコメントで場内大爆笑。

本日の服装、和嶋氏ワイシャツの袖をおり黄色のネクタイ。ツアーの最初は上着も着ていたが暑くてたまらないので省エネスーツにした、とのこと(いしーさん予言的中)
鈴木氏 二十面相のマントを意識して着物の裏地を赤にしたそうです。
マスヒロ氏 縦じまのシャツに首からホイッスル。

刑務所はいっぱい」、よくあれだけ指を動かしながら歌えるものです。
狂気山脈」、これが聴けるとはっ!
そして「芋虫」。出だしのBassのトレモロエフェクトは和嶋氏に5000円で作成してもらったとのこと、「値段まで言うんじゃありません」と和嶋氏。

亜麻色のスカーフ」、マスヒロ氏が歌うところを見るのは初めてです。私ほぼ中央にいたのですが、正面から拝見する今の髪型のマスヒロ氏、ロバート・プラントの姿をイメージしました。

ギターを変えながらMC。
昨日福岡入りし、和嶋氏、鈴木氏、川端さんの3人でパチンコに行ったものの、なかなか当たらず。ついに和嶋氏「もう帰る」と立ち去ったその5分後、川端さん大当たり、続いて鈴木氏も大当たり。意気揚揚と引き上げる際、川端さんがポツリと「もしかして貧乏神、、、」
その後もしばし 和嶋氏=貧乏神ネタで盛り上がりました
すると和嶋氏「そういえば宇都宮のホテルで、『かわばた』が間違って『かわまた』になっていたよな。あだ名が『かわまたくん』になって、さらに『ぐんじくん』になるのでは」とコメント。私テキにはうけたのですが 場内は静まりかえり「あっ、お客さんひいてますね、、」と和嶋氏。

菊人形の呪い」。「ののろい」のところがうまく一緒に歌えません。
心の火事」 おーう。
黒猫」、前のほうで暴れていた若者のみなさんが「くろねこっ!」のところで一斉に腕を振り上げたのには少々驚きました。 みんな知ってるなー。
陰獣」、エベエベ のところ、鈴木氏は違う言い方をしているように聴こえました。

再びギターを変えながらMC。
『無限の住人』は廃盤で、『踊る一寸法師』『頽廃芸術展』も注文しても難しいそうで殆ど廃盤。合計3枚だと鈴木氏。
和嶋氏の「ところで鈴木さん、泳ぎのほうはどうですか」という問いかけに、「泳げないのを知っていてフッてますね」とつながり「楽しい夏休み」。途中、和嶋氏ちょっと間違えて、アッという顔に。それほど前のほうではありませんでしたが、メンバーの表情がよく感じとれました。
審判の日」、「調子外れのラッパ」のギターの一瞬、大好きです。
天国に結ぶ恋」、「あやかしの鼓」と続いた後、ギターを変え「今日は海の日なのに有難う」と最後の「大団円」。
もろブラックサバスの カーテンコールは〜で大合唱。これほど壮大なラストにふさわしい曲もないでしょう。

アンコールでは、和嶋氏とマスヒロ氏のみ登場。「鈴木さんは トイレですのでちょっと待って下さい」。
鈴木氏登場、「最近マスヒロ君は、ライブで話してくれません。質問にドラムで答えてくれます。今日の調子はどうですか?」
「トコトン トコトン トントン トトトト トトン トントン」
「絶好調だそうです」

1曲目は「九相図のスキャット」。チュッチュル〜のところでみんな手拍子。私知りませんでした。
針の山」。今日1番の盛り上がりだったように思います。
最後に和嶋氏、背を向けて歯でギターを演奏。
メンバー紹介、「ドラムの神様 マスヒロくん、貧乏神 いやギターの神様 和嶋さん」「パチンコの神様 いやベースの神様 鈴木さん」

アンコール2
鈴木氏 学生服姿で登場(3,3,7、だけに応援団?)。和嶋氏Tシャツに。
そして「地獄風景」。
もう非常にお疲れでしょうに、素晴らしいパワーです。圧倒されました。
「また来年も 福岡に来ます!」と和嶋氏。

最高のライブでした。
特に、狂気山脈、審判の日、菊人形の呪い、黒猫、大団円、に大興奮しました。
演奏も素晴らしい (話もおもしろい)。
人間椅子は日本で1番カッコイイバンドだと思います。
はやくライブ盤だして欲しいものです。 今一度ビデオも。

1曲めが分からず となりにいらした背の高い女性の方に
「すいません、遅れて来たんですが1曲めなんでした」と尋ねると、
「私も遅れたんです」とのこと。
ななめ前にいらした少々年配の どう見ましても人間椅子マニアの方(失礼)に尋ねると
「えーーっと、、」 しばらく考えられ
「忘れました」とのこと。
ビデオ CD販売ブースと Tシャツ販売ブースが左右に別れており、Tシャツのブースの方が「二十面相ですよ」と教えてくれました。
最終日のON AIR EASTは遅れないように行きます。

以上

【セットリスト】

SEQ. 曲名
怪人二十面相
幸福のねじ
りんごの泪
<MC>
刑務所はいっぱい
狂気山脈
芋虫
亜麻色のスカーフ
<MC>
菊人形の呪い
心の火事
10 黒猫
11 陰獣
<MC>
12 楽しい夏休み
13 審判の日
14 天国に結ぶ恋
15 あやかしの鼓
<MC>
16 大団円
<アンコール1>
17 九相図のスキャット
18 針の山
<アンコール2>
19 地獄風景
<備考>
 アルバム『怪人二十面相』収録曲

作成者注:
セットリストは、潤三氏のライヴレポートを参照させていただきました。


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