「総合目次」にもどる |  「演奏会報告の目次」にもどる |  最終修正:99-04-25(日)

1999年4月18日(日) 弘前 Mag-Net 【ツアー"二十世紀葬送曲"】
17:30開場 18:00開演

※ 菊池 直之氏によるレポートです。多謝! 読んだ人は、感想を送ってあげてくださいね。

【レポート】
 17時20分会場に到着。前回(頽廃芸術展ツアー)にも見られた人がいる。どうも有名なファンのようだ。35分ごろ入場が始まる。ここへ来るのは昨年9月のナザレス以来だ。昨年とほぼ同じ場所を確保(鈴木氏寄り)。人の入りは昨年より結構多いと思う。時間までいろんな曲がかかるが、分かったのは第四期パープルの「Gettin' tighter」ぐらいだった。おまけにイントロダクションの音楽は良くわからなかった…(他のライヴレポを読むと「ブレードランナー」らしい)

 定刻より5分ほど過ぎメンバー登場。1曲目は、ニューアルバム1曲目の「幽霊列車」。会場はおお盛り上がり。
 立て続けにファーストからの「賽の河原」。はじめてこの曲を聞けて私は非常に興奮してしまった。そしてMCへ。
 次の曲の「蟲」についてのMCで子供の頃の虫取りの話や、鈴木氏の小学生の時の自由研究の話なども飛び出す。マスヒロ氏は高校生のとき生物の必修でショウジョウバエをビーカーで飼っていたそうで、そのビーカーの中はこの曲のようだったそうです。そして「蟲」、「恋は三角木馬の上で」と演奏。

 そしてついに、マスヒロ氏のMCである。やはりMC慣れしてないせいか流れが若干止まる…。しかし、マスヒロ氏必殺のギャグのドリフネタ(マイクを首にぶら下げるやつ)が飛び出す、があまり受けない…。個人的にはすごく受けたのだが…。
マスヒロ氏が告げた次の曲は「不眠症ブルース」。マスヒロ氏歌いながらも叩く叩く。歌いながらあそこまでやるってのはすごい!
 次は「九相図のスキャット」。会場はみんなで手拍子。

 次のMCで「春の海」は最初「青森の笛吹き」というタイトルで、内容は人攫いの話だった、とのこと。鈴木氏は、一人で春の日本海海岸を歩くと北朝鮮に攫われるから歩かないほうが良い、といってました。「春の海」は中間部をとても長くして「踊る一寸法師」の中間部を髣髴させました。そして次はフラフラな曲「阿片窟の男」

 短い曲紹介のMCが入り、「黒い太陽」へ。うーんへヴィな曲だ(三番の歌詞ではヴォーカルにエフェクトかけていなかったと思った)。次は「暗い日曜日」。この曲で会場は縦ノリしまくり。床が抜けるんじゃないかと思った。そして、スラッシュの名曲「サバス・スラッシュ・サバス」。この曲では会場全員で“ブラックサバース”と叫んでいました。メドレーのような形でサバスの「IRON MAN」へと。鈴木氏はもちろんイントロで“アイ アム アイアン マァーン”と唸っておりました。

 MCでは、この会場では霊が良く見えるとのこと。何でも霊感のあるラッパーが和嶋氏のアンプの辺りに霊が見えたそうで(ここで鈴木氏が「今日はアンプのところには小林さんが居ますけどねぇ(笑)」)、しかも今日和嶋氏が来たところ、トニーアイオミのサイン入りのギターだけ水で濡れていたそうです。そんな霊は天国へ行ってくれ、ということで名曲「天国に結ぶ恋」。この曲も初めて生で聞いたがやはり良い曲だ。そして「青森ロック大臣」「地獄」「エキサイト」と、続き大盛り上がりのままいったん終了。

 アンコール一曲目は「戦慄する木霊」。そして、バッジーのカバー「針の山」へ。この曲で最前列の女性陣はヘドバンしまくり。ちょっと、いやかなり怖かった。

 これにて本日のライヴは終了。アンコールが1回だけだったので私は会場で少し粘ってみたのですが何も無かったので、Tシャツを買って家路につきました。
 時間的には2時間もかからず(といっても1時間55分)、意外と早く終わったなと時計を見て思いましたが、十分な内容のライヴでした。

【セットリスト】

SEQ. 曲名 備考
幽霊列車  
賽の河原  
<MC>  
 
恋は三角木馬の上で  
<MC>  
不眠症ブルース  
九相図のスキャット  
<MC>  
春の海  
阿片窟の男  
<MC>  
黒い太陽  
10 暗い日曜日  
11 サバス・スラッシュ・サバス  
12 Iron Man(BLACK SABBATH)  
<MC>  
13 天国に結ぶ恋  
14 青森ロック大臣  
15 地獄  
16 エキサイト  
<アンコール>
17 戦慄する木霊  
18 針の山  

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