20001123


明日は週に一度の「資源ごみ」の収集日.大抵週末ともなると夜はバタンキュー 朝はギリギリということで,ペットボトルと缶が溜りまくっていたのですが, 明日は排出できそう.

すると Syd さんのところに リサイクル の記述が.これは,インパクトくらいました. 原著を読もうかなと思います.

で,以下はイイ加減になんとなく思っていることを書きますです.

雑に言って今の製品は素材を化学レベルで「混ぜて」物理(ミクロ)レベル で「成形して」 物理(マクロ)レベルで 「組み立てて」出来あがっていると思うです.ペットボトルの例だと 石油からあーしてこーして(詳しくないんですみません) PET を作って成形した瓶に,別ルートで作った塗料,盖,ハチマキ を組みあわせてできていると思うです.本当はこれに呑み物を入れたのが 製品になります.

で,上記のプロセスを完全に逆向きに辿れるかというとかなり難しいです. 「製品」は人間的都合により安定していないといけないので 化学レベルでは本質的に逆が辿れない プロセスが多用されます. 物理(ミクロ)レベルは高温とか高圧とかエネルギー的なオーバーヘッド を許容する限りでは逆が辿れることもあります. 物理(マクロ)レベルでも,人間的都合により製品は そう簡単には壊れないように作られます. 製品の呑みものが私の都合で用済みになったとして,それと少しの水 を元手に私が作ることができるのは(手間をかけて真面目にやったとして), 盖,切れてしまった盖の根本, ハチマキ,多少呑みものとバクテリアが付着しているだろう瓶本体, 呑み物とバクテリアが混合された水くらいのものです. このうち瓶本体の部分が物理(ミクロ)レベルまで戻せばなんとか再利用 できる,ぐらいのところではないでしょうか.良く知りませんが, そのまま瓶として使い回すのは厳しいと思います.

で,ペットボトルよりも複雑な製品について考えると, 物を安く製造しようとすると,部品の点数を減らす方向にいきがちだと 思います.一方で人間的都合上「多様な目的に沿った高い機能」が求められるので 素材の質と成形の複雑さについては条件が厳しくなって物理(マクロ)のレベルで元 に戻しても他に使いまわせない製品が増える,と.

「壊れにくくて目的に沿って高機能」であることと 「人間的都合により目的のほうが変ってしまえば 容易に壊せて,他の製品に転用可能」ということの妥協を 計ろうとすると物理(マクロ)レベルで行ったり来たりできるように「落し戸」 を最初から仕組んでおかねばならないような気がします.「落し戸」 というのはコツを押えれば逆が辿れるぐらいの意味で,身近には「ねじ」 のようなものがあります.たとえば LEGO(TM)なんかも「落し戸」付きの 一様な部品だと思います.

かなりの製品の製造をたとえばマイクロなレゴで (強度その他の技術的課題を克服して)実現したとして, 「きれいに壊すにはこの手順をとらねばならない」 という計算論的な課題は残ると思います.実は作るのと同等以上の手間が かかる例がたくさんある,なんてことになると夢がしぼむ...


http://www.st.rim.or.jp/~donogo/2000/11/23.html